「算数が得意・国語が苦手」という落とし穴
「作文は『理系だと苦手』『文系が得意』という大誤解 算数が得意な子は大概『作文もうまい』納得理由」という記事がありました。数学的な思考を鍛えるのは、論理的な思考を鍛えることにつながる。数学は「思考の仕方」や「文章の書き方」に多大な影響を与える、とのことです。
大学受験でも、国語の答案の文章を見ると、数学を勉強しているかが一目瞭然とありました。ビジネスの現場では、世界共通に、考えをわかりやすく論理的に説明する力が問われます。算数の力と国語の力は、論理的思考力でつながっているので、互いに影響し合うのです。
「算数が得意・国語が苦手」という小学生の場合、反射的に問題に当たってしまうため、注意深く情報を読み取る力が足りません。その結果、受験学年になって複雑な条件設定の文章題になると、算数でもつまずき始めます。地頭が良い子の落とし穴になるので、苦手な国語を決して放置しないでください。
中学生になっても、数学の文章題が苦手で、式を立てられない子供は多くいます。読解力がなければ、算数・数学の文章題を読み違えますし、論理的思考力がなければ、国語の記述問題で正しい文章が書けません。算数と国語の力をバランスよく伸ばすことが、合格への近道となるでしょう。
(「算数の文章題に国語力が必要か?」をご参照ください。)
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