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朗読フリーの作品

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こちらにある作品は基本朗読フリーとなっています。 ※朗読する際はこちらのアカウントにDMでご連絡ください。(https://twitter.com/jamasin6) 語尾の変更…
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#実話怪談

バスが来ない (朗読:かすみみたま様)

当初は家に帰りたいという意味で言っているのだと、友人や施設の人たちは思っていた。
入所する人の多くがバスか自家用車で最初訪れる。
老人の場合はバスに乗ってだったから、同じバスに乗れば帰れると信じているのだとみんな思ったのだ。
それから、来る日も来る日も「バスはまだか?バスはまだか?」と老人は言い続けた。
「赤いバスはまだか?赤いバスに乗りたいんだ」そう繰り返した。

ある職員の一人が見かねて段ボー

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祖母が見た狐火(朗読:はこわけあみ様)

これは祖母が幼少のころに経験した話です。
もう80年くらい前、年代でいえば戦中~終戦間際の頃ですから、町の中に街灯などは今ほどありません。
ましてや山の中など日が沈んでしまえば一面真っ暗。ひとたび迷えば慣れた人でも命の危険があるほどで、動き回ることはせず、朝日が昇るまで木のむろなどを探して隠れているしかありません。
祖母曰く、こういうときに助けてくれるのが『狐火』だそうです。
最初は遠くふわっと小

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虫の知らせ(朗読:はこわけあみ様)

珍しく今回は私がした実話を書かせていただこうと思います。怖い話ではありませんのでご興味のある方だけご覧いただければと思います。

小さなころからオカルトやホラーが好きなわりに、私自身は幽霊と遭遇したことはありませんでした。
では全く不思議な体験がないのかと言えば、”全く”ではないのです。
それは怖い話ではなく、どちらかと言えば不思議な体験で、よくいう虫の知らせというやつです。
経験としては三回、す

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