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逆張りのススメ

いつの頃からか誰かと同じが好きじゃなくなった。
理由は色々で、単純に他人の好みと僕のが違ったり、時にはそこまで違ってなくても誰かがいいと思ってることに対する反発なんてこともあった。

当然すべてにアンチなわけではなく、相対的に数の少ないものの中に好きなものが多いだけ。日曜夕方のライブ配信でやる選曲でも、視聴者から「大沢さんの選曲で気になった曲をspotifyで見つけたら数十回しか聴かれてませんでした」などと言われることも少なくない。

メジャーが嫌いとかマイナーが好きとかそんなことでもない。
感覚的に言うとカウンターアプローチが好きなんだと思う。
王道に対するオルタナティブなアイデアを常に探してるんだとも思う。
反骨精神、アンチテーゼ、カウンターカルチャーなども全て好きな言葉だ。

よく引き合いに出すのは「ブラック・スワン理論」で、主に突発的な金融危機や自然災害などの極稀にしか起こらない悪い事象に引用されるけど、僕の場合少しは違う。

白い白鳥がスタジアムを埋め尽くすほど集まっても白鳥は白しか存在しない根拠にはならないけど、黒い白鳥がたった一羽存在すれば、白鳥は白だけではないと証明出来る。
こういうとても例外的なことに心が高鳴るのだ。

あわよくば誰も聞いたことのない音楽を作りだし、そのもの自体の評価を誰も出来ず、しかしながら世界のはての誰かの魂の芯を捉えて一生離さない。
そんなようなことを繰り返していきたい。

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