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SixTONESの「切ない楽曲」について語りたい。
こんにちは。桜小路いをりです。
先日、SixTONESの7thシングル「わたし」のMVが公開されました。
「えっ、こんな切ない曲も歌うの?」と驚かれた方も多いのではないかなと推測しています。
そうなんです! 実はあの大男たち、切ない曲も大得意なんです!
というわけで、今回は、「切なさにひたすら浸る」SixTONESの楽曲をご紹介していきます。歌詞の考察もさらりとしていきますので、最後までお読みいただけると、とても嬉しいです。
1、Gum Tape
PLAYLISTでも披露された、6thシングル「共鳴」の通常盤収録曲です。
ひと組のカップルが、同棲を始めてから別れてしまうまでを描いた1曲。
些細な喧嘩からすれ違い、埋まらない溝ができてしまう2人の関係性に、胸が締めつけられます。
最後の「Cardboard Love」は「段ボールの愛」という意味です。その前に、「君は……誰かと荷物を待ってる」というフレーズがあります。
このことから、主人公は、別れてしまった恋人から、「あなたと暮らしていた家に置き忘れてしまったものを送って欲しい」と言われたのではないか、と思います。
それを段ボールに詰めて元恋人に送ってしまったせいで、その部屋には「温もり」しか残っていない。
「割れ物注意」という言葉は、自分の元恋人が新しく好きになった相手、または付き合い始めた人に対しての言葉ではないか、と推測しました。
「割れ物注意」、すなわち、「大切に、傷つけないようにしてあげてほしい」。そんな優しさが見え隠れする歌詞だと思います。
PLAY LISTのパフォーマンスはこちらから
→SixTONES – Gum Tape [PLAYLIST -SixTONES YouTube Limited Performance- Day.5] - YouTube
2、Call me
4thシングル「僕が僕じゃないみたいだ」の通常盤収録曲。
なんとしても電話してほしいSixTONES第2弾(第1弾は「Telephone」です)。
この曲の主人公は、既に恋人がいる女性に想いを寄せています。彼女が傷つき、泣いていることを知って、「あいつじゃなくて俺にすればいいのに」とアプローチする歌詞です。
「君の涙をぬぐうために僕は君の隣にいるから」「君の笑顔が見たい」と真っ直ぐに告げる歌詞は、全編英詞でなかったら終始ニヤニヤが止まらない。(和訳した時点で息が止まるかと思いました……)
こんなの言われたら、私だったらに絶対ころっといっちゃいます。でも、私、SixTONES箱推しなので1人に選べないです……。
カップリングにしておくにはもったいないくらい、素敵な曲です。個人的には、こんな感じのちょっとくすんだピンク色のイメージです。
![](https://assets.st-note.com/img/1653836472423-IMUPjSYXWE.png?width=800)
3、Curtain Call
切ない曲を歌うSixTONESの声って、どこまでも柔らかくて甘くて優しいんです……。
特にこの曲では、北斗さんの深みと物憂げな雰囲気が入り交じる声が、楽曲の良さを引き立てている気がします。切ない歌詞が誰よりも似合う男。
「君に伝えなきゃ 今までありがとう」という歌詞が、特に印象的です。
もしかしたら、この曲の中で別れてしまった2人は、互いを嫌いになって別れたわけではないのかもしれないな、と思っています。
それぞれの夢や理想を追っていく中で、いつしか恋愛のときめきが減って、すれ違ってしまった。
「別れ」という選択は、それぞれの夢のために必要な選択で、だからこそ寂しいけれど「ありがとう」なのではないでしょうか。
ここで、大好きな本を布教させてください! 原田マハさんの『ギフト』という短編集に収録されている、『15分後の春』というお話。読んだ時に、この曲の雰囲気に合ってるな、と思ったので、「Curtain Call」が好きな方はぜひ読んでみてください。
4、Make Up
5thシングル「マスカラ」の初回盤A収録曲。「フィギュア」の陰に隠れていますが、個人的にSixTONESの曲の中でも上位に食い込んでくるぐらいドラマチックな曲だと思います。
別れてしまった恋人に向けた、「もう一度やり直せないかな」という想いを歌った1曲。
それが実現不可能な願いであることは誰よりも分かっているはずなのに、「でも」と想いを巡らせずにはいられない。
そんな、後悔と未練がひしひしと伝わってきます。
この曲は、初めて聴いた時にとても衝撃を受けました。
ディズニーの映画のエンディング曲や挿入歌として流れてきそうな、どこか神秘的でファンタジーな雰囲気のある、ドラマチックな曲調。
SixTONESを知らない方が聴いたら、ジャニーズの曲だとは思わないのではないでしょうか。
すごく洋楽っぽい、おしゃれな1曲です。
そして、「マスカラ」のB面(カップリング)に「Make Up」という曲を持ってくるところが、粋な感じがします。こういうさりげない「繋げ方」大好きです。
5、僕が僕じゃないみたいだ(Dramatic Rearrange)
4thシングル「僕が僕じゃないみたいだ」のリアレンジバージョンです。
オリジナルの「僕僕」では、切なさと爽やかさが共存するロックな曲調でしたが、それらをいい意味で抑えた、しっとりとしたアレンジになっています。
ピアノとチェロの音色が、繊細かつ鮮やかに「柔らかな切なさ」を演出しているように思いました。
個人的に、オリジナルの「僕僕」は、嘘を吐くことでしか好きな人の隣にいられない自分を不甲斐なく思い、その気持ちを「素の自分」に戻った時に溢れさせている、という印象でした。
対して、リアレンジバージョンでは、その一途さはそのままに、「嘘を吐いてしまう自分の弱さを受け入れる強さ」を得たような印象を受けました。
少し成長した主人公が吐く嘘は、以前のように自分を取り繕う嘘ではなく、誰かの心をそっと支えるような、優しい嘘に変わっているのではないでしょうか。
ひとつひとつの言葉を丁寧に歌い上げるSixTONES、めちゃくちゃカッコいいです……。
PLAY LISTのパフォーマンスはこちらから
→SixTONES – 僕が僕じゃないみたいだ(Dramatic Rearrange) [PLAYLIST - SixTONES YouTube Limited Performance - Day.3] - YouTube
まとめ
以上、SixTONESの切ない楽曲を5曲ご紹介しました。
歌詞考察や私の妄想がちょこちょこと入っていたと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。
7thシングル「わたし」の発売までついに1週間を切り、ワクワクが止まらないです……!
「わたし」についてもnoteに書きたいと思っていますので、楽しみにお待ちいただけると嬉しいです。
今回お借りした見出し画像は、花瓶の写真です。光を大胆に切り取った構図が印象的で、選ばせていただきました。「切ない」というテーマからどのように画像を選ぶか、今回はかなり迷いました。私にとって、「切ない」は透明感や、美しすぎるというイメージが強かったので、ぴったりの見出し画像を使わせていただけて、とても嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。