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Still Alive

まだ人生を振り返る歳でもないし、これから先に待っている成功の数々を勘定する余裕もない。けれども、あの時、あの場所で、思い返してみると人生を変えてきた瞬間や分岐点があって、今のこの時がある。

記憶力が良い方でもないし、すぐに忘れてしまう性分なので、過去、現在、未来についてメモしてみようか。日記のような、散文のような。

最近。近々。

2020年、5月13日。初夏のような暑さで、庭に地植えして2年目のバラは真っ白な花が次々に開花し、よく咲いている。昨年から飼いだした猫もゴロゴロとすり寄ってきて、緩やかな午後のひと時。外からは小学生が遊んでいる声が聞こえてきて、平和に感じられるこの瞬間。

新年が始まり早々にミュージシャンは外でライブができなくなり、春から夏へ移り変わろうとしている今、5月中旬。世の中は急激に変わっている。けれども正直言ってその波に乗っているのか、飲まれているのか、わからないままに半年が過ぎた。

一見、平和に思える今日の爽やかな風と陽気の中にも、見えない不安や心配事は僕も多くの人と同じように抱えている。半分はネガティブ、半分はポジティブ。あまり話してないけれど、仲間たちのポジティブさに助けられている事は間違いない。

世界ツアーを周るバンドマンや目まぐるしく移動するセッションミュージシャン程ではないにしろ、自分のバンドのツアーが延期になったり、参加するイベントが中止になったりで外でのリハーサルやライブのスケジュールはなくなり、小刻みに打ち込まれるジャブのように効いてくる。

一方で、自宅スタジオで音楽制作をする日常は今も昔も変わらず、という状態。いくつかのプロデュース、ライブ配信向けのコンテンツ制作。アルバムの音源作り。大きな流れはorigamiの仲間と話しつつ。

次のデジタル配信、先行シングルはどうしような。

そして、周りではSNS。流れに乗ろうと利用しているけれども不精なので定期的にできない。思ったら散発的に発信。これはやっぱり必要とされているし、やりたいところなんだけれど。マイペース、スローペース。内省的。ライブで自分が演奏するとき、MCをするときの発信的な自分との落差に今更ながら気がつく。

ざっくりと最近、近々。

大学を卒業してからガスメーカーに勤めていて、会社員だった20代。30歳目前で辞めて、一度白紙に戻して、それからミュージシャンをやろうと思った。根拠のない自信はあった。いろんな分岐点があって、今に至っている事を振り返ってみると、面白い出来事もたくさんあったので、今後、思い出してはNOTEしていこう。

そして、今起こっている事を書き連ねて行こう。

これからも道はデコボコだけれど、Still Alive、まだ粘り強く生きています。


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