見出し画像

スポーツ選手の声が聞こえる読書

さて、前回は、読書と現実逃避について書きました。

うまくいかないことも毎日の中では当然あります。

うまくいくことばかりではない。

そんな時に、ちょっとだけゆっくりできる場所とか、
逃げ込める場所があるってすごく重要なことだと思います。

現実逃避しても、
現実が変わっているわけではない。

でもだからこそ、
その現実としっかりと向き合うために、
心を整えるってすごく大切なことですよね。

読書はその「整える」作用があると思います。

作品に没頭できればできるほど、
現実を忘れて。

でもその作品の没頭度合いによって、
よし自分もやるかぁと思えるかのような。

そうやってちょっぴり自分に刺激をくれたり、
元気をもらえるのっていいことですよね。



文字によって活力をもらえる


自分は、活字によって元気をもらえるタイプだと自覚しています。
文字と言っても良い。

自分に元気がない時でも、
ポジティブな言葉を読んだり見たりすると、
よし頑張るぞと前向きになれる。

でもそこにストーリーは重要な気がします。

ただのポジティブな言葉ではなかなか前向きになれません。

ちょっと厄介なんです笑。

今まで小説について書いてきたことが多かったですが、
実は小説以外にも、読書をしてよかったなとか、
すごくためになった本は存在します。

今日はそちらを紹介しようと思います。


スポーツ選手の生の声を聞くことができる


前提として、これを書いている私は、スポーツが非常に好きです。
異様と言ってもいいぐらい、本当に好きです。

スポーツのことを書いていった方が書けるのではないかと今真剣に思ったぐらい。
そのぐらいスポーツ観戦は好き。

何がどう好きなのかというと長くなってしまうので、スポーツの話はこれぐらいにしますが、
スポーツ選手がどんなことを思い、どんなふうに考えているのかは、
なかなか表には出てきません。
試合後のインタビューなんかで明らかになることが最近は増えてきましたが、
それでも大事なことは削られたりしてしまうので、
なかなか本人が思っている内面というのはわかりづらいもの。

しかし、オフシーズンになると本を出したりしてくれます。

それが非常にありがたい。

もちろん記者からの視点で描かれたものも良いのは良いのだけれど、
結局は第三者の気持ちになってしまう。

けれど、本人が書いているものは(編集者がいるのはわかっているけれど笑)、やっぱり本人の声がストレートに届いてくる気がしてしっくりくるんです。

その中でも良いなぁと思ったのは
「心を整える」

今週、ついに選手を引退された長谷部選手が書かれたものです。

もう13年前なのか、、、驚き。

若くして日本代表のキャプテンに大抜擢された長谷部選手の、
まさに「心の整え方」が細かく書かれています。

こういう考え方で、こうやって自分を変えようと努力してきたからこそ、
大先輩がいた中で当時の日本代表監督である岡田監督にキャプテンを任されたんだし、その後ドイツでもずっと活躍しているのも、
こういう考え方が根底にあるからなんだな、と読んでいるだけで納得できます。

プレーももちろん重要だけど、
やっぱり継続性を求めていくとなると、
考え方・思考がとっても重要。

そういうことを読み手に考えさせてくれる本です。

この本が出された時には長谷部選手は27歳でしょ、
その時に「寝落ちしたことはない」「寝ようと思ってからしか寝ない」
っていうのに驚きましたね。

もっと驚くことあるだろ!
というご指摘は受けそうですけど笑、
実は長谷部選手と同い年の私は、その時点で「寝落ちしたことがない」なんて信じられなくて、、
やっぱり心が整っていると、たどり着ける場所も相当に違いがあるんだなということをまざまざと見せつけられた気がします。


現役引退について娘さんに伝えた時にどういう反応だったか聞かれた長谷部選手。
「実は娘に言ってないんですよ」
「先に誰かに言われちゃったら困るので」

これも驚愕ですよ。
言いたいことはわかるけれど、
全方位に配慮してないとなかなかできない。

引退会見も現地の報道陣に配慮して全てドイツ語で行っていましたね。

これから日本人として、おそらく初めてとなるような「指導者」の立場になっていくのでしょう。

スポーツ選手の生の声として、
忘れられないもう一冊を次回またお伝えしたいと思います!



ここまで読んでいただいてありがとうございます!

Instagramでは、最近読んだ本の紹介をしています。
興味がある方は是非覗いてみてくださいね↓↓
https://www.instagram.com/enjoy.reading._/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?