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桜小路いをりのひとりごと

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私の経験や、日常のちょっとした出来事、考えたこと、ささやかな気づきを書き留めた記事たちです。時に「エッセイ」として、時にただの「ひとりごと」のように、未来の自分へのタイムカプセル…
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#エッセイ

ずる休みは、晴れの日に。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、朝から雨が降っている中で大学に行かないといけない日がありました。しかも1限目から。 「雨だから休めば?」と両親に冗談交じりに言われたのですが、楽しみにしている講義もあったので、「平気、行くよ」と返事をして、朝ご飯を食べて家を出ました。 私は、別に「ずる休み」をしたことがないほど真面目ではなくて、むしろ、心や身体がしんどくなりそうな一歩手前の、「まだ元気」なタイミングで学校を休んだことも、これまでに何度もあります。 思い返せば、幼稚

文章は、もっともっと「個人的」でいい。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、記事のダッシュボードを見ていて、疑惑が確信に変わったことがありました。 やっぱり、日記系の記事のほうが、読み手さんからの反応が高い、と。 だからと言ってnoteで書くことの幅を狭める予定はないのですが、「もっと個人的なことをたくさん発信してもいいのかな」と思うようになりました。なんと、note歴3年目にして。 つい客観的なことにばかり目が向いてしまって、「客観性」を重視してばかりになるけれど。 そして、「客観性」がもてはやされる

朝カラオケの爽快感を知ってしまった記念日。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日ふと、「カラオケ行きたい」と思い立ちました。 それ自体はわりとありがちなことなのですが、そう思ったのが土曜日の夕方。 休日料金はお財布に痛い……という気持ちとしばし格闘した結果、翌日の日曜日、まねきねこの「朝うた」に行くことに。 「朝活」という言葉を使うには少し遅い9時頃に受付をして、きっかり2時間、ひとりカラオケを楽しみました。 ワンドリンクの注文で、室料込みで600円くらいで歌える、というお得感がお目当てだったのですが、ちょっ

AI生成イラストに触れて気づく、「好き」を貫くこと。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、AIでイラストの生成をして楽しんでいます。 きっかけは、いつもお世話になっているnoterのひいろさんの記事。 ひいろさんは、よくAI生成イラストを投稿していらっしゃって、それを見させていただくうちに、「私もやってみよう」と思うようになりました。 例えば、3月8日には、「国際女性デー」にちなんで、ミモザの花束を持つ女の子のイラストを作ってみたり。 ミモザの花の刺繍の画像を作ってみたり。 ミモザのお花を買ってお部屋に飾ることはで

ひとつのチュッパチャップス。「ごきげん」を整えて。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、コンビニでチュッパチャップスを買いました。 お昼ご飯のおにぎりを買って、何の気なくお菓子コーナーを通ったときに、ふと「あっ、チュッパチャップス」と目を留めました。 私は幼い頃から食いしん坊なタイプで、でも甘いお菓子をたくさん食べるタイプではありません。 どちらかと言うと、母のお料理のほうが好きで、お菓子は出されれば食べる……という程度。 それでも、ごくたまにレジ横に置いてあるチュッパチャップスを見て、1個か2個買ってもらう、とい

おしゃれをしたら、CDショップへ。

こんにちは。桜小路いをりです。 私の「推し活」にまつわるマイルールは数あれど、その中で、最近になってから、ひそかに心がけていることがあります。 それは、「CDショップに予約商品を取りに行くときは、おしゃれをすること」です。 理由は、ただ単純に「いちばん素敵な自分」で、推しの作品を受け取りたいから。 家から歩いて行ける距離だし、気合いを入れておしゃれをして行くような場所にあるショップではないけれど。 でも、自分に自信をもって、胸を張ってCDを受け取って持って帰るには、

お天気雨の儚さが、背中を押してくれるとき。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、オンラインで注文した本をブックオフのお店に取りに行くべく、お天気雨の中をお散歩しました。 別名、狐の嫁入り。 太陽の光を弾いた雨の雫がキラキラと輝いていて、空から水晶の粒が降ってきているみたいで。 遠くには、はっとするような鮮やかな青空が広がっていて。 幻想的な光景を眺めながら、ちょっとウキウキした気持ちで歩くことができました。 私は、お天気雨や、雨が上がってすぐの晴れが、とても好きです。 水溜まりがキラキラと光っていて。 雨

夏は夜。透明な闇の優しさに酔う。(#虎吉の交流部屋初企画)

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、虎吉さんの企画に参加させていただくエッセイです。 テーマは、「夏の夜」を選ばせていただきました。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 夏の夜、と聞いて私がいちばんに思い浮かべるのは、清少納言の『枕草子』の一節です。 清少納言が生きた時代には電気なんてなかったから、きっと、蛍の光も月明かりも、今よりも何倍も明るく感じたんだろうな、と思います。 同時に、月のない闇夜は、今の何倍も暗くて、だからこそ、蛍がひときわ美し

金平糖と、「好き」を重ねること。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、母が遠出のお土産に金平糖を買ってきてくれました。 猫ちゃんの形のカラフルなラムネと、金平糖が透明なパッケージに入っていて、とっても可愛い。 ちょうど最近、風邪をこじらせてしまって喉が痛かったので、大切に食べています。 優しい甘さが心と身体に沁みます。(風邪はもう全快しているので、ご安心ください。) 私は、金平糖が好きです。 星みたいな形。 パステルカラーのカラフルな色彩。 可愛いパッケージ。 優しい甘さ。 飴玉より特別感があっ

私は、私自身のために、「推し活」をする。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回の記事は、当たり前かもしれないけれど、気がつくと忘れてしまいがちなことについて。 改めて、「私はこうする!」という、私自身の北極星にするための記事です。 この前、特に音楽を聴くこともなく、ぼんやりとお散歩をしているときに、ふと考えました。 私って、なんで「推し活」をしてるんだろう、と。 別に「推し」に冷めたわけでは全くなくて。 ただ、SNS上に溢れる「推し活」のつぶやきなどを見るたび、ふとモヤモヤすることが、時たまあって。 この

本屋さんの「手描きポップ」の力に誘われて。

こんにちは。桜小路いをりです。 私は、本屋さんが大好きです。 それは、四方を本に囲まれた幸せ空間だから……というだけでなく、純粋に、本と読者の橋渡しをしてくれる「本屋さん」という場所が、すごく好き。 そういった意味では、ネットの書店やAmazonで「この商品を買った人は、こんな商品も買っています」というおすすめを眺めるのも好きです。 あのシステム、新しい本に出会えるのは嬉しいし楽しいけれど、積ん読が増えるのが少しジレンマだったりします。 私が、本以外で、本屋さんでよく

桜色のネックレスを、お守りにして。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、こちらの記事で紹介されている、「ラテビーズ」さんのネックレスをお迎えしました。 以前から、素敵なnoteを読ませていただいていたラテビーズさん。 その繊細で美しいアクセサリーはもちろんのこと、そのアクセサリーに纏わるストーリーや想い、こだわりを綴った文章がとても好きです。 かねてから「いつかはお迎えしたい……!」と思っていたこともあり、これからお出かけの機会がいっそう増える今、ネックレスを購入させていただきました。 Creema

紫陽花が、好き。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、私の家の近くの公園に紫陽花が咲き始めています。  いつもは緑が生い茂っているだけで見向きもしない場所に、急に紫陽花が咲いて、「あっ、紫陽花だったんだ」と気づいて。 そんなことを、なんだか毎年繰り返している気がします。しかも、すごく小さいときから。 さっきは、花びら(実は「がく」だそうですが)の先が少しだけピンクに染まっている淡い水色の紫陽花を見つけました。 もう満開に近いくらい咲いているものもあって、またひとつ、お散歩の楽しみが増

「夢中」でありたい。いつも。

こんにちは。桜小路いをりです。 今、noteのマイページの説明欄に書く、新しい文章を練っています。 投稿を始めてからほとんど変えていなかったな、と気づいたので、6月になったら変えようかなと思います。 どんな文章がいいかな、と「この言葉を入れたい」というワードを探していたとき。 ふと、「夢中」という言葉を入れたい、と思いました。 夢中。 我を忘れるほど物事に熱中すること。 ひとつのことに心を奪われること。 「夢中」という言葉には、取るに足らないけれど印象的な記憶があ