スキルとキャリアアップ

社会人13年目。無名の5流大学を卒業後、大手電機メーカーへ就職し、外資を転々としながらキャリアを形成し、Economist Top 100 海外ビジネススクールにてMBAを取得、帰国後には外資系企業にて購買業務をしています。過去の自分と今の自分が持っているスキルとそれに対する市場優位性についてシェアしたいと思います。今後のキャリア形成や今伸び悩んでいる方の参考になればと思います。

大手企業、外資系企業で仕事をしていた事が多かった為、正直周りの人のスキルレベルや既に持っている頭の良さなどはかなりのレベルでした。英語がペラペラの人、中国語が出来る人、エクセルの達人など。そんな中で自分はなんのスキルも無く当然ながらいつもミスばかりし、上司に怒られて全く信用されていない存在でした。英語については多少しゃべれたかもしれませんが、独学だったので恐らく聞いている人からしたらひどいレベルだったと思います。エクセルについては数式などは果敢に使って見るものの、いつも間違いがあり(今でも100%正確とは言い切れませんが)且つ自分は頭が良くなかったので本当に多くのミスをしていました。今でも振り返るとひどい状態だったと思います。

では今はどうかと言うと、間違いなくエクセルの分析が英語が強みになって仕事が出来、信頼を積み上げています。現職でもその前の職場でも一流の大学を出ている方や一流の企業の経験がある方が多いのですが、共通して言える事はエクセル分析と英語は強みと思えるレベルに達しているのです。新入社員の時の同期や同僚に話したら信じて貰えないと思います。

そこでなんで強みになったのか考えました。それはシンプルに環境と圧倒的な量をこなしていたからだと思っています。しかもなぜか少しずつそのような機会に巡り合っていた気がします。

英語については、何故か周りが外国人ばかりの環境で仕事をする機会が多く新入社員4年目以降は常にそのような環境でした。仕事では70%程度が英語だったと思います、またランチや(ここがポイントなのですが)田舎だった事もあり仕事後に皆で宅飲みしたり週末は一緒に出かけたりと、兎に角英語しか使っていなかった環境にいました。またMBAの在学中は当然全てが英語だったので、気づいた時には英語のレベルもそれなりに上がっていました。

エクセルについては、恐らくMBAにいくまでは平均レベルだったと思いますが、ビジネスレベルでの分析や論文などのデータ収集を得て一定以上のレベルのスキルになりました。そして、大きかったのは帰国後に就職した会社での業務です。外資系企業なのですが、元々歴史のある日本企業が外資系企業に買収され、やり方や求められる結果は外資だけど、中身はソフトもハードも古い日本企業でと言う環境で様々な業務に携われた事が大きなかったと思ってます。誰もエクセルが使えなかった(且つ英語出来る人もいない)、、、一方で在庫を年間数億円単位で削減するようトップから依頼がありなんとかしなければ行けない状況でした。どうするか?ちょっとでも使える人がエクセル何万行に及ぶ在庫データを分析し最適化しなければなりません。本当に大変な作業でしたが試行錯誤を繰り返していくうちに様々な計算式を学びスキルとして習得出来ました。

経験している会社がトップレベルでない事実はありますが、言える事は世の中の多くの会社はトップレベルではなく、10年前は想像もしていなかったスキルを武器に結果を出せています。もし読者の方がキャリア形成について考えている、伸び悩んでいるなどあった場合は是非自信をもって悩んで突き進んで欲しいです。5流の大学卒でも環境と努力量で挽回出来ます。

少しでも有益なシェアになっていれば嬉しいです。

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