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金平糖と、「好き」を重ねること。

こんにちは。桜小路いをりです。

先日、母が遠出のお土産に金平糖を買ってきてくれました。

猫ちゃんの形のカラフルなラムネと、金平糖が透明なパッケージに入っていて、とっても可愛い。

ちょうど最近、風邪をこじらせてしまって喉が痛かったので、大切に食べています。
優しい甘さが心と身体に沁みます。(風邪はもう全快しているので、ご安心ください。)

私は、金平糖が好きです。

星みたいな形。
パステルカラーのカラフルな色彩。
可愛いパッケージ。
優しい甘さ。

飴玉より特別感があって、ぱっと気持ちが華やぐ、あの感じがすごく好き。

金平糖といえば、バレエ「くるみ割り人形」の中の「金平糖の精の踊り」でしょうか。

小学生の頃にバレエ鑑賞教室があって、学校の体育館でバレリーナの方の演技を見たことを覚えています。

踊りも素敵だったけれど、特に衣装が印象に残っています。

真っ白なスカートにパステルカラーの六角形の模様があしらわれていて、それが光に透かした金平糖みたいで素敵でした。

ほんのり切ない雰囲気を纏った上品さ、ふわふわとした可愛らしさ、儚い優美さ。

他に見た演目はほとんど覚えていないのに、「金平糖の精の踊り」だけは、妙に鮮明に覚えています。
(今書いていて、「瀕死の白鳥」も思い出しました。小さい頃から、胸がきゅっとなる曲調が好きみたいです。)

そういえば、以前、monogatary.comにこんな小説を投稿したこともありました。

(今読み返すと、かなり拙い……。この約2年で成長したということにしておきます。)

金平糖って、なんでこんなに惹かれるんだろう。

日常的に食べるものではないし、かと言って、ご当地のものでもないし、練り切りみたいに季節ごとに形を変えるわけでもないのに。

そう思って考えてみたら、どうやら私は、透明な容れ物に入ったカラフルなものに、とても惹かれるみたいです。

きっと、小さい頃からビーズ集めが好きだったからだと思います。

ひとつひとつは小さくて、何でもないもの。

でも、そのひとつひとつを透明な瓶や器に入れていくと、それらが宝物みたいに大切なものに見えて。
ひときわキラキラして見える気がして。

ましてや、それが可愛らしい色彩と形をしていて、さらに甘くて美味しい金平糖だったら。
たまらなく好きになってしまうのも当然、と思ってしまいます。

たぶん、小さい頃から根っこの根っこは変わっていないんだろうな。

そう思うと、なんだか少しだけ、ほっとします。

新しく好きになったものがどんどん増えても、それは、「上書き」ではなくて、きちんと「重ねている」んだなと。

これからも、十二単みたいに、「好き」をひとつひとつ重ねていって、素敵な色彩を作り上げていきたいです。

今回お借りした見出し画像は、カラフルな金平糖のイラストです。キラキラした華やかさが目を惹いて、即決でした。取り留めのない記事になってしまったのですが、たまにはこんな雰囲気もいいかな、なんて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。