SixTONES「PARTY PEOPLE」の引力と魅力と。
こんにちは。桜小路いをりです。
今回は、SixTONESの「PARTY PEOPLE」について感想を書いていきます。
いつもなら考察も併せて書いていくところなのですが、「これは私の感想をつらつら書いたほうが魅力が伝わるな」と思ったので、気ままに、半分は備忘録として綴っていこうと思います。
「難しいことはいいから、とにかく楽しんじゃおう!」というSixTONESのスタンスに沿った記事になるようにしていくつもりです。
ぜひ「PARTY PEOPLE」をBGMにしながら、最後までお付き合いください。
まずは、概要欄にあるこの言葉から少しだけ。
このフレーズを最初に読んだとき、真っ先に思い浮かんだのは、アルバム「1ST」のキャッチコピー「待ってろ、世界。」でした。
「PARTY PEOPLE」は間違いなく、「世界」に向けて更なる一歩を踏み出す1曲ではないでしょうか。
それも、「世界に向けて」だからと肩肘を張るのではなく、自分たちが心の底から楽しんでいる姿を発信していくという潔さ。
「音楽の力」を信じているからこそ、その引力と魅力を自分たちが理解しているからこそできることだと思います。
また、SixTONESは、客席を全部巻き込んで盛り上げるライブが魅力だな、と個人的に思っています。お客さんの歓声も重なって初めて楽曲の完成、というような。
6thシングルの「共鳴」ではないけれど、SixTONESの歌声が空気を揺らして、それがどんどんたくさんの人に伝わっていく。「PARTY PEOPLE」のMVは、そんなことも表しているように思いました。
この曲の、まずいちばん始めに語っておきたい魅力は、なんといっても「チャラSixTONES」ではないでしょうか。
(序盤からぐいぐい口説きにくる……。ごめんなさい、箱推しなのでひとりに絞れません……。)
でも、全部が全部「チャラい」わけではないのも魅力だと思っています。
たとえば、少し日が傾いてきたような雰囲気になっている「二人、裸足のまま」からの部分。
少し憂いを帯びた表情が切り取られていたりと、アンニュイなカットが挟み込まれています。
ここが、ただの「にぎやかで楽しくて華やかなMV」ではない部分ではないでしょうか。
喩えるなら、いつもみんなの輪の中心にいて、ムービーメーカーとして楽しげに過ごしている人が、ちょっとひとりになった瞬間に寂しげな表情をしたのを、うっかり見てしまったような。
えっ、チャラいと思ったけど、実はそれだけじゃない……? というような、プレイボーイな部分以外も垣間見える演出がされているように思います。
「パリピ」って絶対的に「陽キャラ」で「華やか」で「明るい」イメージが強いからこそ、逆に「陰」を落とした部分が際立って見える。
そして、それが更に、魅力に奥行きを増すスパイスになる。
(さすがSONYさん、あの大男たちを熟知していらっしゃる……。)
正直、私自身「パリピ」という言葉に、あまり良いイメージを抱いたことがありませんでした。
「陽キャラ」で「一軍」で、所構わずとにかく「自分の仲間内だけ楽しければそれでいい」という印象でしょうか。もっと嫌な言い方をするなら、「自分本位」なイメージです。
その見方が、この曲で一気に変わりました。
最初にジェシーがカメラに向かって歌うシーンから始まり、他の5人も続けてカメラにアピールするから、かもしれませんが、「手を引いて輪の中に迎え入れられている」という印象を受けたんです。(中盤のワンカットの部分も効果的にそれを演出している気がします。)
だから、画面の向こう側とこちら側で、温度差を感じない。
「君もおいでよ! 一緒に楽しんじゃおうよ!」と「陽」の方へ迎えてくれているような、いい意味で「周りを巻き込んでいく」スタイル。
自分たちが心の底からいちばん楽しんでいることは変わらないけれど、そこにプラスして「君も」と、自分の外側に目を向ける余裕がある。
それって、すごく大人だな、と思います。
そして、もうひとつ感じたことが、このMVが「多様性」そのものなんじゃないかな、ということ。
SixTONESと一緒に出演していらっしゃる方々、みなさん人種がバラバラで、見た感じ外国の方がかなり多い印象です。
そんな方々が、同じ曲に合わせて、踊って、楽しんで、夏を謳歌している。
ある意味で、これも「多様性」なんじゃないかなと思いました。
-SixTONES shout out to all the PARTY PEOPLE out there-
SixTONESが、そこにいる全てのPARTY PEOPLEに叫ぶ。
「全ての」という言葉の真意は、そこにあるのではないか。
そんなことを考えずにはいられませんでした。
そして、「そこ」というのは、SixTONESの声が届く場所、という意味であると思います。
今回は、YouTube限定で公開された新曲、CDを買える人も買えない人も、漏れなく新曲を余すことなく楽しめる。
「PARTY PEOPLE」は、そんな、夏の粋なプレゼントではないでしょうか。
この記事を書いていて、SixTONESは「サンキャッチャー」だなと感じました。
太陽の光でキラキラと輝いて、その輝きを、周りにまで振りまいていくような、そんな存在。
ちょうど宝石のような見た目なので、ぴったりな気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
まだ終わらない夏を、「PARTY PEOPLE」をBGMにいっぱい楽しみたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。