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印象操作×拡散×バッシング(続・正しさの罠)

前回の記事「正しさの罠」は、6月16日にふと思いついた独り言でした。
今にして思えば、翌17日のTwitterタイムラインを予見していたかのようです。

事情を知らない人が、拡散されている引用ツイートのみを見て、私本人や小説などに偏見を持たれるのはとても不本意です。

私自身の名誉のため、友人知人と読者さんへの注意喚起のため、そして、似たようなことで理不尽な思いをされている方のために、このnoteを書いています。

きっかけはフツーの一般論

2020年6月17日、関連ツイートとリプライをリンクします。
先に申し上げておきますが、円満に終わっている(?)のでご安心ください。



タイムラインで見かけて、私は反射的に「ひどい話だなぁ」と思いました。
同時に、感情論とは別に理性的な思考も浮かんだため、次のようにリプライしました。



率直な思いをリプライしました。
ちょうど通勤中で、勤務先に着く直前に下記の引用リプをいただきましたが、さっと読んだだけでスマホをしまいました。



ツイートが引用されて拡散、なぜかバッシング

昼休みにあらためてスマホを確認したら、私にしては通知がエグイことになっていました!

異論、反論、リツイート(RT)やいいね(♡)ならまだ理解できます。
中には、まったく知らない人から罵詈雑言・誹謗中傷に近いリプライもいくつかあり、「何か失言しただろうか」とつい動揺しましたが。

第三者からこのようなご指摘が。



私もようやく何が起きているのか理解しました。

ようするに、私のツイートを引用しながら、引用元には書いていない「奴隷制度や黒人少女への性的虐待を、昔は普通だったと擁護している」と付け加えて、印象操作・先入観を与えられていたのです。

失言や事実誤認など、私に非があったならまだしも(非があったからといって誹謗中傷はいけませんよ)、印象操作されたツイートがバズり、信じた人たちからフルボッコされている状況だったというわけです。


抗議のリプライ

さすがにこの状況を見過ごすことはできないので、抗議しました。



引用されたふたつのツイートは、ごく普通の一般論・正論だと思います。
再掲しますね。


現代人の価値観だとギョッとする話ですが、一昔前は15歳前後で成人とみなされ10代前半で結婚することもよくありました。奴隷身分は確かに弱者ですが、ジェファーソンを非人道的な人物として断罪するのは極論が過ぎると感じます。
価値観とは時代によって移り変わるものです。
現在よりも過去にダメな部分が多いと感じるのはある意味当たり前で(先人たちが良心を持って努力してきた証)健全な進化です。
私たちがすべきことは、過去を誠実に評価し、教訓を得て、今に生かすこと。過去を断罪したり破壊することではないと思います。


ですが、引用元のツイートを読む前に、こちらを先に読んだ方はどう感じるでしょうか。


奴隷制度という不平等な力関係の下で、なおかつ30歳のら年齢差の下に行われた性行為を、過去では普通だった、と擁護するのは、奴隷制度そのものを過去では普通の事だった、と擁護するのと同義です。


「奴隷制度と黒人少女への性行為を、過去では普通だったと擁護している」という色眼鏡で、私のツイートを見る可能性が高くなります。

中には、「引用元にそのようなことは書いてない」と指摘するリプライもありましたがあまり人目につかず、印象操作されたツイートがバズっている状態です。
元ツイは、2000RT、4000いいねを超えて今も絶賛拡散中。

Twitterアプリの通知は炎上し、的外れなバッシングがたくさん届いていました。
いわれなき誹謗中傷、断罪的な侮辱と罵声、脅迫に近い暴言など。


連続リプライと、同意とは…?

抗議後の連続リプライを最後まで一気にお送りします。


一連のツイートはここで終わりました。
円満解決したように見えますし、炎上騒ぎが少しは静かになることを期待したのですが。


怒っていること①

ツイートが引用されると通知が来るため、嫌でも気づいてしまいます。


ご自身の主張を普通にツイートすればいいのに。
なぜわざわざ引用して、引用元にない内容を書き加えて批判のようなツイートをするのでしょうね。これで二度目です。

「批判のようなツイート」と書いたのは、批判の体をなしていないから。

主張するのも引用するのも自由ですが、もとの内容を変えたら、引用する意味はなくなり、批判の根拠さえ失います。


奴隷制度や黒人少女への性的虐待を、昔は普通だったと擁護している
過去の事だから仕方ない


一言も言ってません。この人が勝手に書き加えているだけ。

他人の発言内容を曲解し、捏造した内容を、あたかも引用元が発言したかのように書き加え、印象を悪操作して流布し、偏見を助長している。

この人の言葉を借りるならば、絶対にやってはいけない。
社会正義を語るならなおのこと。

無自覚でやっているなら、この人の認知に問題があるのでしょう。
確信犯ならかなり悪質です。印象操作して人をおとしめ、批判して(相対的に)自分を持ち上げる。
人権や人道問題を声高に叫んでいるのに、その当人はまったくフェアじゃない。

歴史上の人物や出来事を批判・断罪する前に、ご自身の言動を省みることをおすすめします。


怒っていること②

批判ツイートの引用元を確認することもしないで、軽い気持ちで、あるいは正しいことだと思ってバッシングしている人たち。

(友人の受け売りですが)女性への性暴力や人種差別への怒りとか、なくしたいという気持ちから出ているにしても、この人たちがやってることは、セカンドレイプしたり罵倒して追い詰める人たちとまったく同じです。

字句通りに読まず、書かれていない内容を勝手に読み取って、真実だと思い込み、相手を決めつけ、歪んだ信念=偏見を疑うこともしない。

もとはと言えば、過去の偉人の話がきっかけでしたが。
今回のことで、現代まで続いている深刻な集団的社会病理を見た気がします。

この人たちには、ご自身の中にある偏見と差別意識を直視することをおすすめします。


このnoteの目的について

ネット上のいわゆるクソリプにいちいち反応しなくても、というご意見もあるでしょうが、デリケートなご時世です。
仮に、企業などの公式アカウントだった場合、実態とかけ離れた差別主義者・性的虐待の擁護者というレッテルを貼られたら、企業・ブランドイメージがどれほどダメージを受けることか。

もし上場企業だったら、株価が下がって投資家に逃げられ怒られ…
最悪、廃業の危機かもしれない。

Twitter歴が長いわりに、私はそれほど熱心に活用してませんが、ときどき小説関連のツイートもします。悪質な印象操作を広められるのはダメージを伴います。

先日、SNSの誹謗中傷がもとで、ある女子プロレスラーがみずから命を絶った痛ましい事件もありました。

今回の私の一件もまったく予想外の形で、発言を印象操作され、内容を捏造されて、今も拡散しています。だれでも起こり得る話です。

公式か、プライベートか、団体か、個人か、有名か、無名か。
一切、関係ないです。リスクマネジメント大事!

今回のように、人権・人道問題や社会構造をテーマにしている人たちが中心になっているならなおのこと、注意喚起と警鐘を鳴らすべきだと思いました。うやむやにしてはいけない。

誰でも加害者にも被害者にもなる可能性があるのだと、自戒と自省と自制を促す意味も込めて。

理不尽なストレス、溜飲を下げるためにできること

不愉快な話ばかりすみません。私だって小説と翻訳に集中したいのにー!
ですが、どこかでこの理不尽なストレスを発散しないと(無関係な誰かを叩くことはしませんが)、きっといつまでも怒りと傷心を引きずってしまう。どうかご了承ください。

このnoteの冒頭から再掲します。

事情を知らない人が拡散されている引用ツイートのみを見て、私本人や小説などに偏見を持たれるのはとても不本意です。
私自身の名誉のため、友人知人と読者さんへの注意喚起のため、そして、似たようなことで理不尽な思いをされている方のために、このnoteを書いています。


発言を歪められて、差別主義者・虐待擁護者だと思われて(ひどい名誉毀損だ)、知らない人たちから一方的に暴言を吐かれて…

でも、削除要求とかめんどくさいし、まともに話が通じない相手をこれ以上刺激したくない。きっと誰でもそう思う。

とはいえ、このような理不尽を放っておくのは百害あって一利なし。

私、ものすごくめんどくさがりなので、現状、Twitter社に削除要請するのも怠ってますが、事態がエスカレートするなら専門家に相談しますし、実害が出るなら訴訟なども辞さないつもり。

万が一に備えて、こうして一連のツイートを時系列でまとめ、関連リプライも保存しています。

私は聖人君子じゃないのでね、さっきいいことを思いつきました。不快なだけで全然おもしろくないけど、送られてきたクソリプ集をまとめてnoteで有料公開してみよっかな。暴言を吐いた人たちが何を書かれているか気になってお金払って見に来るかもしれない。

ふひひ、炎上ビジネスのチャンス到来!!

あっ、私は火をつけられた被害者であって、泣き寝入りしない方法を考えただけ。
悪質な引用ツイートが拡散されて、通知が来るたびに不快感を溜め込むより、暴言や中傷が収益につながるなら、少しは溜飲が下がっていいんじゃないかな。


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