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行列店から学べること

こんにちは、Shinka labのNaoです。

行列店から学べること。

わたしは、よく行列のできる店舗を見つけると観察します。
お客さんが並んでいるのには必ずワケがあります。
今日は、いつも私が見ているポイントと、昨日来店したお店の話をしようと思います。

いつも見るポイントは、
①どんなお客様が並んでいるのか?
②お客様はどんな商品を買われているのか?
③お客様一人当たりの客単価は?
④集客が成功している、その理由は?

ーVMD(商品陳列、POP、店舗外装、内装など)
ー接客(声出し、声掛け、アプローチなど)
などです。

昨日見た行列店は、神奈川のとある駅チカにある「たい焼き屋さん」。

①どんなお客様が並んでいるのか?
10代後半から30代前半の男性、女性が常に4、5名ほど並んでいます。
隣にはシュークリームを販売するお店がありますが、そちらには1人もお客様はいらっしゃいません。

②お客様はどんな商品を買われているのか?
ほとんどの方が、2個以上のたい焼きを買われています。
限定商品もありましたが、あんこ、クリームなど定番も人気なようです。

③お客様一人当たりの客単価は?
たい焼きは1個180~240円。私の来店時では、1~6個で買われるお客様が多く、客単価は600円程度。

④集客が成功している、その理由は?
ポイント1:しずる感 ”とにかく美味しそう!”な演出
レジの並びはじめの位置に、ガラス張りの実演コーナーがあり、若い女性が手際良くたい焼きを焼いています。”薄皮たい焼き”の名どおり、生地は型に刷毛で塗っており、とても薄いのが分かります。そして餡は、サンドできるのか心配になるほど、型いっぱいにいれています。まさに、”とにかく美味しそう!”。

ポイント2:ディスプレイ 陳列とメニュー表で購買意欲を掻き立てる
実演中のガラス手前側には、出来上がったたい焼きが、ずらっと並んでいます。ボリューム陳列という手法ですね。
そしてガラスには、大きな商品画像と価格の明確なメニュー表が張り付けてあります。1個買う予定だったお客様も、並んでいる間に、あれもこれもと検討していまいそうです。

ポイント3:接客 並んでいるお客様のケアを忘れない
スタッフは、製造担当1名、レジ担当1名。レジ担当の方は、レジを打ちながらも、並んでいるお客様の方へ顔を向け、「お並びいただきありがとうございます、○○たい焼きがおすすめでございます。」のお声がけをしています。

ポイント4:接客 レジでの迅速かつ丁寧な対応
レジ台には、先ほどと同じメニュー表。駅チカなので声が通りにくいですが、お客様は、メニューに指を指しながらスムーズに注文できています。お客様が食べ歩き用に1点注文すると、「ただいま、焼き立てと粗熱のとれたものがございますが、どちらがよろしいですか」と確認があり、とても親切な印象を受けます。”粗熱がとれたもの”という表現も、とても参考になります。

と、こんな感じでいつも観察をしています。
観察しても謎が解けなかった所(なぜ若い方が多く並んでいたのかなど)は、ホームページを見たり、ググったりします。
「たい焼き 人気」「○○駅 話題 お菓子」「(店名) ニュース」など。。検索ワードはいつも思いつきです。

1店舗行列店を見るだけで、たくさんのヒントを得られますね。
これでだいたい10~15分くらい観察していますが、時間がない時や、店舗の課題が明確な時はディスプレイだけ、接客だけ見るというのも良いと思います。

また良い事例があれば、紹介します♪
今日もお読みいただきありがとうございます。
明日も頑張りましょう(#^.^#)

Nao


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