訳者あとがき:祖父の「知性」、父の「繊細さ」、母の「自覚なき誘惑者」を受け継いだ王
先日、カクヨムで連載終了したアレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』について。
「訳者あとがき」 を少し書き直したら、シャルル七世語りが大幅に増えました。
アレクサンドル・デュマの未邦訳戯曲『シャルル七世とその重臣たち』目次
はじめに(登場人物と、デュマ自身による序文とあらすじ)
訳者あとがき(解説とネタバレ感想とオペラ版のこと)
\訳者あとがき:解説とネタバレ感想とオペラ版のこと/
訳者あとがき(一部)
noteでは、一部を引用して紹介します。
原作者デュマとオペラ版ドニゼッティの意図がどうあれ、私は本作のシャルル七世の解釈が好きです。
暗君のようでもあり賢君のようでもある。何も考えてないようで、複雑な生い立ちと折れない信念を持っている若きフランス王! いいね!!
なお、拙作『7番目のシャルル』シリーズの主人公シャルル七世は、
祖父・賢明王シャルル五世の「知性」
父・狂王シャルル六世の「繊細さ」
母・淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエールの「自覚なき誘惑者」
これらをハイブリッドしたキャラクターを想定しています。
うまく書けてるかは知らんけど😂
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
ちなみに、このnoteのヘッダは、Picrew「咩咩造人机 / メメ式キャラメーカー♂」で作成したイラストを加工・トリミングしたものです。以前、アルファポリス掲載版『7番目のシャルル』の扉絵にしていました。
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
最後までお読みいただきありがとうございます。「価値がある」「応援したい」「育てたい」と感じた場合はサポート(チップ)をお願いします。