あなたの”スタジアムに足を運ぶ理由”はなんですか？

こんにちは、守屋です。

みなさんがスタジアムに足を運ぶ理由はなんでしょうか。改めて考えると「これだよ！」と言った動機が無くいつの間にか足を運んでいたという人も多いかと思います。

・マスコットの可愛さに癒されに行く

・監督、選手の何気ない表情をチェックするのが好き

・グルスタが食べたくて仕方ない

・選手との距離が近くて臨場感を楽しみに行く

・ハーフタイムや試合前に行われる歌手やアイドルグループ、ご当地アイドルのパフォーマンスが楽しみ

・応援するクラブの戦術浸透度をチェックする

・サッカーマニアとして分析したいため

・恋人がサッカー好きで私も好きになった

・ユニホームを着て応援するのがインスタ映えするし、可愛いからスタジアムに行く

などスタジアムに足を運ぶ理由はそれぞれではないでしょうか。

私も土日は試合観戦に行くこともありますが、試合中やその前後にサポーターがどんな投稿をしているかチェックしながら色んな応援の仕方があるなと感じています。

サッカーはスポーツであり、勝ち負けがありますので応援するクラブが勝ってくれることほど嬉しいことはありません。

ですが正直な話で、同じ色のユニホームを着て名前も知らない隣の人と得点が入ったときにはハイタッチして喜びを分かち合うことが楽しいと感じる人もいるものです。

例え負けた試合であっても、気持ちよく帰るサポーターもいるのです。

もし、サッカーの質だけ上げようとしてオール外国人選手のチームになったら

あるクラブが外資系企業に買収され、外国人枠も撤廃され破格の金額で各国の一流選手を呼び寄せてきたチームを作り上げたしましょう。

もちろん試合では金額に見合うプレーをし、圧勝でリーグ優勝を果たしました。ですが、トレーニングは全て非公開で、無駄なことにはお金や時間をかけない。

９０分の試合が全てであり、その結果に満足してもらうというスタンスだった場合どれだけのサポーターがスタジアムに足を運んでくれるでしょうか。

最初は一流選手を見たさにスタジアムに足を運んでくれるかも知れません。ですが、スタジアム以外でのプライベートの部分やトレーニング見学もできずにファンサービスも禁止された場合、サポーターはどう感じるでしょうか。

「試合以外に見るものが無い」

と一部のサポーターは魅力を失い、週末の試合以外での楽しみが無い状態になってしまいます。

極端な例かも知れませんが、何が言いたかったというとスタジアムに足を運ぶ理由は人それぞれであり、クラブはサポーターを飽きさせないコンテンツを提供し続けることが重要であると言うことです。

話題先行でも問題ない、大事なことは足を運んでもらうこと

平昌オリンピックでのカーリング女子チームの銅メダルという結果はもちろん喜ばしいことですが、それ以上にマスコミやメディアが

・「そだねー」という言葉に注目
・おやつタイムの食べ物に注目

という部分を話題にして盛り上がりました。

賛否両論あると思いますが、話題を提供することが無ければカーリングという競技がここまで注目され、今まで知らなかった人の耳に入ることも無かったかも知れません。

本質はカーリングという競技を知ってもらい競技人口が増えて欲しい、もっとスポンサーがついて欲しいと願うところですが真っ向勝負のアプローチでは資金が集まらないし話題性にもなっていなかったかも知れない現実があります。

実際に昨年カーリングチームが行ったクラウドファンディングでは、目標金額300万円に対して39,300円という結果に終わっています。

カーリング/平昌オリンピックでメダル獲得を目指す！！

むしろ（競技の質を高めた上で）話題を提供したからこそ注目され、今後カーリングをして見たい、観戦してみたいという人が増えていくのではないでしょうか。

サッカーに置き換えればメジャーなスポーツであっても「サッカーのレベルを上げていく」と言うのは当たり前のことであり、それ以外の部分で観る人に話題を提供し続けることが重要ではないかと感じます。

サッカーというスポーツの認知度は非常に高いものの「良いサッカーをする」は大前提であり、それ以外の話題を提供するコンテンツの発信は多くの人に、

「スタジアムに足を運ぶ理由」

を作り出すことに繋がるのではないでしょうか。

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