親父との思い出は。。。 とにかく怖かった。親父が家にいるとピンと張りつめた空気が漂っていた。 家では笑うこともなく、会話もあまりなく、ひたすら仕事のことを考えていたようだ。 そんな親父だが、工事現場へはよく連れて行ってくれた。建築の現場ではカッコ良かった。そんな親父に憧れて建築を志そうと子供ながらに考えたのかもしれない。 ちょうど、阪神大震災の直後、某建設会社のプリンシパルアーキテクトだった父は、突如会社を辞めた。当時は一切理由を話さなかったが、のちに自分が担当した建物