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読書と相性

さて、前回はシリーズ化する本について書いていきました。
読書は新しい世界に連れて行ってくれるわけですが、
シリーズ化している物語は、
すでにそこにいるような気持ちで
読み始められるところがとっても気持ちいい。

単純に再会した気持ち。

そうそうこれだよっていう感じ。

自分もそこにいるかのような錯覚に陥ります。

それが素晴らしい。

例えば東野圭吾さんの
・加賀恭一郎シリーズ
・ガリレオシリーズ
・マスカレードシリーズ
なんかは、主人公が出てこなくても、
「来るぞ来るぞ」という感覚が
非常に心地よい。

そして「きたーーーーーー」
ってなるわけです。

ガリレオ(湯川教授)なんてキャラが立ちすぎなので、
警察側が何かを言っても、
「きっとこう言うだろうな」って予測できるし、
偏屈だったとしても、
「そりゃそうだよな」
ってなるわけです。
むしろその偏屈を待っている。笑

それはシリーズ化されていない読書ではない感覚です。




はじめましては丁寧に。


今日「花屋さんが言うことには」という小説を読み始めたんですが、
やっぱり登場人物の性格とかは、丁寧に読まないとわからないし、
そもそもこの作者の作品も読んだことがないので、
そういう意味ではしっかり読まないとわからなくなってしまうこともありそう。

実は筆者との相性ってあると思っていて、
読みやすいとか読みにくいって
そういうのすごく関係あると思うんですよね。

よく使われる言葉を自分が知っているか。
一文が短いかどうか。

おそらく「相性」といっても、
実際にはいろんな要素があると思うんだけれども。
その小さな要素が組み合わさって、
面白い、面白くないっていうのが決まるんだろうな、と。

「花屋さんが言うことには」

面白いです。あったかい気持ちになります。
坂木司さんの「和菓子のアン」シリーズに
どことなく似ている。

筆者の花への愛情が伝わってくる。
実際に、愛情があるのかどうかはわからないけれど、
花について知りたくなっていく。

今度花屋さんに行ってみようかな、とか、
この花の花言葉はなんていうんだろ、とか、
およそ自分一人でいたら思わなかったような感情にさせてくれるところも、やっぱり読書の楽しみであると思う。

また読書に癒されながら、
自分の「知らないこと」をたくさん知っていきたいと思います!



ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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