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ライフスタイルとライフスタンス | 新時代に向けて

ビジネス世界では長らくモノからコトへ的なトレンドが続き社会を引っ張ってきた。
比率視点で言えば
昭和はモノ重視、
平成はコトをより重視へとシフト。
そして時代は令和へ突入

1.新時代の価値観の共有とは?

一つ前の平成は、昭和に比べると多方面に閉塞感が漂うことが多かった。消費対象のモノからコトへの遷移が進むほど、その違和感や嫌悪感を感じる人達も凄く多かったのではと実感していた。
その象徴とも言える価値表現の方法がライフスタイル。
一見、イケてるライフスタイル提案に魅了されて、
サービスやモノに触れてみても、
何か違う?とか、薄い?とか、時には共有困難なエッセンスが混じっていたりとか。
その傾向は平成後期から徐々に進み、令和に入ってから加速度的にその違和感嫌悪感の率が高まり社会でも顕在化されてきた。この数ヶ月を振り返るだけでも、あちこちでその兆候が見られる。
例えば、わかりやすい事例ではエンターテイメントの世界。
ジャニーズ問題を皮切りに、歌舞伎、宝塚に飛び火。
権威主義で保ってきた秩序が崩壊し、表の輝かしい世界を支えてきた闇が露呈され、それに明確にNOを表明する人々が増えてきた。
いちファンとしてエンタメを支えてきたライフスタイル。しっかりと日常に溶け込んでいたまさにライフスタイル。何かが欠けていたのか?欠けていたとしたら何が欠けていたのか?

2・スタイルからスタンスへ。

ChatGPTに聞いてみると、スタイルとは、特定の方法やアプローチを指し一般的には個人やグループの特定のやり方や傾向を表す、としている。そして、ライフスタイルとは、個人やグループが日常的に生活する方法や習慣のことを指します。
ここで気づくことは、スタイルとは結果としてのカタチでしかないということ。
では、何の結果なのか?
それは、いわゆるポリシーとか哲学、道徳、倫理などの自分の中にある譲れない本質から来ている。
それを一般的にわかりやすく表現すると、スタンスという言葉になるようである。

中川政七商店14代目の中川淳氏の代表的な書籍

ライフスタンスという言葉やライフスタイルからライフスタンスへのシフトを明言して社会発信されてきたのは中川政七商店14代目の中川淳氏が起点であったと思う。
つい先日、燕三条の工場の祭典を訪問し、中川淳氏が招聘されたトークショーに参加することが出来、改めてこの時代の潮流変化を実感した。
平成の時代は、理由薄くスタイルに賛同する人々でモノやコトが消費されたゆえに、それらの品質が劣化、或いは喪失という事態に見舞われた。
それが違和感と嫌悪感の原因だった。
ここで改めてスタンスとは、ライフスタンスとは何かをChatGPTに問うてみる。
スタンスは、特定の立場や態度を指します。たとえば、議論のスタンスが"賛成"である場合、その人はその問題に賛成の立場を取っているという意味です。ライフスタンス(Lifestance)は、哲学的な観点から人々が生活に対する信念や価値観を表現するための用語、という回答。
スタイルとスタンスはそもそも土俵が違う。土俵が違うが故に新時代は、全く新しい世界であるということもできると思う。
そしてスタンスという価値観が我々に求めることが相当シビアであるということ。一言で言えば、誤魔化しが効かない。
そんな楽しくも良き意味で厳しい世界が訪れたと言える。素晴らしい時を迎えたのかな?

3.ライフスタンスが求められる世界で生き抜いていくには?

この現代社会で、生きていく為には、周囲と何某かの合意形成が必要。決まり事であれ阿吽であれ。
そこには一定の妥協が含まれる。
妥協はいけないものなのか?
と問われれば、そうでもない。
二元論では無く中庸。
だから、なにが、どんな、状態がバランスをもたらすのか?ということ。
自分にとって適度な妥協を取り入れる、
適度な妥協とは適性的定量的に何か?を明確にする。
ここにしっかり向き合い、日々自分のスタンスを磨き上げていくことが、これからの新しい時代を楽しむ秘訣。
ややこしい理屈を並べてしまったけれど、
要は自分が物心ついた瞬間の自分を思い出せば良い。
自分の親を含めたバイアスがかかっていない、そんな時代の自分が何に想いを馳せていたか?
簡単。
簡単に生きられる時代がそこに来たんだね!
やった♬
ライフスタンス(Lifestance)は、哲学的な観点から人々が生活に対する信念や価値観を表現するための用語です。これは、個人または集団が世界観、宗教、倫理、哲学などに基づいて生活の意味や目的を定義し、それに基づいて行動する方法を指します。ライフスタンスは、人々が自己同一性を形成し、生活における価値観や信念に従って行動する基盤を提供します。異なる宗教や哲学的信念に基づく異なるライフスタンスが存在し、それによって生活の意味や方向が大きく異なることがあります。ライフスタンスは、個人や社会の文化に影響を与え、行動や意思決定において指針となる重要な要素です。
ライフスタイルは、食事、運動、娯楽、社交活動、労働、睡眠など、生活のあらゆる側面に影響を与える要素を包括しています。個々の人のライフスタイルは、彼らの価値観、好み、経済的状況、文化、健康状態などに影響されます。健康的なライフスタイル、アクティブなライフスタイル、ベジタリアンのライフスタイルなど、さまざまな種類のライフスタイルが存在します。ライフスタイルは、個人の生活品質に大きな影響を与える要因であり、個人の選択や習慣によって形成されます。
スタイルとスタンスは、異なるコンセプトです。スタイルは、特定の方法やアプローチを指し、一般的には個人やグループの特定のやり方や傾向を表します。一方、スタンスは、特定の立場や態度を指します。たとえば、議論のスタンスが"賛成"である場合、その人はその問題に賛成の立場を取っているという意味です。スタイルとスタンスは、異なる文脈で使用され、異なる概念を表す言葉です。

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