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読書は時を超える

さて、前回までに
「スポーツ選手の声」が聞こえる読書について書いてきました。

スポーツを見ていて、
「こう考えているんじゃないかなー」とか、
「こうやっているのかもしれないな」とか、
そんなことを考えながら観るのはすごく楽しい。

でも実際には想像の域を出ないわけで、
答え合わせがしたくなることもあります。

試合後のインタビューとか、
密着ドキュメンタリーなんかで明らかにされることもあるけれど、
結局のところ第三者のフィルターが通っているわけです。

そんな中で、スポーツ選手自身が著者の本は、
とても面白い。

その時その時、
一瞬一瞬で、
どんなことを考えていたのか、
なぜその行動がとられたのか、
克明に描かれていることもある。

そこでまた答え合わせができる、
それがとても面白いのです。


内面を文字にすること


思えば内面を文字にするって、
とてつもなく難しいことですよね。

会話の中で説明することはよくあっても、
なかなか文字にするって、日常生活でもあまりない。

私たち一般人が、
あの時あの瞬間、なぜあの行動をとったのか、
ちゃんと文字にしている人は少ないのではないかと思います。

スポーツ選手だってそれは同じで、
その瞬間にどんなことを考えていたのか、
どんな意図があったのか、
文字にしていないかもしれない。

それでもきちんと言語化できるからこそ、
そういうレベルに達しているんだなぁと思ってみたりもするのです。


時代を超えて生きるもの


さて、今日は文字は時を超えるということについて書いていきたいと思います。

今までにも書いたとおり、
文字にすると、実際には会ったことの無い人からも、
知識を得ることができる。

もはや一方的に「知り合い」のような錯覚に陥るわけです。笑

向こうからすると迷惑な話かもしれませんが、
本を読めば読むほど、書いた人の内面や考え方に触れるわけで、
そこに「共感」が生まれれば、もう他人とは思えなくなってしまう。

そんな気持ちになることもあります。

さて、「時を超える」話。

最近読んだ本の中に
「『原因』と『結果』の法則」(著・ジェームズ・アレン)という本があります。

この本、日本では2003年に出版されており、
自己啓発本の中でも有名な部類です。

本の中身は「思考は現実化しますよ」とか、
「あらゆる事象の原因は自分にありますよ」とか、
ちょっと前だったら時代背景的にすごく流行りそうな、
逆に今だったら、ちょっと敬遠されそうな、
そんな内容の本になっています。

内容は人それぞれなのでさておき、
この2003年に出版された「『原因』と『結果』の法則」、
著者のジェームズ・アレンがこの著書の執筆をしたのは1902年といわれています。

つまり100年の歳月を経て、ようやく日本で出版されているわけです。

この作品はその後、デール・カーネギーやナイチンゲールにさえも影響を与えたということで、日本でも非常に有名な作品となり、
現在に至っています。

いつ書かれたものであっても、
書物は時を超えて、私たちのもとへたどり着きます。

そういう意味では「源氏物語」も「解体新書」も
書物になっているからこそ、残っているわけです。

そして自分の思いを言葉にする、
それを受け取る、そういった行為ができることが、
とても幸せなことだと思いながら、今日も読書を進めていきたいと思います!


ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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