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アートマン

駅前広場に突っ立って 魂救うと説く老婆
信教 毛頭縁はなく 立ち去り帰ってきたものの
何かを信じるその神秘 惹かれ憧れる信仰心
古代インドの悟りを学び 梵我一如に目覚めても
暮れゆく空を眺めつつ 腹をすかせて町中華
いくら胃袋満たされど 脳は変わらず海綿体
海綿体に血が集い お次の欲も満たされて
そのまま瞼が世界を覆い 眠りに落ちるその刹那
梵我一如を垣間見る

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