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ギグワークという働き方…

 ギグワーク。この働き方を聞いたことがあるでしょうか。資本家でも労働者でもない働き方。「GIG WORK」の著者の長倉さんによると、プロジェクトごとに参加したり、空き時間を使って参加したり、さまざまなカタチで会社員というカタチではない働き方のことだとか。

 最近は日本でも利用している人がいるウーバーで空き時間を利用して稼いでいる人もいる。この本の冒頭では看護師をやりながらウーバーで稼いでいる女性が紹介されている。正規雇用とか非正規雇用というわけ方ではなく、自分の自由な時間を増やしていきながら相手にギブする生き方。こういう生き方は充実感もあり、お金もあとからついてくる。本書を読んでみてとても勉強になったので、3つの大切なことを紹介したい。

① 夢がないなら選択肢を増やして目の前のことに全力を注いでいく。
プロサッカー選手になりたい。プロ野球選手になりたい。オリンピック選手になりたい。モデルになりたい。こういう明確な夢がある人はそれに向かって全力を注いだ生き方をしているもの。その姿から影響力も凄まじいものがある。一方で夢を持てない人がいることも事実。探してもなかなか見つからないなら、選択肢をどんどん増やしていく。そして目の前のことを全力でやっていく。結果がついてくるとどんなことも面白いと感じるもの。そしてだんだんと人生の展望や戦略が持てるようになる。今、明確な夢や目標がないなら、選択肢を増やしていこう。それが自分の可能性を広げてくれて人生がどんどん楽しくなる。

② コンテクストがすべてを決めていく。
GAFAのような巨大なIT企業はコンテンツをビジネス化してどんどん成長していった企業。今やYouTube、FacebookなどのSNS、ネットを利用しない人はいない現代社会において個人が自分のコンテンツを発信できる時代。これは昔にはできなかったこと。大切なことはコンテクストを決めていくこと。自分がどういう人間かを発信していく。どこに住んでいて、誰とつながっていて、どういったことをやっているのか、自分の人生がコンテクストになり、キャラクターを決めて人生となっていく。コンテクストが確立されてくると人が集まってきてマネタイズ化しやすくなる。これがギグワークにつながっていく。

③ 今できることをどう周りに役立たせていくか。
損するように生きよう。長倉さんはこのように本書で語っている。得をしたい。それは誰でも同じ。大切なことは自分の価値ある情報をどんな人に教えるかということ。それは損してでも自分にできることを惜しみなくやってくれる人。そういう人には自分の大切な人、価値ある情報を教えようという気持ちになっていくもの。人脈ができ、チャンスがやがて自分のもとに次々とやってくる。選択肢が増えていき、人生がどんどん楽しくなってくる。その出発点は損しても今できることをどう周りに役立たせていくかを考えて行動していくこと。そうすると素晴らしいコンテクストができ、ギグワークも簡単に実り、人生も楽しくなっていく。

 人生100年時代に「時間」も「お金」も自由になる働き方。元編集者として1000万部以上の本を世の中にとどけてきた長倉さんだからこそ、とても説得力のある内容です。やりがいも充実感も収入もアップする。そんな生き方をしたい人は「GIG WORK」をぜひお読みください。

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