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IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

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IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、…
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#キリスト教

私がnoteで発信していること ~いまどきのキリスト者の静かな日常

 ときどきnoteで「自分のクリエイターページ」を開き、記事のラインナップを眺めます。猫、料理、詩、エッセイ、聖書、読書や他コンテンツの紹介と、いろいろなものが並んでいて、私のページはほんとうにつかみどころがないなあ(笑)と、思います。  でも、自分なりには、ひとつのテーマがあるのです。  それは、「いまどきのキリスト者の静かな日常」。  どうして「静かな」という形容詞がつくの? というと……昨今の流れにのって「ゆるい日常」としてもいいところですが、「ゆるい」という言葉の多

今日はペンテコステ

 今日はキリスト教の多くの教派で、2024年のペンテコステ(聖霊降臨祭)の日です。  昨年は、前日にこんな記事を書いていました(ペンテコステについて、詳しくはこちらをご覧ください)。  教派を超えて、喜びを分かち合えたらと思います。  ペンテコステおめでとうございます!  ともに地の塩、世の光となれますように。 ◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから devaagni2000さんの作品を使わせていただきました。 ありがとうございます。

ハッピー・イースター!2024

 今日は2024年の復活祭、イースターです。  イエス・キリストが十字架の死からよみがえったことを記念する日。  希望の復活、信じることの意味、心にともる奇跡の光…私にとってはそれらのありがたみを実感し、喜び、感謝する日です。  イースターおめでとうございます。  みなさまにとって、よい日になりますように。 ◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから snafu_2020さんの作品を使わせていただきました。 ありがとうございます。

聖土曜日2024

 今日は受難週最後の日であり、2024年のレントの最終日。  金曜日に十字架刑によって地上での死を迎え、お墓に葬られたイエス・キリストが、日曜に復活するまでの1日を思う日です。  イエスさまを失った弟子たちが悲しみに暮れていた間にも、目には見えないところで神の奇跡は進行していた。だから、やがてくる光を信じて、暗闇のなかでもけっしてあきらめることはないのだと、あらためて自分に確認し、静かに1日を過ごしています。  教会暦では日没から1日が始まりますから、今日の日没までが聖土

聖金曜日2024

 今日は受難週の聖金曜日。受難日とも呼ばれます。  イエス・キリストが鞭打たれ、いばらの冠をかぶせられて十字架にかかり、地上での死を迎えたことを思う日です。  磔刑を決める前に行われた裁判から、鞭打ち、そしてゴルゴタの丘への道のり、十字架上での死まで、聖書の記述は淡々としているけれど、そこから私が読み取ってしまうのは、人間の悪意の底知れなさです。さらに、その芽は自分のなかにもあるということ。  自分自身のネガティブなものに主導権を握られないよう、心のなかに小さな光をいつも灯

洗足の木曜日2024

 今日は受難週の聖木曜日。洗足の木曜日とも呼ばれる日です。  有名な最後の晩餐を思って過ごす日で、イエス・キリストは食事の前に弟子たちの足を自らの手で洗ってあげました。  聖書にあるキリストのご受難から復活へのストーリーでは、最後の晩餐は、木曜日の夕食です。  そこからひと晩のうちに、ゲッセマネの祈り→キリストの捕縛へと、場面が急展開していきます。  そう考えると心が重くなるというか、毎年、聖木曜日の夕刻は厳かな気持ちに。  弟子たちはそれぞれどんな気持ちでいたのだろう、

棕櫚の主日 ~受難週の始まり

 今日は2024年の棕櫚の主日(枝の主日)。  イエス・キリストが、地上での生涯の最後にエルサレムに入城したときのことを思って過ごす日です。復活の1週間前にあたります。  ここからご受難のストーリーを追っていく1週間、受難週が始まります。  今日の横浜は、雨。  天気予報では数日雨が続くようで、なんとなく気持ちが沈みそう。  イエスさまの十字架への道行きを思いつつ、静かに過ごしていくつもりです。 ◇見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから snafu_2020さんの作

『キリスト・コミッション』を読み終えて

 前にこちらの記事でもご紹介した、オグ・マンディーノ『キリスト・コミッション』を読み終わりました。  ストーリーは、主人公の作家がイエス・キリストの磔刑から6年後のエルサレムにタイム・スリップし、ペトロやヨハネ、ポンティオ・ピラトといった聖書の登場人物たちを訪ねて、生前のイエスの様子やご受難・復活のいきさつを聞いていくというもの。  当時のエルサレムの風景や人びとの暮らしが、まるで匂いを感じられるほどに詳しく描写されていて、福音書に出てくるさまざまな場面を立体的にイメージ

レントに読み始めてよかった!『キリスト・コミッション』

 いまはキリスト教ではレントの期間。イースター(復活祭)の前に、イエス・キリストのご受難を思って過ごす期間です。  たまたまなのですが、オグ・マンディーノ著『キリスト・コミッション いつでも奇跡はそこにある』を読み始めました。  主人公はミステリーのベストセラー作家。長年、イエスの復活の謎について本を書こうと調べを尽くしてきた彼は、ある出来事をきっかけに紀元36年のエルサレムにタイムスリップします。そこはキリストの磔刑から6年後の世界。  そこで彼は、アリマタヤのヨセフに

明日は2023年のペンテコステ

 ペンテコステはクリスマス、イースターと並ぶキリスト教の三大行事です。聖霊降臨祭などとも呼ばれます。  イースターと連動して毎年日付が変わる移動祝祭日で、2023年は明日5月28日がペンテコステの主日にあたります。  クリスマスやイースターに比べて日本では知られていませんし、私自身も教会に通うまで知りませんでした。  そもそもペンテコステは、私が所属している教派では教会が誕生したことを記念する日という認識でお祝いする部分が大きいので、クリスチャンにとっては大事な日でも、ノン

祈りのちから

 最近は、noteで拝見するみなさまの記事に励まされてばかりです。 「今朝の祈り」オフィシャルさんの昨日の記事も、沁みました。  ありがとうございます!  社会で生きているとさまざまな立場の人がいて、何が義で何が不義理なのか判断が難しい場合があります。たいていのケースには立場の異なる複数の人が絡んでいますから、完全な義もなければ完全な不義理もないという状況で、どこに着地点を見出すか、そこに向かって自分が何をするかが問われてしまうことに。  正解が明快ではないからこそ悩み

今日は2023年の復活祭 ~ハッピー・イースター!

 長かったレントの期間が終わり、今年もイースターがやってきました。十字架の死から、イエス・キリストが復活したことの喜びを分かち合う日です。  洗礼を受けた当初は、復活をどう受けとめたらいいのか自分の中でぼんやりしていたので、クリスマスにくらべるとイースターの喜びを味わえてはいませんでした。  それでもイエスさまが大好きでしたし、イエス・キリストの存在が現代まで語り継がれ、私が聖書に出会うことができたのは、やはり復活というインパクトがあったからこそだと思っていましたから、自分

今日は2023年の聖土曜日 ~昨日はレント7回目の金曜でプチ断食最終日でした

 昨日はレントに入って7回目の金曜日でした。イースター直前なので聖金曜日とか受難日などと呼ばれる日です。  レントの期間に続けてきた毎週金曜にお肉を避けるプチ・ファスティングもいよいよ最終日。だからといって特別なこともなく、これまでどおりお肉抜きの食事を実行しました。  朝ごはん。メインは目玉焼きでした。 お昼ごはんは、お餅。焼き餅をお好みの味でいただくシステムです。私は磯辺バージョンと、つぶあん+きなこバージョンにしました。  夜ごはん。焼き鮭と納豆、ちくわの野菜炒め

今日は2023年の聖金曜日。受難日などとも呼ばれます。イエス・キリストが捕縛されて裁判を受け、十字架にかけられて死を迎えたことを思う日。十字架から降ろされた後、日没前には墓に葬られました。木曜日の最後の晩餐からあっという間の出来事だなと思います。 写真は先日近所に咲いていた雪柳。