インスタ絵日記芸人になって4年、note始めて4日目に思うこと

インスタで絵日記を書き始めた訳

2016年の４月からInstagramを始めた。

その頃、10年間働いた隣県の大きな総合病院を退職し、通勤や子どもの保育園の送迎時間をなるべく減らす為、自宅から5分で通える近所のクリニックへと職場を変えた。

前職場はリハ科だけで200人近くいるようなマンモス病院。大きな組織がゆえ、面倒なことや大変な事が多くなっていた。通勤にも時間がかかったし、何かと母に頼りきりで母の健康状態も気になっていた。何よりも夫が同じ法人にいた。夫婦で同じ所に働くというのは何となく気まずいし、周囲にも気を遣わせていただろう。そんなこんなで夫と出会わせてくれた職場に感謝しつつ、私は退職の決意をしたのである。

さあ、新しい職場というと、私が小学生の頃から存在している、いわゆる地域の整形クリニック。リハビリスタッフはPTと柔道整復師のみで10名程度しかいない。

その方々のキャラがとてつもなく濃かった。毎日いろんな事件が起きていきなり辛かった。人と関わる仕事なのに秒で人間が嫌いになった。これは何かネタにして世間に晒すレベルの毎日だろうと思い始めた。

小学生の頃、岡田あーみん様のようなイカれているけど読んだ後元気が出るような漫画を書きたくて何度もリボンの「まんが大賞」に作品を送ったが、ことごとく落選した過去がある。闇に葬っていた「絵を書く」という気持ちが蘇り、大人の絵日記という芸風でインスタに投稿を始めた。いわゆる「昇華」のためだ。

　　　　　　↑初期の「絵日記」風の投稿

いいね！とフォロワーを増やす為にやったこと

SNSはおもしろい。自分の書いた絵日記に反応がある事が嬉しくて仕方なかった。ハッシュタグを工夫したり、いろんな人に自分からいいね！を付けまくったり、フォロー返しをしてくれる人を片っ端からフォローした。彼氏が欲しくて手当たり次第合コンに行き、メアド（死語）を片っ端からゲットしていたあの頃のごとく。

そんな努力が身を結び、インスタ開始から4ヶ月でフォロワーは1000人を超え、8ヶ月後には1万人を超えた。

ある漫画がバズる

フォロワーが1万人を超えてご満悦だった私は、細々と日常漫画を書いていたのだが、ある漫画をキッカケに更に1ヶ月でフォロワーが2万人増えたのである。

その漫画がこちら↓

https://www.instagram.com/p/BU1uVE6By0P/?igshid=3g55ypseapaa

https://www.instagram.com/p/BU65ldvBXl3/?igshid=zpe1leg5vabi

https://www.instagram.com/p/BVFMtYKhWOu/?igshid=3tvwhyw2h0pm

この漫画がバズった為、web メディアから連絡が来て、Yahooニュースのエンタメ記事でも紹介された。ヤフコメの辛辣さには咽び泣いたが、地道にやってきた事が評価されたような気がして嬉しく、大きな媒体で紹介されると更にフォロワーが増えていった。

インスタでの収益化は！？

これがよく聞かれる話だが、インスタ投稿自体で収益が入るのは広告収入。

フォロワーが1万人超えたあたりからいろんなPR会社からDMでPR依頼が来る。怪しい所から大企業まで。私のフォロワーさんは女性・主婦層が多いので、エステ、化粧品、ダイエット商品、サプリ、アダルトグッズの商材が多い。

報酬は固定のものもあれば、成功報酬型（リンクを貼ってそこから買ってくれた人数×〇〇円）のものもある。

結論から言うと私のインスタは全然収益を生み出していない。PR案件をほとんど受けていないからだ。

ファッションやコスメなどの美容系、料理や暮らしアイテムなどを載せているアカウントであれば、自然と商品を投稿の中に忍ばせPRができるのだが、漫画垢は難しい。ただ、漫画を描いている人の中でも実に上手にPRしている人もいらっしゃるので単に私の実力不足なのであろう。

あと、漫画の連続性が分断されるのが許せないのである↓↓

あと、単純に紹介したい！と思う案件に出会わない。なので私がPRをした時はよほど紹介したかったものだということだ。

結局インスタ始めて4年間の収益はダニエルウェリントンの時計と、十数万円程度。ただ、インスタから書籍化することやweb サイトで連載を持つなど、インスタを入り口として収益を得られる道があるので夢がある。

そしてnoteにたどり着く

最近、時間がない。理学療法士の仕事が忙しいのだ。来月はもっともっと忙しくなるだろう。

しかし、5万人以上いるフォロワーさんに何か面白い読み物を提供しなければいけないという勝手なプレッシャーから、いつの日からか内容が「絵日記」から「日常エッセイ漫画」に変わっていた。漫画は1投稿6スライド程度の続き物を載せている。仕事や家事の合間にやっているから、あんなカスみたいな絵でも結構時間がかかる。合間仕事なので更新頻度も決められず、一週間に一回更新できればいい方だ。

日常の嫌なことを「昇華」する為に始めたのに、4年の間にインスタ投稿している意味も、私の役割も変わったのだ。

というわけで、変化を受け入れなければならない。私には自分を正気に保つ為にも、文章と少しのイラストで自分の自己満アウトプットができるツールが必要だった。

そしてnoteがマッチングしたのだ。

note の好きなところ

◾️自分の空間を作ることができる

◾️他のブログサイトと違い、エロい広告が流れていない

◾️ユーザーが温かい

◾️運営も温かい（めちゃ褒めてくれる機能が盛り沢山）

◾️サポート機能や有料記事が書ける為、あわよくば収益を得ることができる　

などなど

有料記事については、3ヶ月間毎日続けられたら、一つ誰にも見られたくないような酷い内容のものを書いてみようと思う。2人見てくれたら御の字だ。

そういったわけで、Instagramとnoteの二刀流で情報発信をしていく。気の多い私は今はnoteに心が傾いている。noteのことを考えると夜も眠れない。　終