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IMAKIRIエッセイ ~いまどきのキリスト者の静かな日常

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IMAKIRI〈いまどきのキリスト者〉である私の暮らしをのんびり発信しています。日々の出来事や思うこと、猫との生活、料理やガーデニングなど。ときには聖書の話も。空はいつも美しく、… もっと読む
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2020年4月の記事一覧

昔もいまも、絵本が大好き ~子どものころ胸に刺さった、祈りのような思いが伝わってくる名作

 子どものころから、私は絵本が好きでした。  そこで、これまで2回の記事↓で、私の好きな絵本を紹介してきました。  今日は、子どものころに出合って胸に刺さった、戦争に関する絵本をピックアップしてみます。どれも、祈りのような思いが伝わってくる作品です。  まず、『猫は生きている』(理論社)。文は早乙女勝元、絵は田島征三、1973年の刊行です。調べると、いまも手に入るのですね、感激です。  タイトルに猫とあるとおり、たしかに猫が出てくるお話ですが、東京大空襲の残酷さと悲しさ

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ある日の庭*レモンの花が咲きました

「真帆」という言葉

 国語辞典で「真帆」という言葉を見つけたのは、小学校6年生のときでした。  5年生から担任だった女の先生が、国語をとても大切にする方で、クラスの全員に「毎日ひとつ、テーマはなんでもいいから作文を書いてきなさい」という宿題を出していました。  400字詰め原稿用紙1枚程度の短い作文です。日記みたいなものですね。  書くことがない、と言って困っている子もいましたが、私は、「テーマがなんでもいいなら、コップ1杯の水を目の前に置いて観察して書いてもいいんだし、なんとかなるさ」と考え

洗礼を受ける、ということ ~意外にすぐには受けられない、クリスチャンとしての誕生の式

 今年のイースターは、日本でも多くのキリスト教会が会堂をクローズし、礼拝をオンライン配信に切り替えて行っていました。いまも同様に、集会の自粛は続いています。  私自身はこのような社会状況で、キリスト教会がリアルで人を集めずに、オンラインで礼拝をする試みをしているのには、賛成しています。新型コロナウイルスの拡大防止に貢献するのは、キリスト教の信仰にかなっていると考えるからです。  ただ、今年のイースターに受洗を予定されていた人たちのことを考えると、もしかして洗礼式が延期になっ

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ある日の庭*それは、希望を与える計画

夫ががんばってくれる朝ごはん*半熟たまご

 わが家の朝ごはんは毎日、夫がつくってくれます。  基本はパン食で、ホームベーカリーで米粉のパンを焼いていることは、こちらの記事で書きました。↓  このパンのトーストに、夫はいつも、卵やハムなどのたんぱく質系の料理を一皿つけてくれます。  ふだんは目玉焼きやスクランブルエッグが多いです。  ちなみに、スクランブルエッグはこんな感じ。  上にのっているのは、庭で育てているイタリアンパセリ。それを摘んで飾るなど、最近は盛り付けにも凝ってくれます。  ある日、食卓についてみ

昔もいまも、絵本が大好き ~大人になってから読んで、感動した名作

 子どものころから、私は絵本が大好きです。 ↓こちらの記事では、うんと幼いころに出合い、いまも刊行されているロングセラーの名作について書きました。  今日は、大人になってから読んで、感動した名作をいくつかピックアップしてみようと思います。  まずは、C・V・オールズバーグの『西風号の遭難』(河出書房新社)。翻訳は村上春樹です。  空を飛ぶヨットと、自分を過信している少年の冒険の物語。ちょっと切ない余韻が残り、大人が読んでも味わい深い一冊です。刊行は1985年。  絵が

教会に「所属する」ってどういうこと? ~日本のキリスト教の「教会籍」について

 昨日の記事で、「私自身は改革派の教会に所属していて」と書いてから、もしかして、「教会に所属する」の意味が、「なんとなくはわかっても、具体的にはよく知らない」という方がいらっしゃるかもしれないな、と気づきました。 ↓ちなみに昨日の記事はこちら。  プロフィール欄にも私は最近、「所属教会は改革派」と書いています。いろいろな教派のクリスチャンの方たちが私のnoteを読んでくださっているようなので。クリスチャン同士では、相手の教派がわかることが、ひとつの安心材料になるからです。

「知っている」ことと「信じる」こと、そのふたつには距離がある  ~日本のなかのキリスト教

 日本でキリスト教について語り合おうとすると、「どちらがどれだけ、キリスト教について知っているか」という角度の話になりやすい。個人的には、そういう話にはあまり意味がないと思っている。  誰がどれだけキリスト教について知っていようと、それだけでは、目の前で困っている人を助けるための役には立たないと思うからだ。もちろん、自分の役にも立たないだろう。  知識は、使わないと意味がない。しかも、使いようだと思う。使い方次第で、良い知識にも悪い知識にもなる。  日本のノンクリスチャン

シェアをありがとうございます ~うれしいです!

 先週末から、過去に書いたひとつの記事へのアクセス数が急増し、1日に1,000単位で増えていくので、ちょっとびっくりしていました。  その記事にはいまでも日々三桁のアクセスがあるので、きっとどこかで誰かがシェアしてくださっているのかな、と喜んでいます。  夫が「エゴサーチっていうのをしてみたら、わかるかもよ?」と言うので、ためしに真帆沁で検索してみました。  GoogleやBingでは、自分が書いた記事が上位ヒットしてしまい、手がかりは見つかりませんでした。  次に、Twi

Zoomでのミーティングに備え、仕事机の背景をチェックしていたら、猫が割り込んできました。この子はふだんから私の机の上(PCと私の間)が好き。25年前に出版社から独立してフリーランスになって以降、基本的にはずっと私は在宅ワークです。遠隔会議は、移動時間が節約できるのがいいですね。

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ある日の庭*ツツジが満開です

がんばりすぎないお昼ごはん*赤いカレー

 わが家のカレーは3種類あります。赤いカレー、黄色いカレー、白いカレーです。昨夜は赤いカレーをつくりました。  カレーの翌日のお昼ごはんは、もちろん、夜の残りのカレーとごはんです。ごはんは玄米をシャスール(鋳物ホーロー鍋)で炊き、わかめを混ぜ込んだもの。  赤いカレーは見た目に辛そうですが、トマトをたっぷり入れるために赤くなっているだけなので、そんなに辛くありません。  みじん切りのにんにくと生姜、粗みじんのたまねぎ、小さめに切ったにんじん(夫が苦手なため)をオリーブ油で

ある日の猫*最も大いなるものは、愛