見出し画像

BLUR

四年ほど前の今頃割と長めな落ち込みの時期モノクロのブレた写真を好んで撮りためていた。

画像1

撮影=スマホになって久しいが、技術の進化は神がかっていて、
もはや手ぶれの写真を撮るのはブレていない写真を撮るより格段難しい。
時を同じくしてZINEなるものを作成する機会に恵まれ、
この写真を小冊子にすることにした。

画像2

40を超えて視力の衰えとともに自分が見る世界の様も変化してゆく
暗くなるとさらに見え難く困惑し不安を感じることも。
しかし慣れとは恐ろしいものでそんなネガティヴな状況をも楽しめる場面も出てくる。
最近ではぼやけて見えているくらいがちょうど良いような気分の時もある。
世界の全てがブラーで、単色だけど柔らかく温かな毛布に包まれるような気分を堪能する束の間の時間。
冊子は全部で30部くらい製作しただろうか、そしてこの為に書き下ろした曲をCDで付録にした。
それ以降未公開となっていたその曲を貼っておこう。

スクリーンショット 2019-10-19 19.01.51


この記事が参加している募集

名前の由来

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?