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学習塾が「教育サービス業」と呼ばれるようになった理由③

このnoteは
教育サービス業中心のコンサル及び学習相談事業を展開している株式会社 シャイニング・プロデュース代表である私が、「教育サービス業」という業種について、あれこれと思うところを書いているnoteです。

みなさま、こんにちは。
もう今日から3月ですね。
なんとなく空気も春めいてきた感じがします。

前回更新から約2週間程空いてしまいました。
当社も3月に向けて、自社サービスサイトのリニューアルをやっていた関係もあり更新が遅くなってしまいました。
購読して頂いているみなさま、申し訳ございません。

お陰様でサービスサイトもリニューアルができました。
これから塾探しが本格化する3月、ぜひ当社サービスもご利用頂ければと思います。

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さて、本日のnoteは前回、前々回と続けています「学習塾が『教育サービス業』と呼ばれるようになった理由」の第3回、最後となります。

前回の記事はこちらから。

学習塾におけるお客様とは

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通常のサービス業は基本的にお金を払う本人がお客様としてサービスを受けます。

もちろんサービスを受ける本人の代わりに他の誰かがお金を払う、というパターンもありますが、その場合はサービスを受ける人とその支払う人の関係で合って、サービス提供側からすれば、「お金をもらってサービスを提供する相手」は基本的に1人です。

しかし学習塾の場合は少々特殊な状況になると考えます。

月謝という代金を支払うのは「保護者さま」であり、授業というサービスを受けるのは「生徒」です。

そんなこと当たり前、と思われるかもしれませんが、通常のサービス業と違うのは、月謝をお支払する「保護者さま」も、授業というサービスを受ける「生徒」も、どちらもお客様であるということです。

なぜなら、「上位校に合格させる」ことだけを目的として「私的教育機関としての塾」を選んでいるのではなく、それぞれのご家庭やお子さまの状況に合わせた「教育サービス」を求めるようになったからです。

ですので、「保護者さま」「お子さま」どちらにもお客様として「サービス」を提供すべき、と思います。

入塾の際に契約書には「役務の提供=授業」とはありますが、それだけをすることが本当に「サービス」として考えていいのかというとちょっと違うかなと思います。

もちろん学習塾である以上、授業を通じた「第一志望合格」や「成績アップ」は外せない目標です。

こういった実績は「塾を検討するための入り口的要素」ですので、それが無ければそもそも生徒は集まらないでしょうし、集めたところで実現する可能性があまりにも低ければ、お客様側も選びようがないからです。

とはいえ、「絶対に合格します!」とか無条件に「必ず成績が上がります!」とは学習塾側も言いきることは難しいでしょう。

では提供すべき「サービス」とは何でしょうか。

学習塾が提供すべきサービスとは

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ズバリ書いてしまえば、それは「両顧客の満足の追求」、もう少し詳しく言うのであれば「目標に向かう過程での両顧客の満足の追求」だと私は考えています。

そして「教育サービス」とは、「成果(合格・成績アップ等)の追求」とその「追求における過程における満足」をサービスとして提供するものであり、保護者さまはそこにお金を払って頂いているのではないかというのが私の結論です。

だからこそ、「学習塾」という教育サービス業は今後「授業を行い成果を出す」だけを考えるのではなく、「入塾をしてから卒塾をするまでの過程においての両顧客の満足」を追求するように、考え方をシフトしていくべきではないかと思うのです。

これは中下位層の生徒に限った話ではありません。

むしろそういった層に向けて授業以外の過程における満足を追求していけば、当然上位学力層のお客様もそういったサービスを望むでしょうし、そもそも差をつけることはできませので、結果としてすべてのお客様に対して「過程における満足」を追求する必要があります。

世の中には数多くの学習塾があり、それぞれの塾で他との差別化を常に図ろうとし、先生たちも日々の授業のクオリティを上げるよう研鑽を重ねていると思います。

それぞれの塾にはそれぞれの良さがあり、その結果に満足している保護者さまやお子さまが多くいることも知っています。

ですがこれから先、少子化の世の中でお客様に選んで頂くには、「教育サービス」として保護者さまもお子さまも両者が満足できるサービス提供を意識する必要があるのではないでしょうか。

今回のnoteはここまでとさせて頂きます。

ご覧頂いたみなさま、ありがとうございました。

またご興味がありましたら、次回のnoteをご覧頂けると幸いです。

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