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3.高校サッカー、恩師との出会い

皆さんこんばんは。今日は恩師との出会いや高校サッカーについて書きたいと思います。

前回述べましたが、カターレ富山のユースチームへの昇格ができなかった私は近所の県立高校に進学し、サッカー中心ではなく、普通の高校生活を楽しもうとしていました。両親にももう本気でサッカーはやらないと伝えていたし、学校の先生ともその高校への進学という方向で進んでいました。この時は今からは想像できないほど勉強していた笑🤔

私はすべり止めとして富山国際大学付属高校を受験しました。私はその受験会場でもう1度サッカーに目覚めることとなる。この高校はサッカーでは全くの無名校で、私もサッカーありきで受験したわけではなく、あくまでもすべり止めという考えだった。何気なく受験会場に行き、机に座るとたまたま前の座席に県の選抜で一緒にプレーしていた優陽と出会った。優陽は現在ドイツでプレーしている。体は小さいけど、スピードがあってテクニックもある。今もたまに連絡をとり、刺激をくれる大切な友達だ。聞くところによると高校が今サッカーに力を入れていて、優陽以外にも力のある選手が集まるとのことで、その中には選抜の仲間たちもいた。富山では中学時代強いチームにいた選手たちはエスカレーターのように富山第一に進学する。富山第一は全国的にも有名で強豪だ。優陽や他の選抜にいた選手たちも当然富山第一に行くと思ってた。久しぶりに優陽たちと会って、「もう1度しんごも一緒に上を目指そうよ」って言ってもらえて、かつての仲間ともう一度本気でサッカーできると思うと、ワクワクがたまらなくて親に頼み込んで進学を決めた。またサッカーをやりたいと言った時両親は嬉しそうだった。私立でお金がかかるのに背中を押してくれて本当に感謝している。そして優陽に出会わなければもう一度サッカーを本気でやろうとは思えなかったから、この出会いにもすごく感謝している。そうして僕の高校サッカーは始まった。

僕らのグラウンドはフルコートを取れるサイズはないし、カチカチの土のグラウンドでした。顧問の先生も頻繁に来れるわけではなかったので、自分たちで練習を決めたり、自主練みたいな日もあった。サッカーで上を目指すって人ばかりじゃなかったからモチベーションもまばらで中学時代とのギャップに困惑したこともあったけど自分なりに工夫しながら練習していたのを覚えている。プロになるという夢は当時は描けてなかったけど、同級生もみんなサッカーが好きでいい奴だったし先輩たちも良い人ばかりでこのチームがすごく好きだった。このチームでなんとか上に行きたいって毎日必死だった。

私は高校サッカーで恩師と言える人に出会いました。それは林貴之さんです。林さんは週末の練習や試合に来てくれる外部コーチです。初めて話をしたのは1年生の時試合に出れなくて、悔しすぎて試合の後みんなと外れて1人で片付けをしていた時に声をかけてくれたのが林さんでした。「悔しいか?じゃあもっとがんばんなきゃだね」って。それから林さんとは一緒に食事をしたり家まで送ってもらったり2人でいろんな話をしました。休みも返上してどんな時も僕たちに熱く接してくれた。中学時代の挫折もこれからどれだけでも巻き返せると言ってくれた。この言葉のおかげで僕は本当に救われました。また上を目指したいと思えるきっかけをくれた。全体練習後もシュート練習に付き合ってくれた。試合に出れない時も鼓舞してくれた。練習では高いレベルを求めてくれて、練習だけでは感じれない刺激を言葉や姿勢で見せてくれた。

私は林さんから多くの言葉やプレーの学ばせてもらった。その中で今も大事にしている言葉がある。それは「自分のストロングを生かしなさい」という言葉。シンプルだけどサッカーでもそれ以外でも自分の強みを理解しておくことはすごく大事。当時は良いキックを持ってるから自信を持ってプレーしなさいってよく言われていた。自分の中で感じたことはなかったけど、この言葉のおかげで今でもプレーに行き詰まったり、迷いが生まれた時はこの言葉を思い出すようにしている。高校時代林さんに出会ってなかったら今の自分は絶対にない。林さんは大学時代も頻繁に連絡をくれて今も連絡を取り合っている。林さんに良い報告ができるようにこれからも頑張ります😤😤

同級生は今も年末には集まる大切な仲間。表現するのが苦手な人ばかりで藤井篤を除いて物静かだったけど、最後の卒部式でみんなが1人1人涙を流して、みんなとサッカーができて最高だった。って言ってたの今思い出しても胸が熱くなる。

今サッカーを続けているのは自分と優陽だけだけど、社会人として頑張ってる人、服屋さんを経営している人、カナダで頑張ってる人、色々いて、みんな頑張ってる。今度またみんなで集まったらミニゲームしたり、お酒を飲みたいね😎

結局3年間を通して、私たちは1度も全国大会には出場できませんでした。結果として何も残せなかったのは本当に残念だったけど、結果以上に忘れられない仲間との思い出そして恩師との出会い。これが僕の高校サッカーです。

次回は挫折だらけの大学サッカーについて書きたいと思います😅😅

最後まで読んで頂きありがとうございました🙇‍♂️

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松江シティFC   No.27 桃井紳伍




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