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コンゴ川のツバメ島探検記(笑)

今日はツバメ島の話をしましょう。

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この島は地図には乗っていません。正確には島ではなく、コンゴ川に現れた砂と堆積岩の中洲。初めて訪れた時にツバメがたくさんいたので、ツバメ島と名づけました。はい、勝手に、です。

行き方は、

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小舟を持っている漁師と交渉してボートに乗せてもらいます。今回は往復で400円くらい。バスが30円、タクシーが初乗り200円が相場なのでちょっと高い気もしましたが、時間を置いて後で迎えに来てもらうので、納得の値段です。

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ワクワクして船頭に座ります。この辺りは浅いので、安全なプチ冒険気分。水にスマホを落とさないようにという程度の注意力で、心に余裕もあります。なんせ2分くらいの短距離。あー、風が心地いいー。

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初めてツバメ島に上陸した時は大興奮しました。誰もいないこの場所でクルクル回って大声をあげる私・・・対岸から見たら、本当に変な中国人のおばさんだと思われたことでしょう・・・。(ここではアジア人は中国人と呼ばれます)

身体で表現したくなる程の興奮できる場所がこの地球上にあるとすれば、今の私には、それがここ、コンゴ川。大人だから冷静にとか、他人の目を気にして年相応に振る舞う必要もない場所です。私がnote にこうして記録を残しているのは、将来読み返した時に、こんなこともあったのか、あの時の自分はこんな風に感じてたのか…。落ち込んだ時に読み返して過去の自分から元気をもらう為です。だからなるべく正直な気持ちを書いておきましょう。

あー、コンゴ川、とっても楽しいぞ!笑

観光地だと、行く場所の情報を事前に得ますが、この国(コンゴ共和国)はガイドブックも無く、情報ゼロの行き辺りばったりの旅ができます。だから予想を超えるものに出会った時は、子供の頃のように新鮮な気持ちで興奮します。

あ、これアドレナリンがたくさん出ている状態でしょうね。

砂浜を進むと、

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岩が重なって見えますが、水流で大きな岩が削られ、首れて丸みを帯びた岩もあります。

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ツバメが運んで来たのか、風で飛ばされて来たのか、種から緑が生まれ育っています。南国なので草木はあっという間に成長しますね。

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重なりあった岩が芸術的でユニークです。

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絶妙なバランスで重なった岩、自然界の芸術作品ですね。

そして初めて上陸した日から1ヶ月後に訪れた時は、

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水量がさらに減り、浅瀬を歩いて島まで行けるようになりました。

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浜辺のようにサラサラの砂が堆積されています。

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岩場で釣りをする人々。竹竿を石の間に置いています。

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連なった岩の先に緑豊かな島があります。こちらはGoogleにも載っているサル🐒島(正式名)ですが、この辺りの人は悪魔島と呼びます。理由は島から戻って来れた人がいないから・・・。ふむ、なんとも怖い気もしますが、島の周り360度は波が荒く、まずボートで近づけた人がいないのです。つまり、「誰も行ったことがないから」→「戻って来た人もいない」という発想です。

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雄大なコンゴ川の水量が増す約半年後には、ツバメ島は水の中に沈みます。このダイナミックな岩も全て川底に沈みます。それまで、期間限定のツバメ島の探検を楽しみましょうか。

子供の頃の夢のひとつに「冒険家、探検隊」がありました。その夢を今叶えています。😝 Instagram コンゴ冒険





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