見出し画像

自分が先、他人が後

他者との人間関係で、「自分が克服したいと思っているのに、なかなかできるようにならない」ということはあります。

そのとき、「できるようになるには順序がある」ということを心がける必要があります。

自分自身に対してできるようにならないことは、他人に対してできるようにならないんです。

今日は、「自分が先、他人が後」について考えてみました。

まず自分に対してできるようにする

自分に厳しい人は、他人にも厳しいです。

自分に厳しくして、他人に優しく、というのは、理想的で素晴らしい人格者に思えます。

しかし、自分に厳しい人は、普段は他人に優しくしているように見えていても、窮地に追い込まれると他人にも厳しく接するものです。

他人の行動を変えるようにしたい人は、自分が今行っている行動を改めて、今までとは違う行動をとる必要があり、そのためには自分を変えられる人でないといけません。

他人の行動を変えるには、まず自分の行動を変えるのです。

他人に対してできるようになりたいことを、まず自分自身にできるようにすることが重要です。

人を動かすには、まず自分を動かす。

人をほめるには、まず自分をほめる。

人の気分をよくするには、まず自分の気分をよくする。

人の目を気にしないには、まず自分の目を気にしない。

人に正直になるには、まず自分に正直になる。

人を笑わせるには、まず自分を笑わせる。

人を楽しませるには、まず自分が楽しむ。

人を好きになるには、まず自分を好きになる。

人に優しくなるには、まず自分に優しくなる。

人を許すには、まず自分を許す。

人を信じるには、まず自分を信じる。

人を幸せにするには、まず自分を幸せにする。

自分自身に対して行動できるようになって、初めて他人に対してもできるようになります。

自分に対して「いいんだよ」と許可を出せると、他人に対しても許可を出せるようになります。

自分の気持ちがいっぱいになって溢れて来たら、他の人にも心配りできるようになります。

返報性の原理

また、自分のやった行いが自分に返って来るという点からも、自分の行動が先にあり、他人の行動は後からついてくることがわかります。

人に挨拶されるには、まず自分が挨拶する。

人に感謝されるには、まず自分が感謝する。

人に優しくされるには、まず自分が優しくする。

人に助けてもらうには、まず自分が助ける。

人に応援されるには、まず自分が応援する。

人に寄付してもらうには、まず自分が寄付する。

人に信頼されるには、まず自分が信頼する。

自分がしていたことが、自分に返って来ます。

返報性の原理と言われますが、これは人が持つ「やってもらったことはお返ししたい」と思う返報性の性質がもらたすものです。

相手がどうあれ、「とにかく自分から始める」ことが大切です。

まとめ

ここまでの原理を一連の流れにまとめると、自分が他人から信頼してもらうためには

①まず自分自身を信じて

②自分から先に他人を信じることで

③その結果として他人から信じてもらえるようになる

という流れができあがります。

結果がついて来るかもしれないし、ついて来ないかもしれませんが、そこは自分がコントロールできる範囲ではないので、こだわってはいけません。

自分ができることは、まず自分を信じること、そして自分から信じることです。

自分が先(原因)であり、他人や周囲の人は後(結果)なのです。

気に入っていただけましたら、サポートいただけるとありがたいですm(_ _)m 他のnoterさんの応援やより良い記事をつくるための勉強に活用させていただきます!