考え抜いたことを、さらに考える時間の無駄

こんにちは、守屋です。

ある企業の上司は優柔不断で有名でした。部下が取引先と話し合いをした際に、どちらが企画の主導権を握り進めていくかの割合が一つの焦点になりました。

部下は自分だけでは判断できないと思い、上司に相談しました。上司は考えた末に今回は相手に主導して貰い様子を見ると決断し部下に伝えました。

しかし伝えたはいいものの、果たして本当に主導権を握らせて万が一、企画倒れにでもなったら自分の責任にもなりかねない。そう考えだして部下にいま一度交渉してみるように直前になって伝えました。

部下は言われた通りに取引先と話し合いました。ですが取引先は事前に自分たちが主導権を握って企画を進めることを聞いていたため、突然態度を変える様子に不信感を抱き、交渉自体が決裂してしまいました。

考え抜いたことなら振り返り、決断を変える必要はない

本気で考え抜いたことであれば、決断を変えてはいけません。もちろん「一生」などと言うつもりはありませんが、一定の期間は貫くことが必要です。

なぜなら、自分自身が「考え抜いたこと」であるからこそ、自信を持って貫かなければ自分を偽ることになってしまうからです。

また自分以外が関わる場合は、決断したら振り返らず迷わないこと、考えないことです。考え抜いたことに、さらに考えても結果は変わりません。それよりも起こっても無いことに時間を奪われることになります。

これが「指示」である場合は、状況によって変えなければいけないこともあるかも知れません。しかし自分自身が良いと思って下した決断、考え抜いた末、行動する場合は信じることが重要です。

ぜひ行動してから考える。行動しながら考える。というも決して悪いとは思いません。ですが大きな決断を下すときには”考える”ではなく”考え抜く”ほど頭をフル回転させること。決断したら考えないことをお勧めします。

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