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読書と現実逃避

前回は、「本を読むこと」がいかに自分と対話させてくれるのか、
について書いていきました。

本を読む上で共感できること、
「本当にそうか?」と思うこと、
その全てに自分の考え方がよく表されています。

そしてそれは、読む時期によっても違う。

自分の環境、
自分の状況、
自分の周りにいる人たち
によっても大きく変わってくる。

だから、同じ本を読んでも、
読む時期によって読み方が変わってくる、
なんてことも書いてきました。

情報を受け取っているはずなのに、
今の自分を知ることもできる。

それがまた、読書の面白いところかなぁとも思います。


現実に疲れた時にも読書は有効


今日は、一転して、
読書が「現実逃避させてくれる」
ことについて書いていきたいと思います。

今目の前に広がっているものからとにかく抜け出したい、
ちょっと一息つきたい、
でもやることがわからない、何をしたら良いのかわからない。
そんな時に読書は非常にオススメです。

「今の自分を顕在化させてくれる」
ということを書いたばかりで、
「現実逃避させてくれる」
わけでもあり、
それがまた読書の面白いところ。

矛盾していると思われるかもしれないけれど、
本当にどちらもあるんです。

それがまた、読書の面白いところ。


そういう意味では目的によって、変わってくるとも言えますね。

どんな目的で読書をしようか、
はっきりしていれば、それだけ読書が楽しめるような気がします。



今の状態によって読む本を変えてみる


日常に疲れている場合、
ドキドキするようなものは読みたくないかもしれない。

どちらかといえばまったりするような、
時の流れを止めてくれるような、
そんな作品を読みたいのではないかしら。

日常に刺激が欲しい場合、
ワクワクドキドキするような、
何かが起きるような作品を読みたいのではないかしら。

そうやって疑似体験をすることによって、
自分の人生が豊かになる。

あ〜そんなこともあるんだなって感じながら、
ちょっとだけ、日常が豊かになる。

そういう気持ちにさせてくれるのが、読書だと思います。


人生にちょっとだけ刺激を与えてくれることも。。


映像作品も同じようなことが言えますね。

良し悪しは置いておいて、
日常に刺激がない主婦層に向けた作品として
いわゆる「不倫モノ」がウケることがあります。

芸能人が不倫したらあんなに袋叩きにされるのに笑、
何かの拍子で不倫ドラマがすごく流行ることがある。

おそらく視聴者の心の中で「不倫」を美化するのでもなく、
「不倫」したいわけでもなく、
ただただ、ハラハラドキドキを求めるような、
そんな感情が渦巻いているんじゃないでしょうか。

対象は「不倫」じゃなくても良い。
ただ、非日常を欲しがるような感じ。

それって生きていく上で非常に重要なことだと思います。

毎日に満足していても、
毎日を幸福に感じていても、
やっぱり飽きることはある。

そして、自分の人生じゃない体験をしてみたかったり、
過去を振り返って「こうだったらどうだったんだろう」と
考えてみることもあるでしょう。

そういうある意味では「現実逃避」できる感覚は、
読書にもたくさん詰まっているんです。

だからちょっと「今」から離れてみるという意味で、
読書をしてみるのも良いのではないかなぁと思います。

さぁ、今日は何を読もうか楽しみです。



ここまで読んでいただいてありがとうございます!

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