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あんスタ「Eden」の歌声を紐解く。

こんにちは。桜小路いをりです。

今回の記事では、「あんさんぶるスターズ!!」のゲーム内ユニット「Eden」の歌声について紐解いていきたいと思います。

今年のバレンタインイベントの主役の皆さんということで、とても楽しみです。

「あんスタ」では、声優さんのお名前を書かずにMVなどを公開するので、今回私の記事でも、キャラクターのお名前のみ出させていただきます。
予めご了承ください。

最後までお読みいただけると嬉しいです。

「Eden」は、「Adam」という2人組ユニットと、「Eve」という2人組ユニットが時折合体して活動するときに使うユニット名です。

「Adam」と「Eve」があってこその「Eden」だと思いますので、歌声についても、まずは「Adam」と「Eve」それぞれで書いていきます。
ソロ曲のリンクも所々で貼っておきますので、気になった方は、ぜひポチッと聴きながらお読みいただけると嬉しいです。


「Adam」について

神話の「アダムとイヴ」の通り、「Adam」は男性性を強く押し出したユニットです。

まず、すごく印象的なのは、「Eden」全体のリーダーでもある乱凪砂さんの低音。

深みのある歌声で、厳かな印象もありつつ、どこか心に強く訴えかけてくるような広がりがあります。
なぜか耳を離すことができない、曲の重低音と共に心臓に響いてくるような歌声です。

作中でも、凪砂さんは「生まれながらにしてアイドルであることを宿命づけられた存在」として描かれていますが、まさしく魔性の声だなと思います。
喋り声が優しくてふわふわしている印象である分、歌声の重々しさだったり深みだったりが、より引き立っている気がします。

続いて、「Adam」だけでなく「Eden」全体のプロデュースも担っている七種茨くんの歌声について。(明日から始まるバレンタインイベントの、メインメンバーですね)

茨くんの歌声は、芯がありつつも甘い響きが強く耳に残ります。魅力的というよりも、魅惑的という言葉のほうが似合う印象です。
しかも、シックなビターチョコレートみたいな、媚びない甘さという感じ。

茨くんは、作中では計算高く非常に狡猾な「毒蛇」とも呼ばれていますが、その歌声は真っ直ぐで伸びやかで、どこか熱っぽい印象もあります。

そして、「Adam」の2人の声が重なったときの私の印象は、ずばり「無双感」です。
凪砂さんの深みのある歌声と、茨くんの甘い歌声が重なることで、他を寄せ付けない強さの中にしなやかさが生まれている気がします。

ひときわ濃いエスプレッソコーヒーに、お砂糖をざっと入れて、かき混ぜずにぐいっと飲んだ感じ、でしょうか。
コーヒーの深い風味を最初に感じて、飲み終わりに感じるお砂糖の粒子が、はっとするほど甘い、という印象。(ちなみに、今書いたコーヒーは、『リコリス・リコイル』の小説版に出てきます。よろしければそちらもぜひ。)

ちなみに私は、「The Beast of the End」のラップパートが好きです。

他者に媚びることなく、自らのもつ力だけで頂点を極めていく。そんな硬派な雰囲気も、「Adam」の魅力だなと思います。

「Eve」について

「Adam」とは打って変わって、「Eve」はアイドルらしいキラキラした雰囲気と、華やかなパフォーマンスが印象的です。

「Eve」のリーダーの巴日和さんは、甘やかで華のある歌声。「甘い歌声」は「甘い歌声」でも、どこか人懐っこいイメージで爽やかな印象もあります。お日様の光のような透明感と眩しさも持ち合わせていて、愛嬌がある、という表現のほうがぴったりかもしれません。

日和さんは、作中では気ままで奔放、かつ社交的な人物として描かれており、「いい日和」が口癖。その明るさや、周囲の人を自分のペースに巻き込んでいく感じもまた、アイドルとしての天性の才能なのかな、と思います。

一方、もうひとりのメンバーである漣ジュンくんは、ゆっくりと地に広がっていくような歌声をもっています。ハスキーで穏やかな印象ながら、強い意志と直向きさを感じさせる声です。

ジュンくんは、上下関係が非常に厳しい「玲明学園」で、非特待生でありながらトップアイドルになるという野望と努力を諦めなかった人物。そして、そんな姿を、特待生として転入してきた日和さんに見出されました。その歌声は、常に日和さんの声に寄り添うような印象です。

そして、私は、「Eve」の二人はすごく声の相性がいいなと感じています。

なんとなく、どちらも声の「もと」の部分が同じなんじゃないかな、という印象です。

声の芯になっている部分は、どちらも同じ。しかし、日和さんはそこに天に向かって伸びていくような「陽」の雰囲気を纏わせていて、ジュンくんは地に足のついた「陰」の雰囲気をそこに纏わせている。そんなふたつの声が重なると、声の「もと」の部分が共鳴して、響き合うような。

私は、そんなイメージをもっています。

昨年の夏にもご紹介した「Sunlit Smile!」、個人的にすごく好きです。

パフォーマンスでもストーリーの中でも、びっくりするほど距離感が近くて、常に互いの隣にいる「Eve」の二人。唯一無二の魅力があります。

「Eden」について

「Adam」と「Eve」が合体するときに使われるユニット名「Eden」。

四人のパフォーマンスでは、強者の余裕と凛然とした雰囲気がより引き立ちます。さらに、独特の艶っぽい雰囲気まで、纏っているような気がします。

「Adam」がもつ硬派で強かな雰囲気、力強さも持ち合わせつつ、「Eve」の優美な雰囲気や、しなやかさがきちんと残っているところ、とても好きです。(ついでに衣装も私好みです。)

凪砂さんのどっしりとした歌声。
日和さんの華やかで透明感のある歌声。
茨くんの芯の通った甘い歌声。
ジュンくんのハスキーで繊細な歌声。

一人一人の声はもちろん、その重なり方が本当に素敵です。

個人的に、「Eden」というユニットそのものに対しては、「夜」のイメージを持っています。
夜明けの直前の、いちばん闇が濃い時間帯、「暁闇」のイメージです。

さらに、丁寧に磨かれた黒曜石や、ブラックオパールのような「つやめく」ような印象も強かったりしています。星の輝きを乱反射するのではなく、真っ直ぐに跳ね返すような。

(何が言いたいかというと、「Trickstar」×「Eden」で歌った、三浦大知さんの「(Re)PLAY」がすごくカッコよかったという話です。)

そういえば、「THE GENESIS」のMV1000万回再生おめでとうございます。

ステージの真ん中まで歩いてくる感じとか、「本当に実在しているんじゃないか」と錯覚してしまうような存在感と臨場感があって、カメラワークも細かくて。MV技術のすごさを感じます。

まとめ/バレンタイン楽曲について

この記事を書くにあたって、「Eden」のアルバムやCDを五周くらいしました。

(こちらのアルバムです。ソロ曲も収録されています。)

半ば私の「音楽について書く練習」のような記事でしたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今日はバレンタイン当日ということで、「Adam」と「Eve」のバレンタイン楽曲を少しだけご紹介させてください。

まず、「Adam」の「Melting Rouge Soul」は、真紅×ネイビーの軍服のような衣装と、赤を基調にした舞台が印象的なMV。
格式高く、威厳に満ちた曲調も、スリリングでカッコいいです。

赤いバラの花言葉は「愛情」や「美」、「情熱的な愛」など。この曲の情熱的な雰囲気にぴったりです。

「Eve」の「Ruby Love」は、ピンク色の舞台と、その所々にあしらわれたメンバー二人のイメージカラーが特徴的。そして、ミントグリーンの中に白とピンクを差し色にした衣装が、個人的にすごく好みです。優雅な雰囲気と、色っぽさの中に上品な印象があるのも素敵。

ルビーの石言葉は、「情熱」や「純愛」、「勝利」など。ルビーは「宝石の女王」とも呼ばれているので、「Adam」と対を成し女性性を求められる「Eve」にぴったりな石のように思います。

今回は「Adam」と「Eve」に分かれて実施される新曲イベントではありますが、MVのコンセプトやモチーフ、振付に共通する部分もあって、なんだか嬉しいです。

明日からイベント開始ということで、私も時間が許す限り走りたいなと思います。(星5カード一枚は取りたい……)

というわけで、バレンタイン当日も、私は音楽と執筆とゲームを楽しんでいます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私は、この記事を投稿し終えたら、ご褒美チョコを気ままに食べる予定です。


今回お借りした見出し画像は、ぱっと目を引くバラの写真です。凛とした雰囲気が印象的で、即決でした。バレンタインらしいピンクっぽい赤色も素敵です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。