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W杯は夢の舞台。そこにある財政事情とは


こんにちは、守屋です。


W杯抽選会も終え、日本はグループHと決まりW杯を待ち望んでいる選手はもちろん、サポーターの皆さんもモチベーションが少しずつ上がってくるのではないでしょうか。


そんな中、私は抽選会の様子を最後まで見届けたとき、ハリルホジッチ監督が抽選会の結果に対してインタビューしているとき、あることに気が付きました。


ん?スポンサーに日本は入っていないんじゃないのか?と。


2018年W杯のスポンサーは以下の通り。


出典:2018 FIFAワールドカップ

お馴染みの顔ぶれと、新たに大連万達グループ、海信、Vivo(中国)、カタール航空(カタール)、開催国のロシアはガスプロム1社と言うわけです。


最低ランクのナショナル(現地)スポンサーでさえ、集めるのに苦戦しているとのこと。


最も腰が重かったのはロシアの地元企業だ。これまでにスポンサー契約を結んだロシア企業はわずか1社で、大手銀行アルファバンクがスポンサーのランクとしては最下位の「ナショナルサポーター」になっただけだ。
引用元:FIFA、ロシアW杯のスポンサー獲得に苦戦

1982年からW杯のパートナー、スポンサー企業は、以下の通り。


日本は本大会に出場していない時代から、資金調達国としてFIFAにとってはお得意様だったのですね。


スポンサー集めに苦戦する背景には、FIFAブランドが汚職スキャンダルによって、価値が下がったことも考えられるかも知れません。


このような汚職スキャンダルによるFIFA価値の低下、むしろ国内リーグで十分に収益を出している国、企業。


資金はあるけど大陸的にスポンサーになっても、自国が出場レベルに達していないので意味がないと判断する企業など含めて、W杯の出場国を増やす方向に決まったのではないかと予想します。


どうなる48ヶ国のW杯。出場国増で広がる大陸間格差…質の低下は不可避か
出典:フットボールチャンネル


4年に一度のお祭りであるW杯も、スポンサーが集まらなければ運営が困難になり、継続することが難しくなることが予想されます。


もし、アジアのスポンサーが撤退してしまえば、資金のある企業国で開催(アメリカ、中国、ブルネイ、UAEなど)が中心となってくるかも知れません。現状のスポンサーからすると、中国を無視するのは難しいでしょう。。


国土的にはアメリカや中国は問題ないかも知れませんが、それ以外の課題として、環境問題、スタジアム等の設備、交通インフラなども含めると、今の現状だと50年後には、限定された国で開催されることも考えられるかも知れません。


いずれにせよ、FIFAも企業の一つとしての自覚をしっかりと持って、引退選手の天下りの温床状態にならないように、外部から一流の経営者を招聘して欲しいと願うばかりです。


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