健康改善で仕事のパフォーマンスがよくなった話(初級者編①)
たまには人事系でない話題も。
最近頭が冴えない。決断を後回しにしてしまう。
それは重い問題を背負っている訳ではなく、健康の問題かもしれません。
私も以前この状況に陥りました。
当時、仕事でマネージャーを勤めていた私は、決断を先延ばしにしては、夜眠れない日々。仕事中いつも集中力不足。口内炎を患い続けるという負の絶頂にいました。
「仕事が自分の能力を超えているのかな?」
と思いましたが、いかんせん眠れないことと口内炎が治らない身体の問題が発生していたので、まず体調の改善を模索しました。
結果的にこれがその年一番の成功でした。
不眠と口内炎が改善しただけでなく、頭が冴え、決断に勇気を持てるようになりました。
良くなったきっかけは身体の健康にあります。
人間は志を持ち、実現を目指し毎日を過ごしています。
その毎日は我々が生きていることを条件に成り立つものです。衣食住の安定があるからこそ面白いことに目が向くように、健康な生活が志を成し遂げるために必要な土台なのです。
私より健康に詳しい方はたくさんいらっしゃるので、専門的な話はそういった方にお任せすることにします。一方、「素人が健康改善により仕事のパフォーマンスをあげた話」をするなら、私の方がより身近な感覚で話できるはず。
この記事の価値はそこにあると思っていただければと思います。
※お断り
この文章はある程度根拠に基づく内容を書いておりますが、私は健康の専門家ではありません。私一人のみの実験体に基づく記事なので、事実を間違って解釈している部分や、私特有の事象もあるかもしれません。
その前提で、「健康改善を試してみる」きっかけにお読みいただけますと幸いです。
仕事のパフォーマンスが低迷していた時期
私は当時、採用グループのマネージャーを勤めていました。
新米マネージャーの私は四方八方からのいろいろな意見にメンタルダウン気味。毎日ラーメンを食べては、18歳から続けていた筋トレも長らく怠り、身長180cm、体重72kg、体脂肪率21%という不健康生活を送っていました。結果、下記のような有様でした。
・眠れない(平均睡眠時間5時間以下)
・頭が冴えない
・口内炎にすぐなる
・決断を避ける
・イライラする
・弱気になる
・集中できない
あまりのパフォーマンスの低さに危機感が募りました。
原因はよくわかりませんでしたが、少なくとも運動不足なのは間違いなく、そこからくる不健康だけでもなんとかしたいと思いました。
そんな時、facebookで知り合いの社長が高尾山トレイルランの誘いを出しているのを見ました。「誰かと一緒なら運動を継続できるだろう」と期待し、トレイルランに参加してみることにしました。
健康の価値を知る
朝8時に高尾山に集合。その回は主催者の社長と私のマンツーマン。
とりあえず悩みの丈を相談してみました。
・siso50「夜眠れないんですよね」
・社長「スマホ使いますか?何時に起きてますか?」
・siso50「スマホは依存しています。朝6時に起きたいのですが、最近は無理です」
・社長「なるほど、スマホ・PCは仕事が終わるまでにしてください。朝は毎日決まった時間に起きて、リズム運動をしましょう」
・siso50「!?」
・社長「人間は元来太陽と共に起きて日没と共に寝る生き物なのです。夜型になっているのは生活習慣の影響です。人類の歴史において非常に短い期間に近代化が進んだので、身体がまだ近年の生活習慣に適応できず、本来の力を発揮できていないんです。」
この会話を通して眠りのメカニズムを知りました。
太陽光を浴びると、眠りを誘うメラトニンという物質が抑制され、人は目を覚まします。一方セロトニンという物質が分泌されます。セロトニンは、リズム運動をすると分泌が促されます。
セロトニンは精神の安定に寄与するので、気分を良くしてくれます。
暗くなるとセロトニンからメラトニンが作られ、メラトニンが人を眠りへと導きます。しかし、スマホ・PCのブルーライトは太陽光に含まれる青い波長の光を放つため、メラトニンを抑制してしまします。
つまり、朝メラトニンを抑制し、セロトニンをたくさん生成し、セロトニンをメラトニンに変えるというサイクルが健全な眠りをもたらすことになります。
なるほど、生物としての人間に回帰することで本来の力を発揮できるようになるのか・・・!
実際、トレイルランのあとはぐっすり眠ることができました。
興味持った私は下記本をその日のうちに購入。眠り以外の事も試していきました。
実際にやったこと
・生活習慣改善
・食事改善
大きくはこの二つです。
生活習慣改善
生活改善の成果として得たものは二つです。
・人間本来の生活リズムを取り戻したことによるパフォーマンス向上
・意志力の有効活用による意思決定力向上
それを説明する前に実際の取り組みを説明します。
下記の生活リズムを習慣付けました。
【毎日のルーチン】
・6:10:起床。休日も同じ時間に起床。
・6:15:ジョギング
・6:25:腹筋 40回×8メニュー
・6:35:風呂
・6:40:ゴミ捨て、家の掃除
・6:50:朝食
・7:00:出社
・8:00〜:仕事
・早い時間に心理的に重い仕事を
・遅い時間に心理的に軽い仕事を
・コーヒーは15時まで
・業務終了後:帰宅、PC・スマホ見ない
・23:00:翌日の服を選び就寝
【週末】
・10km以上のランニング
・上半身・下半身の筋トレ
・サウナ
まずここ↓
・6:10:起床。休日も同じ時間に起床。
・6:15:ジョギング
・6:25:腹筋 40回×8メニュー
高尾山の下りで説明したメラトニンを抑制しセロトニンを合成する取り組みです。太陽と共に目覚めてリズム運動をします。
・業務終了後:帰宅、PC・スマホ見ない
一方、こちらはセロトニンをメラトニンに変えるための取り組みですね。
眠りのリズム以外にもう一個ポイントを説明します↓
・8:00〜:仕事
・早い時間に心に思い仕事を
・遅い時間に心に軽い仕事を
と
・23:00:翌日の服を選び就寝
これは大事な意志力(自分をコントロールして物事を成し遂げる力)を1日の中で有効活用するための秘策です。
人間は意思決定や我慢をするたびに意志力を消耗しています。意志力は有限であるため、消耗しきった状況では大事な意思決定や我慢ができません。
服選びも小さいですがひとつの意思決定なので、意志力を消耗します。そのため、もうさほど意志力を活用する必要がない夜に服選びするルーチンを取り入れたのです。
リブセンス社長の村上太一が以前服装を白のワイシャツとバーバリーの靴下で統一し過ごしていたのは有名な話で、これも服選びに意志力を使わない工夫と言えます。
こうして生活習慣を整えていくと、自律神経も整ってきます。
自律神経が整うと免疫力が高まるので、病気にもなりにくくなります。
おかげさまで、悩まされていた口内炎も、以降悩まされることがなくなりました。
食事改善
長くなりすぎるので今回は諦めて次回書きます。
まとめ
・人間の身体は原始時代から変わっていない。原始時代の生活に近づくほど本来のパフォーマンスに近づく
・重い意思決定に意志力を使えるよう工夫する
最後までお読みいただきありがとうございました。
一緒に健康改善したい方、高尾山を走りたい方、ぜひお声がけください!
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