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感情論より、データで示した方が効果的な理由

こんにちは守屋です。

社会人サッカーや、プロの試合であっても指導者から聞こえてくる、

「気持ちで負けるな。」
「強い気持ちで戦え。」
「全力で戦ってこい。」

という声は決して悪いものではありませんが、あまりにも抽象的で選手にとってベストな手助けになっているとは言い難いと感じます。


確かに感情論は勝利の為に重要な要素ではありますが、具体的な助言にはなりません。


では、どんな言葉が選手の頭をクリアにしてくれるかと言えば、データに基づいた論理的な答えではないでしょうか。


試合を通じて、あるチームが失点する時間帯が前半の35分から45分、後半の開始10分以内が8割というデータがあるとします。


そのデータをもとに指導者が指示しなければいけないのは、

「前半の終わりと、後半の開始は失点が多いから集中しろ!」

という抽象的な言葉ではなく、

「前半の終わり、後半の開始の失点パターンのほとんどがサイドからのクロスを入れられて失点している。

サイドバックは裏のスペースを取られないように意識すること、真ん中のライン(DF、DH)は下がり過ぎる必要はないが、相手選手が視野に入る身体の向きを考えること。」

という具体的な指示があれば、何にどんな風に集中して取り組めばいいかが分かるのではないでしょうか。

会社であればコールセンターの忙しい時間帯は9時~12時、17時~19時とします。

その時間帯に上司が、「効率良く顧客の要望に応えれるように良い準備をしてくれ。」

という指示を出すのではなく、

「忙しい時間帯に関して、人数を3割増しに対応するように募集はかけている。来月の初めから確実に増える。

そして、もし問題がすぐに解決しないと会話中に判断したら、隙間時間(13時から16時、もしくは日を改める)に折り返すことも臨機応変に応対してくれて構わない。」

と具体的な指示をすれば、コールセンターで働く人々は、顧客の問題を解決することはもちろんですが、長引きそうだと判断した場合は隙間時間へ誘導する、もしくは折り返し連絡するというオプションを手に入れて効率よく、一番ベストな仕事が出来ることになるでしょう。

論理的思考を伝染させる重要性


感情論が生み出すものは、伝える側の論理が無いことが露呈され、受け取る側の不満と不信感が募るだけなのです。


しっかりとしたデータに裏付けされた根拠を元にやるべきことをやっても、結果が出ないときに感情で行動のブレが出ないようにメンタリティーの重要性を最後に説くのは理解できます。


伝える側がデータに基づき、論理的な解決の糸口やアドバイスがあった場合、受け取る側はなるほど!と納得するかは別として、


「そういう考えもあるのか。でも、他にも良い解決方法があるんじゃないかな。考えて見よう。」


という論理的思考の伝染が行われる可能性があるのです。


サッカーでもスポーツでも、一般企業に勤めている人でも同じですが、肉体労働ではなく、知的労働こそこれからの時代はさらに必要不可欠になるのではないでしょうか。


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