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【保存版】最速でInstagram1万フォロワー獲得を達成するための8つの方法と考え方

前回の記事では企業やブランドがInstagramでフォロワーを増やして得られる7つのメリットをご紹介いたしました。

フォロワーを増やして得られる7つのメリット
1.ストーリーズからスワイプアップ(外部URL誘導)できる
2.保存数が伸びやすくなり発見タブに表示される(正のループが起きる)
3.ビッグワードのハッシュタグでTOP表示されやすくなる
4.信頼性あるユーザーリサーチができる
5.UGCを発生させやすい
6.上位数%のスーパーファンが誕生する
7.他ブランドとのコラボの可能性が高まる

マーケティングファネルの全レイヤーに好影響を及ぼすことから売上アップはもちろん、マーケティング予算の効率化としても無視できないインパクトになりえるInstagram、それではどのようにしてスワイアップで外部誘導ができる1万フォロワーまで最速で達成させることができるのか?今回はその具体定期な方法をご紹介していきます。

もし潤沢な予算があれば、今回ご紹介する方法を使わずともフォロー獲得広告を出稿していくことで、簡単に1万フォロワー獲得できますが、そのような予算を持っていない企業やブランドがほとんどかと思います。今回ご紹介していく内容は広告を一切使わずにフォロワーを増やしていくための方法となりますので、どんなに予算がない企業やブランドでもすぐに真似していくことが可能です。

このnoteは7月にソーテック社から出版を予定しているInstagramビジネス本出版に先立つ、コンテンツのアウトプットとなります。書籍の中でも特に重要な部分を通してお伝えしていこうと思いますので、本を読む暇がない方もこちら目を通して頂けると嬉しいです。

話題のニュースレターサービスでもある、Substackからメールアドレスを登録しておけば、更新のタイミングでメールで届くため見逃しがありませんのでオススメです。

Instagramを運用していく前提として:どのようなコンセプトでアカウントを運用していくかが最も重要

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今回お伝えする内容は具体的なTips、戦術のようなものになりますが、あくまでも勘違いしないで欲しいのがフォロワーを増やす上で本質的なところは”誰に”にどんな”価値”を届けるのか、というアカウントのコンセプト部分が最も重要だということです。

成功するかどうかの半分以上はこの運用コンセプトやポジショニングで決まると言えます。つまり戦略の部分ですね、そこの熟考なしに小手先のノウハウだけ真似をしてもInstagramでフォロワーを増やすことはできません。

このnoteをご覧になっている方は企業のブランド担当者だと思いますので、その視点からヒントを申し上げると、フォロワーを増やすためには自社の宣伝をしないことです。つまり自社の機能やベネフィットではなく、ブランドの世界観、考え方、姿勢を好きになってもらう考え方がInstagramに限らずSNSでは大切です。

顧客のことは誰よりもわかっていると思いますので、その顧客が普段感じている課題、悩み、不安などを解決してあげるコミュニケーションを徹底すればフォロワーは増えます。

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ブランドやプロダクトが解決する顧客課題についてより抽象度高い視点でとらえ、自社以外の解決手段やよりよいライフスタイルの提案をしてあげるイメージです。

あくまでも宣伝は二の次でまずは最も顧客のためになる情報を届けてあげましょう。逆説的ですが、自社の宣伝をしなければしないほどフォロワーが増え、結果的に売上が上がる、そのような構造になっているのがInstagramの面白いところと言えます。

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Instagramに限らずこれからの時代、オンラインでのコミュニケーションはこの考え方が重要になるでしょう。損をとって得を取る。特に外部誘導がしにくい1万フォロワーまではそこを徹底してみてください。売上を狙っていくのは1万フォロワー超えストーリーズから誘導できるようになってからです。

それではフォロワー数の増やし方を見ていきましょう。

1.投稿の保存数を増やす

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今のInstagramのアルゴリズムでは主に投稿の保存数、滞在時間、シェアなどを評価し露出を増やします、まずは数字として確認できる保存数をInstagram攻略の最重要KPIとしておきましょう(保存数がいいね数を超えることをまずは目指すのがわかりやすい指標と言えます)。

保存数が多い投稿は発見タブに表示さやすくなります。フィードと違って、発見タブではフォロワー以外のユーザーにリーチされるため、そこから新規フォロワーの獲得が可能です。発見タブは強烈にパーソナライズされていますので、そこでのフォロワーは自社にマッチするユーザーと考えて良いでしょう。

今のところInstagram内ではこの発見タブが、フォロワーを増やすのに最も重要なチャネルになっており、そこでの露出を最大化させるには保存数を増やす、それが最も確実な仕組みになっています(2021年5月現在のアルゴリズムでは少なくともそうなっていますが、今後仕様が変わる可能性が大いにありえますのでご注意ください)。

それではどう保存数を増やすか?それはターゲットとなるユーザーがまたその投稿を見直したくなる、友だちに教えたくなるような有益で共感できるコンテンツを届けることです。

さらに言うと、その投稿を見たユーザーが、その後からすぐに具体的なアクションに落とし込めるような内容が保存数が増えやすいコンテンツです。ふわっとした抽象的な内容ではなく、行動に繋げていけるような具体性あるコンテンツを心掛けましょう。ニッチを狙っていくことが大切です。

保存数と言っても絶対数ではなく、リーチ数やいいね数に対する相対的な率で検証していくことが大切です。その詳細については次回の記事で紹介していきますので、気になる方はこちらからニュースレターに登録して更新をお待ち下さい。

2.プロフィール画面からのフォロー転換率を上げる

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保存数を増やすのに続いてこのフォロー転換率もとても重要です。つまり、あなたのアカウントのプロフィールに訪れた100人のうち、何人がフォローするかどうかという数字となります。

保存数が増え発見タブに表示されて、たくさんの人に投稿がリーチされてもフォロワーは増えません。これまでの自身の行動を振り返れば分かる通り、ほぼ全てのユーザーは投稿から一度プロフィール画面に遷移してそのアカウントをフォローするかどうか判断します。

そこでフォローの判断をしてもらうためには、プロフィール欄の文言が重要です。少なくとも以下のような情報は記載するようにしましょう。箇条書きで記載するとわかりやすくなるのでオススメです。

・どんなコンセプトのアカウントなのか
・誰がどんな目的でやっているアカウントなのか
・どんな情報をどのくらいの頻度で発信しているのか
・フォローすることでどんなメリットがあるのか
・どのような権威性、専門性を持っているのか

プロフィール文言と同じく重要なのが、写真の統一感です。第一印象、直感でフォローするに値するかどうか判断されますので、プロフィールに遷移してまず目に入ってくる直近9枚の写真の印象でフォローされるかどうか決まると言ってもいいでしょう。

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東京カフェならこれ、一人暮らしの節約術ならこれ、洋服のコーデならこれ、と今のInstagramユーザーは特定の情報を得るためにアカウントをフォローすることがほとんどです。つまり一貫性と統一感が重要であり、一瞬で何の情報を得られるアカウントか伝わらないと、フォローするかどうか判断する検討のテーブルにいく前に離脱されてしまいます。

デザインの統一感も重要ですが、それよりもこのアカウントをフォローすることで、「ちょうど自分が求めていた○○○の専門的な情報が得られる!」とターゲットユーザーに感じてもらう情報の一貫性が大事です。それをプロフィール文言で補足するイメージですね。

またアイコンも大事です。ID名ではなく、アイコン画像でアカウントを判断しています。自身のブランドをちゃんと認識付けるためにもロゴなど視認性の高いわかりやすいアイコンしておきましょう。

✔プロフィール欄でコンセプトと共にフォローするメリットを明示する
フォローすれば○○○情報が得られるとわかるように統一感をだす
アイコンは視認性が高くわかりやすいものに

3.改善サイクルを回していける投稿体制を作る

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魅力的なコンセプトや投稿を作れてもそれを継続的に運用、改善していける体制が整っていないと意味がありませんので、見方を変えるとこの3が最も重要な項目と言えます。体制さえ作ることがいくらでも改善していくことができますので、このオペレーション作りを早めに確立することが重要です。

せっかくエンゲージメントが増え、リーチが増えても数日投稿を怠れば、フォロワーとの間に高まっているエンゲージメントシグナルが衰え、投稿をしてもリーチが伸びなくなります。できれば毎日、少なくとも2日に1回は投稿する体制を作りましょう。

スプレッドシートやエクセルで投稿管理をするのもいいですが、カルーセル投稿や動画などを管理するのに向いていません。そこでオススメなのがInstagramクリエイタースタジオです。

PCからInstagramに予約投稿できるものですので、ここで運用担当者が下書きを行い、管理者が内容確認をして予約投稿を行うというフローが余計な工数がかからずにおすすめです。

あらゆる事業と同じで、Instagramで成果を出すためには日々のPDCAの改善が必須になってきます(具体的にはどのような投稿フォーマットが保存数を最大化できリーチ数を増やせるか、どのようなプロフィールがフォロー転換率を最大化できるか、など)。

数字の把握から、クリエイティブのテストなど、改善サイクルを回していけるよう、早めにオペレーションの最適化を行いましょう。Instagramでハマるクリエイティブは偶然の産物ですが、成果を出せるチーム体制は必然の産物です。一人でやる場合でも改善をしていける仕組みを作っていきましょう。

4.Instagramの新機能は徹底的に使い倒してみる

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Instagramでは日々様々な機能がリリースされていますが、その新機能をいち早く積極活用していくことはフォロワー獲得に重要です。

Instagram側の立場に立つとわかるかと思いますが、新しい機能をリリースしたら(データ収集のためにも)それを拡めたいというインセンティブが働きますので、それを活用するアカウントの露出が増えやすい傾向があります。

直近ではリールがまさにそれで、2020年8月にリリースされた後から約半年ほどボーナスモードとなっていて、リールを投稿すれば高い確率で数10万〜数100万ほどのリーチがいくという状況がしばらく続いていました。

今ではリールタブが中央に設置されるなど、InstagramがIGTVの二の舞にならないよう猛烈にプッシュしていることがわかりますよね。

同じく一等地(下タブ)にあるショップ機能もそうですが、このようにInstagramがリリースする新機能は、誰よりも早く積極活用することをオススメします。

特にこれから(2021年5月以降)、クリエイターエコノミーのトレンドを踏まえてInstagramの機能拡充のスピードは加速していくことが予測されます。

つい先日もマップ上から場所を画像で探せる機能もリリースされ、リアル店舗を持つアカウントは最適化も求められてくるようになるでしょう。 

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ついていくので大変かと思いますが、先行者優位をいち早く築けるよう打ち手を増やしていくことは大事です。

5.既存顧客からのUGC(口コミ投稿)を増やす

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Instagram上でフォロワー繋がる2大チャネルは発見タブかハッシュタグ検索となるのですが、もう一つ期待できる有効なチャネルとして、フォロワーでもある既存顧客のフィード/ストーリー投稿におけるアカウントのタグ付け(メンション)というチャネルもあります。

フォロワーが少ないうちは既存のお客さまにタグ付け投稿の依頼や、タグ付けキャンペーンを行うなどして、戦略的にタグ付け投稿(UGC)を増やす必要がありますが、UGCのリポストを繰り返していくことで、「タグ付けをすればリポストしてもらえる」という認識がフォロワーの中で生まれてこれば自然発生的にUGC投稿が増えてくるでしょう。

その詳細の一部をこちらの記事でも記載していますのでご参考にしてみてください。また弊社ではこのようにUGCを戦略的に増やすだけではなく、その後のコミュニティ作りからの売上げアップまでを一気通貫したマーケティング施策を強みとしています。ご興味のある方はお気軽にTwitterかメール( hello@trevary.com )にてご相談をください。

6.フォロワー獲得のためのキャンペーンを行う

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投稿の一つ一つを妥協なく、顧客のためを想ってコンテンツ作りを行うべきなのですが、フォロワーが100人でも10,000人でも同じ作業内容となると組織として運用する以上なかなか費用対効果として厳しい部分がありますよね。

フォロワー数が少ない状態で、クオリティの高い投稿をし続けるというのも、メンタル的にも厳しい部分があると思います。

そこでオススメなのが自社商品などの特典を用意したキャンペーンです。Instagramで最も難しいのが最初の1000フォロワーをどう獲得するか、なのですが、キャンペーンを行うことで最初のベースとなるフォロワー層を効率的に獲得することができます。

規約変更でInstagramのキャンペーンは禁止という噂も2020年末ごろにありましたが実際には実際には1.現金や金券をプレゼントする、2.参加者全員にプレゼントするという2つの方法が禁止なっており、自社商品や関連する特典を抽選でプレゼントするキャンペーンは問題なく開催できます(弊社でも3月に実施して広告配信も行いましたが問題ありませんでした)。

参加のハードルが低く、プレゼントは豪華であればあるほどキャンペーンとしての効果は高くなります。

例えば内容としては、「フォローして、ストーリーズでタグ付けシェアくれたら○○を10名さまにプレゼント」などがよくある形ですね。フォローだけでは拡散されないので、ストーリーズでのシェアも条件に入れることでそのフォロワーにも拡散する仕組みを作ることができます。

またキャンペーン中は広告の反応率も良くなりますので、効果を最大化させるために、広告配信はこのタイミング(初期のフォロワー獲得のためのキャンペーン時)に集中して行うことをオススメします。もっとも広告のレバレッジが効くタイミングだからです。

またキャンペーン中に限ってですが、フォローバック率が高まっている状態なので、自社アカウントに相性のいいハッシュタグ付きで投稿をしているユーザーへのフォローやいいねを行うのもよいでしょう。

手間もかかりあまりオススメできる施策ではありませんが、キャンペーン中に限り最初のフォロワー1,000人獲得までと割り切って行うことも検討してみてください。もちろん弊社ではこのようなキャンペーン設計から広告まで請け負うことも可能です。フォロワー獲得だけではなく、その後のUGC増加までを狙う施策もありますのでご興味ある方はご相談ください。

7.積極的にコミュニケーションをする

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エンゲージメントを上げていくために投稿でコメントを促す、コメントに返信するというのは言わずもがな重要ですが、より密な繋がりを作っていくためにはストーリーズやDMでも積極的なコミュニケーションをとりましょう。

フォロワー一人ひとりとの関係性、つまり親密度が増えれば、その分フィードやストーリーズで優先表示され反応数が上がり、結果的に発見タブにも表示されることで新規フォロワーが増えるというロジックです。

特にエンゲージメント強化で大切なのがDMです。DMでは必然的に1対1の密度の高い関係性となるので、DMでやりとりしたユーザーに関してはシグナルが上がりエンゲージメントが大幅に上がるアルゴリズムになっています(関係性のシグナルが強化され、他にも興味関心、時間などの要素もあります)。

ストーリーズから簡単にDMができる仕様になっていますので、質問やあるあるネタなどを投げかけ回答を募集することで、たくさんの反応を得られるよう工夫してみてください。一つ一つに返答するのは工数が取られますが、今ではPCからもDMの返信ができるようになっていますので、できる限り一人ひとりに寄り添った対応を心がけるのが大切です。

他にもストーリーズで使えるスタンプで、質問、クイズ、アンケートなどインタラクティブ性のあるものがたくさんありますので、それらも関係性を強化するのに有効です。

フィード投稿でフォロワーを集め、ストーリーズ投稿で親密度を上げてマネタイズに繋げていく、その考え方を念頭に積極的にストーリーズを使い倒していきましょう。

8.リサーチ、リサーチ、リサーチ

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最後はリサーチです。ベンチマークしているアカウント、伸びているアカウント、発見タブによく出る投稿の傾向など、日々トレンドや仕様も変わっていきますので、日々リサーチを怠らず人気アカウントの傾向を追っていきましょう。

守破離という言葉もありますが、アカウントを開設したばかりであればまずは伸びているアカウントを模倣して運用していくのが有効だと考えています(コンセプトはもちろんオリジナルに)。

世の中にあるもの100%オリジナルというのはありえないですし、あらゆるものは何かしらの影響を受けています。Instagram運用は言い換えると、「保存数が増える投稿の勝ちパターンフォーマットを見つける」作業でもあります。

人気のフォーマットをどんどん取り入れて実験していきながら、自分なりのオリジナルフォーマットを見つけていきましょう。ゼロから勝ちパターンのフォーマットを発明することは難しいので、リサーチを徹底していき引き出しを増やしていくことが大切なのです。

具体的には自社に近いジャンルと他ジャンル、それぞれで伸びているアカウントを50くらいリストして、写真、キャプション、文字入れフォント、頻度、ストーリーズ、リールなど任意の項目で特徴を洗い出していきながら、それぞれの共通事項を抽象化して、それを自社運用で具体化していくことをおすすめします。

全くそのまま真似をしても、コンセプトやターゲットの前提が違ってきますし、パクリアカウントになってしまうので、一度各アカウントの共通事項を抽象化し、自分たちのフィルターを通した後、オリジナルにアップデートしていくのが賢いやりかたです。

フォロワーを飽きさせないためにも、リサーチを怠らず、最新のトレンドを常に取り入れて改善をしていきましょう。

顧客の立場にたって、顧客のためになる、価値あるコンテンツを届けよう

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以上、細かなTipsを細々とお伝えしましたが本質はこの見出しにある通りです。それはInstagramに限らず、ビジネス全般にいえることで、それがそのままこのプラットフォームでも再現されていることと同義です。

保存数、文字入れデザイン、UGC、ストーリーズの活用などはあくまで、価値あるコンテンツを届けやすくする手段でしかありません。顧客は誰で、その人に対して、アカウントをフォローする前後でどれだけの変化量を生み出すことができるのか。それを意識して運用していくことが大切です。

運用体制を整え、インサイトから得られる定量的な数字を軸に、DMやコメントでフォロワーとの定性的な会話を積み上げていきながら、よりよい変化を生み出していけるコンテンツを届けていきましょう。

最初の記事でお伝えしたように、フィードで信頼を作りストーリーズで売上を作るのです。ストーリーズから外部誘導ができる1万フォロワーまでは、売上のことは意識しすぎずに徹底的にギブの姿勢で運用を行ってみてください。

次回は投稿の保存数を最大化させるための具体的な方法についてお伝えしていきます。話題のニュースレターサービスSubstackを使ってお届けしていきますので、こちらよりメールアドレスを登録して更新をお待ち頂けると嬉しいです。



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