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「ひとりじめ」したい言葉のこと。

こんにちは。桜小路いをりです。

noteをやり始めてから、何かが起こるたびに「これ、記事にできそう」「こんなこと書こうかな」と考えるようになりました。

先日、ありがたいことに、とてもとても嬉しい言葉をいただく機会がありました。

そして、「この気持ちを書き留めておこう」と思い、キーボードを打ち始めて。

でも、8割方完成というときに、ふと、こんなことを思ってしまいました。

「これを投稿したら、それは、『私がいただいた、私だけの言葉』じゃなくなっちゃうな……」と。

それは、もちろん、色んな方にその言葉が届くということでもあります。 

そして、この言葉を必要としている方もいらっしゃるのだろうな、ということにも想いは巡りました。

でも、わがままな私は、思ってしまいました。

この言葉は、ずっと私の手元に置いておきたい。

「みんなのもの」になるのではなくて、私だけのものにしておきたい。

大切に箱に仕舞って、時折そっと取り出して、眺めて、また仕舞って。
そんなふうに、自分の中だけで、大切にしておきたい。

その言葉について書いた記事は、まだ下書きに眠っています。

もしいつか、「もういいかな」と思ったら投稿するかもしれないし、ずっとずっと下書きに置いたままかもしれません。

「ひとりじめ」という言葉だけ聞くと、わがままで自分勝手なようにも感じると思います。

でも、どんな情報も、どんな言葉も、一瞬にしてネット上で広まってしまう世の中だから。

「たったひとりのため」に紡がれる言葉は、この世界に無数にある言葉の中の、ほんのひと握りで。

だから、その中のひとつくらい、私の中だけで大切に温めておきたい。

そんな小さな「わがまま」くらい、自分に許してあげたい。

そんなふうに思ったことを、このnoteに残しておきます。

noteをやり始めてから、いつもどこかで記事のネタを考えている自分がいるので、ネットの世界での「私」と、現実世界での「私」は、しっかりと分けていきたいです。

この記事を読んでくださっている皆さんにも、「ひとりじめ」したい言葉はあるのでしょうか?

もしあるのなら、その言葉を、精一杯大切にしてあげてください。


今回の見出し画像は、押し花の写真です。Canvaのものを使わせていただきました。「ひとりじめしたい言葉」は、私の中で、押し花のようにいつまでも大切にとっておきたいものだったので、この写真を選びました。押し花って、栞にしたりポストカードにしたりして、ふとしたときに目に留めて、作ったときのことを思い出せるもののような気がします。その温かさが、とても素敵だなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。