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樹木医

樹木医というお仕事について調べて、考える、noteです。


天然記念物に指定されているような巨樹、名木、老木から、公園や植物園、街路、個人庭園などの樹木を診断、治療を行う。病んだ樹木の治療に数年かけることも少なくない。樹齢1000年ほどの老木を再生するために、処方箋をつくり、重機を使い、数年かけて移植するような大掛かりな作業の指揮をとる場合もある。今にも死にそうだった老木が見事に再生したときの感激は大きい。いたずらに延命させずに、樹木の最期を看取ることもある。樹木そのものの治療ばかりではなく、植樹のバランスや剪定の仕方、土壌の管理など、周囲の環境への配慮も必要、樹木医は日本緑化センターが商標登録している名前なので、樹木医と名のりたければ同センターの研修を受けて資格を取得する必要がある。ただし研修のための試験は、樹木に関する業務経験が通算して7年以上なくては受けることができない。有資格者は樹木医登録者名簿に登録されており、この名簿が仕事の発注に活用されている。以前は、樹木管理や造園業などの多くは男性が行っていたが、樹木医の資格ができてから女性の進出が増えている。しかし樹木医を専業で行うには、相当の知識と経験が必要である。

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https://docoic.com/30691

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http://npo-tokyo-jumokui.com/aboutus/index.html

出典:村上龍「13歳のハローワーク」

この困難な時に、この本に出会えるかどうかは、
その子の一生を決定するだろう。この本に出会えた子は幸運だ。

坂本龍一

子どもが職業に就くまでの間にどんな進路があり、それらがどんな役割を果たしているのか。根底にあるのは、「どの方向に進めば有利か」ではなく、「どうすればこの社会を一人で生きのびていけるか」という問いだ。

・どんな人が向いているか

樹木が好き
昆虫に抵抗がない
高所作業が平気
人が好き

樹木が好き
樹木を相手にする仕事なので、樹木が好きであることは当然の条件。

もちろん「樹木に興味がない」ということでも仕事はできる。
が、樹木が好きであってこそ、依頼主の気持ちを理解でき、樹木にとって負担の少ないよりよい処置ができる。

昆虫に抵抗がない
樹木の病気にはさまざまな原因がありますが、多くの場合昆虫や菌類が関係する。

1匹の虫が大樹を枯らすことはめったにないが、虫が大量に取り付けば大きなダメージに。

何万匹という虫が一カ所に固まっている現場も。
昆虫が苦手で見ることもできないという人は、満足に仕事はできない。

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https://jumokuiblog.com/2019/08/27/樹木の病気はどこから侵入してくるのか?【植物/

高所作業が平気
樹木医が治療(処置)をするのは低木ばかりとは限らず、高木も。

ときには数十メートルにもおよぶ樹木に対して処置をする場合もある。

この場合は、専用の道具を用いて木登りをしたり、クレーン車を使ったりと高所作業が必要になるため、高所作業に抵抗がないことも樹木医に必要な条件。

人が好き
樹木医の仕事は、人の思いを守ること。

診断から治療といった一連の作業の中でも、依頼主に対して治療計画や施工内容を説明することが重要な仕事。

誠意ある対応やていねいな説明、依頼主の思いをくみ取る努力が、依頼主からの信頼を得ることに繋がり、結果として病気の樹木を救うことにも繋がる。

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https://www.advertimes.com/20171106/article260666/

・知識・スキルって? 必要なスキル、伸びるスキル

樹木に関する知識と技術
忍耐力

樹木に関する知識と技術
樹木医資格審査を受けるためには、学歴は不問だが関連業界で7年間実務経験を積んでいることが応募条件として設定されている。

7年間勤務実績があるということは、それだけで立派なキャリア。

この期間で樹木に関する基本的な知識や技術は確実に習得し、資格取得後の仕事に備えておく必要がある。

樹木学/植物病理学/森林生態学

忍耐力
樹木医の業務は1日や2日で結果の出るものではない。

原因の究明や治療方法の検討には長い期間を要することもある。

また、実際治療が始まってからも効果がすぐに表れないこともある。

都市計画や緑地造成に携わった場合、すべての作業が終わるまでには数年単位の時間がかかる。

このような状況の中でも根気強く業務に従事できる忍耐力は樹木医にとって必要不可欠。

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https://biz-it-base.com/?p=8939

・やりがい・生きがい・辛いことって?

やりがい

植物が自分の力で元気になる

樹木の診断・治療を行う樹木医にとって、その樹木がどうして弱っているのか、原因を究明し、適切な治療を施した後、その効果が目に見えてわかったときこそが、大きな達成感を感じることのできる瞬間。

樹木は人間や動物のように痛みや症状を訴えることはないため、疾病原因の究明や治療方法の検討には長い期間を要することもあり、心身ともに疲弊してしまうことも。

だからこそ、結果が目に見えたときにそれまでの苦労が報われる。

辛いこと

樹木を処分しなくてはならない時も

やむなく該当の樹木を伐採したり処分したりしなくてはならないときは辛い。

樹木の疾病状態によっては、周囲の環境への影響を懸念して伐採するという決断が必要。

樹木医として樹木を助ける仕事をしていながら、このような決断を下さざるをえないときは、心が痛い。

しかし、樹木医は残された自然環境や周囲の樹木のことも考えて仕事をしなければならないので、感情的にならず冷静に見極める判断力も求められる。

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https://www.tripadvisor.jp/LocationPhotoDirectLink-g1120888-d1384209-i332806893-Shiretoko_Goko_Lake-Shari_cho_Shari_gun_Hokkaido.html

・ビジネスモデルって?

樹木医はどうやってお金を稼ぐ?

・企業に所属
・大学などの研究機関に所属し、樹木の生態等の研究に従事
・自治体に所属し、診断・治療に加え、緑地の造成など、新たに樹木を育成し、保護する

出典:給料バンク
https://kyuryobank.com/salaryranking

平均年収 382万円~501万円
 20代の給料:22万円
30代の給料:32万円
40代の給料:40万円
初任給:20~万円

樹木医はどんなビジネスモデル?

TODO:書く

・どうやったらなれる?

樹木医になるためには、樹木医または樹木医補の資格が必要。

必要条件
・実務経験7年以上
・樹木医補の認定を受けてから1年以上の実務経験がある

1.樹木に関する業務経験をつむ
造園会社などで業務をこなしながら知識と経験を積み重ねていくのが一般的
2.日本緑化センターの研修を受け、資格を取得する
樹木医研修を受講し、面接や資格審査を受け、合格すると資格取得

樹木医補は、
樹木医補養成機関として登録されている大学・学部で樹木学植物病理学森林生態学などの基礎的な知識を習得し、卒業することで認定試験への応募資格が得られる

樹木医について、調べて、書きました。
天職とはなんだろう?の答え、持ってますか?

最後まで読んでいただき感謝です(ぺこり)

#樹木医 #ビジネスモデル #稼ぐ #仕組み #お仕事図鑑 #shinmr

更新履歴

20201123 初版投稿


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