徒然に道連れ(エッセイ?)

20240128

儲かっている企業たちはこんな考え方をしていそうだ。
① いかに消費者に時間を使わせるか
② いかに社員を雇わず人に働いてもらうか

① いかに消費者に時間を使わせるか
現代人は本当に忙しい。
9時-17時で働いている人は少数派だと感じるし、日本の大体の人は家に帰り着くのが19:00かそれ以降ではないかと考えている。
https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/20180801release.pdf (子供ありの父親が調査対象)
23:00に就寝し、食事や風呂など寝る準備に2時間かかると考えると、自分に残された平日の自由時間はわずか2時間以下ということになる。
さらに土日にそれぞれ10時間が自由だと仮定すると、1週間の可処分時間は30時間以下になる。
ここで毎日1時間YouTubeを見ている人の場合を考える。
すると1週間の可処分時間のうち約1/4をYouTubeに使っていることになる。
この希少な時間を、いかに自社の財・サービスに費やしてもらえるか、これが企業にとっては非常に重要だ。言うまでもなく時間を費やす行為に人々は金も使ってくれる期待ができるからだ。
いくら芸術が好きな人でも、時間が残っていなければ美術館のチケットを買ってもしょうがないので買わない。
そこでチケットに消えなかったお金が、中毒的にハマってしまったソシャゲのガチャに消えるのだ。

続きは明日。

20240130

1日空いた。

② いかに固定社員を雇わず人に働いてもらうか
例はいくつか挙げられる。
Uber、YouTuber、コンビニのオーナー、デパート、ゼネコン・ソフト開発の元請け→下請け→孫請け、Unreal Engine for Fortnite、フリーランス、派遣

中でもYouTuberは画期的だ。
完全成果報酬性、福利厚生の必要なし、採用活動の必要なし、勝手に淘汰されて優秀な人のみ残る。
大量の脳みそによるブレインストーミングで常に新鮮で厳選されたコンテンツを創り続け、大多数の消費者をaddictedにする。
“Google広告”の広告では 「Google広告はあなたのサービスに興味のあるユーザーに広告を発信できます」と謳っているがあれは大量のクリエイターがいるおかげで全世界の視聴者の好みを網羅するコンテンツが作れていることが基盤にある。
普通の企業は無理だ、ディズニーはディズニーしか作れない。
でもYouTuberという無数のマンパワーによって行われる無数のトライ&エラーがあれば、成功するコンテンツが必然的に生まれる。
しかもだ。
YouTubeは成功したクリエーターには儲けの分け前を与えるが、なんと失敗したクリエイターには何も払わなくて良いのだ。
当然利益率は爆上がりだ。
プラットホームってなんて素晴らしい仕組みなんだろう。

こんな感じのことを眠れない夜に考えている。
余計に眠れなくなるけれど、そんなに悪い気分じゃないよ。
君らも一緒にやろうよ。

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