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進化思考[増補改訂版]発売しました!

進化思考著者の太刀川英輔です。
進化思考の増補改訂版が僕の手元に届いて、第一版の時にはまだ感じなかった不思議な感動を味わっています。陳腐な言葉ですが、これまで色々作ってきた僕の人生の中で、血と汗と涙の結晶といえるものがあるなら、この本をおいて他にはないでしょう。

進化思考は、創造力の構造を解き明かし、誰しもが学べるものにするための本です。そして私たちの未来を持続可能にするイノベーターを増やすための思考法です。

気づけば僕はもう5年間もずっと、この同じ本を書き続けてきました。
そしてこの一年半は、この進化思考の増補改訂に向き合い続けてきました。

進化思考の第一版は、山本七平賞やユネスコでの発表、TV番組化やノーベル賞科学者との対談など過分な評価を得る一方で、SNS上の一部の方には批判を受けました。しかしいま改めて増補改訂版を手にしてみて、批判があったからこそ改訂ができたのは間違いありません。起こった出来事の全てにいま、有り難さを感じています。

この一年半にわたって、生物学監修をお願いした東北大学の河田雅圭先生らのお力をお借りしながら改めて学び直しました。徹底的に書き直していくなかで、今回の増補改訂版は生物学者から見ても違和感のない内容になったと思います。
それだけでなく、改めて自然科学を学び直す中で、いくつか創造性に応用できる観点を増やしていったら、いつの間にかさらに50ページも増えてしまいました。


ここでお恥ずかしい限りですが、僕はこの出版にあたって、まずは次の3つの仲間たちに感謝を伝えつつ、謝りたいとも思っています。

まずは進化思考の第一版を読んでくださった皆さんへ。
ごめんなさい、ただでさえ分厚い本を読んでくれたのに、まさに厚かましいのですが、さらに分厚くなった本書をまた読み直すお時間をいただけませんか。
徹底的に学び書き直した増補改訂版なので、きっと新しい発見があると思います。

そして進化の学校のアルムナイのみんなや、進化思考を真剣に学んだり誰かに教えてくれていた人たちには、たくさん心配をかけたと思います。
悔しかったのは、僕の力不足によって皆さんが進化思考を誰かにお勧めしづらい状況を作ってしまった時期があったかもしれないこと。
この増補改訂版はようやく、胸を張ってこの本を皆さんがその先の誰かに届けられる本になったと思います。
とくに毎週集まって進化思考を探求してくれている進化の学校アルムナイのみんなの存在には、ずっと気持ちを支えられてきました。ありがとう。

そして最後に出版社の海士の風の仲間たちへ。
この出版には(にも?)、大変な苦労や心配をかけました。
これだけ早いタイミングでの増補改定が実現したのは、みんなが真摯に向き合ってくれたからです。
べっくややまぴーとは、時には雪のふる東北大学に一緒に行ってたくさん河田先生と話したね。それとまあ普通に考えて、出版社にとっては 50ページ増えたのに同じ価格で、第一版よりも売れない可能性が高い増補改訂版を作るって、採算度外視だよね。わかってます。
こうしたプロセスや姿勢を思い出すほど、みんなの誠実さを感じます。このチームだからこの増補改訂版が実現できたと思っています。

こうして仲間に支えられながら出来上がった進化思考の増補改訂版。
その前書きはこちらでご覧いただけます。
『進化思考[増補改訂版]』─はじめに 公開
ぜひ皆さんの年末年始のお供に。
これから読者になってくれる皆さんの創造の旅にとって、この本が先を照らすものでありますように。

Amazonリンク:進化思考[増補改訂版]―生き残るコンセプトをつくる「変異と選択」

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