ウェルネスガイドMAP〜健康づくりを俯瞰する〜
このウェルネスガイドMAPは、
心身ともに明るく軽やかに、私たちが本来もっている「内なる完全性」を発揮するための、ガイドマップです。
健康だけではなく、一人ひとりの幸せと自己実現(ウェルネス)へのガイドの一助となれば嬉しいです。
4つのゾーン(領域)
ウェルネスガイドMAPは、私たちが対面する不調を、根本的な改善(細胞・遺伝子レベルでの改善)にむけて、大きく4つのゾーン(領域)に分けて説明しています。
4つのゾーンを、レッド、オレンジ、グリーン、ヴァイオレットの4色に分けて、ウェルネスへの道を解き明かしていきます。
Dr.齋の考えるウェルネスへの道
レードゾーン: 西洋医学的かかわり(痛みを抑える、悪いところを取り除く など)
オレンジゾーン: 伝統医学的かかわり(食事・運動、腸内環境の改善、血流の改善、重金属などの毒素のデトックス など)
グリーンゾーン: 心身一如的かかわり(心身との対話、心と身体をゆるめる など)
ヴァイオレットゾーン: 心理的・哲学的かかわり(意識の変容、トラウマの解放、世界観の変更 など)
氷山のイメージモデル
それでは、それぞれのゾーンを、氷山のイメージで詳しくみていきましょう。
不調は氷山の一角
慢性的な不調の多くは、不調が表面化する前に、「10年以上」の積み重ねが、ベースとして隠れています。
不調は、氷山の一角なのです。
氷山を上から、レッド、オレンジ、グリーン、ヴァイオレットの4色の領域に分けます。
レッドゾーンは水面上に浮上して、目に見える形として(病気として)現れている領域です。
レッドゾーンは西洋医学が活躍
レッドゾーンは、時間的に緊急性を要する場合があり、西洋医学的な検査が第一選択になります。
また、立て直しを図るために、薬などの対症療法が必要かもしれません。
レッドゾーンは、緊急性や悪循環から抜け出すことが第一優先です。
多面的な解決方法を見出すため、3人以上の専門家に相談するとよいでしょう。
不調の根っこの解決へ向けて
しかし、対症療法だけで全てを解決することは出来ません。
検査では、不調の根っことなる原因はみつからず、対症療法で、症状がなくなっても、原因は依然として、残っているからです。
緊急性がない場合や、原因がみつからない、「くすり」があまり効かない、などの時は、次のゾーン(オレンジ)にすすみましょう。
オレンジゾーンは伝統医学が活躍
次のオレンジゾーンは、表面化した氷山の下の領域です。
東洋医学で「未病」とも言われる領域と重なっています。
「温活」や「腸活」などの言葉が、一般的になってきましたが、正にこの領域のアプローチ方法です。
この領域のアプローチ方法は、一言でいうと、「毒素を出して、巡りを良くする」です。
積み重ねとライフスタイルの改善
日々の蓄積が避けられないものに、
活性酸素、老廃物、化学物質、重金属、電磁波、脂肪などの「炎症物質」、冷え、運動不足、猫背などによる「血行不良」などがあります。
不調がレッドゾーンに表面化する前には、これらの「積み重ね」があります。
この「積み重ね」の改善のためには、日々の意識的なメンテナンスやライフスタイルの改善が必要です。
西洋医学でも、遺伝子(長寿遺伝子、がん遺伝子など)のスイッチが「食事」や「運動」などの、ライフスタイル(生活習慣)によって変化することが、わかってきています。
オレンジゾーンのアプローチ方法
オレンジゾーンの改善のための効果的なアプローチ法は、数えきれないほどあります。
「食事」と「運動」が、大きな柱になりますが、私がセルフケアに利用しているものだけでも、漢方、ハーブ、鍼灸、食養生、断食、サプリメント、ストレッチ、ウォーキング、温泉、アロマ、などがあります。
オレンジゾーンのアプローチのポイントは、「バランス」と「楽しく続ける」です。
自分の身体の声に耳を傾けて、「バランス」よく、身体が喜ぶものを「楽しく続ける」ことが大切です。
より深いゾーンへ
より根本的な改善や、潜在能力の開発のために、次のグリーンゾーンへと歩みを進めましょう。
グリーンゾーンは、オレンジゾーンと並行して取り組むことで、相乗効果を生み出します。
グリーンゾーンを改善することで、
心と身体が「ゆるみ」、環境の変化(ストレス)への受容性が向上します。
「身体の声に耳を傾けやすく」なり、
「毒が溜まりにくく、巡りやすい体質」になります。
オレンジゾーンのアプローチが、思うように効果が出ないという場合や、もとの体調に戻ってしまうという場合にも、次のグリーンゾーンに取り組みましょう。
グリーンゾーンは「内力」が活躍
私たちの内側には、万能薬とでも言うべき力「内なる完全性」の力(以下内力)が眠っています。
このゾーンでは「内力」の目覚めに意識を向けていきます。
「内力」とは、自然治癒力とも呼ばれますが、「バランスをとろう」「完全性に向かおう」とする力です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
長年のクセやパターンで、筋肉や内臓、血管、神経が凝り固まってくると、この力が発現しにくくなります。
グリーンゾーンのアプローチ方法
グリーンゾーンのアプローチ方法は「凝り」の解消です。
原因となっている「凝り」を解消して、内力を高めるためには、身体の小さな変化にも気づく力が必要です。
そのためには、身体の声に耳を傾け、身体と仲良くコミュニケーションをとることが大切です。
先ずは、「意識した呼吸」からはじめると、取り組みやすいと思います。
身体の内側を意識すること
この内力を高めるポイントは、日常生活において、心と身体の「力み」に気づき「ゆるめる」ことです。
普段、当たり前に、無意識に行なっていることを「意識してゆるめる」ことで、身体の内側の声が聞き取りやすくなります。
「ゆるみ」を体得するメソッド
「ゆるみ」を体得するメソッドを開発し、教室でお伝えしています。興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。
更に深いヴァイオレットゾーン
グリーンゾーンの更に深く、根本原因の領域がヴァイオレットゾーンです。
無意識、潜在意識、集合意識やトラウマにも関わる、深い部分の「意識」の領域です。
この領域は、解決を急いだり、不用意に踏み込むと、思わぬところで引っかかります。
グリーンゾーンで、身体の声を聴くことに慣れた後に、取り組むことをオススメします。
ヴァイオレットゾーンは人類共通の課題
不調の「氷山モデル」を深掘りしてゆくと、最終的には、このヴァイオレットゾーンに辿りつきます。
ヴァイオレットゾーンで生じる問題の原因は、生存本能である「サバイバル意識」です。
私たちは生まれた瞬間に、親からの分離という「分離感=恐れ」を体感することから「サバイバル意識」はじまります。
5-6歳頃までには、「不足感」「不安」「執着」「怒り」「悲しみ」「正当化」などの生存本能からくる感情や思考を、環境や親から受け取り、サバイバル意識が強化されていきます。
サバイバル意識の問題点
「サバイバル意識」の問題点は、過剰防御になりやすく、心と身体に長期的な凝りを定着させてしまうことです。
また、サバイバル意識の特徴として、生存本能から「恐れ」を動機に行動するほど、「恐れ」が解消されるどころか、更に強化されていきます。
この悪循環から自由になるには、その根底にある「分離感=恐れ」を癒す必要があります。
つながりの体感が癒しになる
生命のつながり。自然とのつながり、宇宙とのつながり、内なる神聖さ(仏性)とのつながり。
これらを頭で理解するのではなく「体感」をもって、日々生活し、つながりを「育む」ことが癒しの鍵になります。
つながりを育むほどに、意識が伸び伸びと広がり、心も身体も「サバイバル意識」から解放されて行くのです。
日々の「感謝」と「思いやり」からはじめる
このヴァイオレットゾーンは、信頼できる先生(メンター)のもとで、長期的に取り組むのが最善です。
とはいえ、各自ができる範囲で癒しのプロセスを進めることも大切です。
ふさわしい先生は「自分自身の器が出来たら現れる」と言われています。
では、何から準備するかというと、オススメは「感謝」と「思いやり」です。
感謝と思いやりを育む
「感謝」や「思いやり」は植物のように、水やり(ケア)することで育む事が出来ます。
毎日、小さな水やりの積み重ねて、コツコツと育んでいきましょう。
「感謝」や「思いやり」が育むほどに、「つながり」が強化され、サバイバル意識が解放されていきます。
例えば、自分の身体に感謝する、思いやりをもって身体をケアする、など、取り組みやすいところからはじめてみましょう。
ヴァイオレットゾーンへ歩みだす
ヴァイオレットゾーンへ歩みを進めたい方は、Dr.齋の瞑想会もおすすめです。
それぞれの旅を応援します!
旅行先やルートに、正解や不正解はありません、それと同じように、ウェルネスへの道も正解はありません。
このウェルネスMAPはオススメ案内の一例です。
どんな道を辿っても大丈夫!
出来るところからはじめてみましょう!
そして、私の経験や知識の範囲にはなりますが、ご縁のある方に、軽やかな旅をご案内できれば、嬉しいです!