見出し画像

暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世:最大の功績は、戦争に持ち込んだあるモノ

カクヨムにて『歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世』を新規投稿しました。

あらすじ:各時代の歴史書に書かれている「フランス王シャルル七世」の評価が乱高下しすぎで面白かったので、歴史家たちのポジショントークの移り変わりをまとめました。

noteでは紹介を兼ねて、本日の更新分から一部引用します。

 まずは、自由主義の経済学者ジャン=シャルル=レオナール・ド・シスモンディから取り上げよう。
 著書『ヒストワール・デ・フランセ(Histoire des Français)』で示したこまやかな観察力と洞察力、しばしば独立した判断力を見過ごすことはできない。しかし、シスモンディは、真の歴史家の特権である「高尚な見解」と「重厚さ」に欠けている。それはシャルル七世の描写を見れば明らかだ。

————————————
 父王が亡くなった時、シャルル七世は19歳9カ月だった。
 もし、精力的な人格と精神に恵まれていたら、彼は王太子の継承権を支持する勢力を率いることができただろう。

 しかし、シャルル六世と息苦しいイザボーの息子は、両親から怠惰で軟弱な性格を受け継ぎ、快楽(plaisir)を愛した。
 勇敢さを持ち合わせながら、戦争に興味を示さなかった。
 戦争は、心と体が疲れるので好きではなかった

19世紀半ば(1)経済学者シスモンディ「最大の功績は戦争に持ち込んだあるモノ」 - 歴史家たちのポジショントーク:暗君か名君か、矛盾だらけのシャルル七世(しんの(C.Clarté)) - カクヨム


ここ(↓)に注目。

  • 戦争は心と体が疲れるので好きではなかった

めちゃくちゃウケた!! やっぱりシャルル七世好きだなー
できるだけ何もしたくない、遊んで暮らしたい。わーかーるーーー!
でも、王国の問題を完全に無視している訳ではなく、大きな成果を出している。

こういうのを「やる気のない有能」とでもいうのでしょうかね。

今回のタイトル、「シャルル七世の最大の功績は、戦争に持ち込んだあるモノ」については本文をご参照ください。

\百年戦争? 正直だるい…/

続きはカクヨムにて。

★評価や♡イイネをいただけると作品の後押しになります。
よろしくお願いします!



自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。

最後までお読みいただきありがとうございます。「価値がある」「応援したい」「育てたい」と感じた場合はサポート(チップ)をお願いします。