君の名は? コメツキガニ
君の名は?
コメツキガニ
子供達が捕まえるのに、ハマった。
ハサミを上下に動かして、不思議に踊っていたり(?)、他の個体と喧嘩したりと、可愛い奴。
http://shindenforest.blog.jp/archives/33839787.html
コメツキガニの生態
コメツキガニは十脚目(エビ目)スナガニ科に属する、体長1㎝前後の小さなカニの一種。
漢字では「米搗蟹」と書く。
コメツキガニのウェービングが、昔の米搗き(こめつき:精米作業のこと。臼と杵をつかって行われていた)の様子に似ていることに由来。
内湾や河口の砂浜を好み、砂に深さ10~20㎝ほどの巣穴をほって生息。
潮が引くと巣穴から出て砂浜を歩き回り、巣からそれほど離れない範囲で餌を探す。
近づくとすぐに巣穴に隠れるが、数分もすると外へ出てきて再び徘徊を始める。
https://taisa-photo.com/crab-6/
コメツキガニの行動
・ウェービング
食事の後、オスはそのはさみをゆっくりと持ち上げ、その後素早く振り下ろす。
春から夏にかけての時期にコメツキガニのオスに見られる特徴的な行動で、求愛行動であると考えられている。
コメツキガニの形態
体は丸みを帯びた四角形。
甲羅には黒や白の小さな斑点がたくさんあり、砂の色によく似た体色。
この体の色は生息環境の砂浜でカモフラージュの効果を果たす。
はさみの先や腹は赤っぽい色を帯びていることが多い。
http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea3-2-2-082.html
コメツキガニの分布
日本では北海道以南に分布。
個体数も多くあちこちの砂浜で見ることができる。
コメツキガニの食生活
コメツキガニは砂の中に含まれている有機物を餌として食べる。
フォークのような形をしたはさみで砂を掬い取り、口に入れ有機物を濃しとって食べる。
有機物をこしとった後の泥は口から排出。この際、丸い団子の形になる。
浜辺で、砂でできた数mmほどの小さな丸い団子をたくさん見つけたら、その周辺に巣がある。
近くに小さな穴があれば、それはコメツキガニの巣である可能性が高い。
http://scootist.blog98.fc2.com/blog-entry-3986.html
コメツキガニの飼育
カニを飼育する場合は、そのカニがもともと居た環境にできるだけ似せることがポイント。
コメツキガニは砂地に巣穴を掘って生活している。
餌となる有機物を含んだ砂をある程度深く敷き、薄く海水(もしくは人工海水)を張るような環境を作る。
・砂の厚さは10-20cm(巣穴の深さ)
・餌にできる有機物を含んだ砂を定期的に供給する
・海水も水質が悪くならないようにこまめに交換する
最後まで、読んでいただき、感謝です(ペコリ)
#SHINBOK
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