おすすめの本 7冊

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SNSで7日間のブックカバーチャレンジをやってみたので、こちらでまとめてご報告。ちなみにこの7冊のチョイスは、もちろんどれも好きなんだけれど(好きな本しか買いませんよねぇ、ますます)、結構適当に目についたものをひょいひょい選んだ結果です。


「遠い太鼓」村上春樹
ほとんど全部持っている村上春樹さんの本の中からはなかなか分厚い旅のエッセイを選びました。「ノルウェーの森」が大ヒットした直後の37歳から40歳になるまで滞在したギリシャやイタリアでの出来事をまとめた一冊。
とにかくボリュームがあってすぐに読み終わらないところが好きで、ツアーや海外に行く時にはいつも旅行カバンに入れています。


「ボクの音楽武者修行」小澤征爾
小澤征爾さんが24歳で単身ヨーロッパに渡り、国際コンクールで優勝して世界的な指揮者への道のりを歩み始める自伝的エッセイ。当時の熱量がこちらにも伝わってきて一気に読んでしまいます。文章からも小澤征爾さんの人間としての魅力が溢れ出ていますよね。


「散歩のとき何か食べたくなって」池波正太郎
こちらもエッセイ。とにかく読んでいてお腹が減る!
古き良き東京のおもかげを池波さんに教えてもらっているかのようなエピソードが満載。でもそこにはさまざまな人間模様や池波さんの哲学が練りこまれていて他では味わえない文章になっています。


「坑夫」夏目漱石
個人的には「三四郎」とかのほうが好きなんですが、たまたまこの本を手にとってしまったので...
この本は村上春樹著「海辺のカフカ」でも登場しますよね。
すごく不思議な小説。恋愛でもめごとを起こした青年が家を飛び出し、成り行きに任せて坑夫になる。最終的になにかとんでもないことが起こるわけでもないんだけれど、読んだ後になぜかずっと残ってしまう異色の作品です。


「世界を変えた10人の女性」池上彰
池上さんがお茶の水女子大学で特別講義をしたものがまとめられた本。
アウンサンスーチー、マザーテレサ、マーガレットサッチャー...など10人の「世界を変えた女性」にスポットを当てて、世界をどう変えたのかということを深く掘り下げていく内容です。
こんな授業ならいつでも受けたいよなぁ。


「夜想曲集」カズオイシグロ
カズオイシグロさんの小説はどれも好きですが、この短編集に漂っている淡い哀愁がとても好きです。随所にはさみ込まれているユーモアがどれも上質というか「大人の笑い」といった雰囲気で、それも魅力の一つですね。


「死にたい夜にかぎって」爪切男
仕事の関係で読んでみた一冊。普段はだいたい選ぶ本が凝り固まってしまうので、こうやって仕事のつながりで新しい本に出会えるのは嬉しいこと。
かなりパンチの効いた内容だけれど、やはりこの本も爪切男さん特有のユーモアが面白くて唯一無二の文章でした。ドラマと併せて(そしてアイナジエンドさんのエンディング曲にも注目して)お楽しみいただければと。

目指せ書籍化📓✨ いつかライブ会場のグッズ売り場にエッセイ集を平積みにしたいと思います。