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「1+1=2」くらい当たり前なのであえて考えないお給料の話💴

さて今回も大学の授業をお届けいたします。
いつもの紹介。
私は、
経済の先生で、
数学の先生で、
キャリアの先生です。
今日は大学の経済の授業、
しかも皆さん興味がある“お給料”の話をお届けします。

«たくさん欲しいのによく知らないことってな~んだ⁇»

👧<お給料~!

せいか~い!
そうなんです。
皆さん「欲しい!欲しいっ!!」って言ってるのに、
その仕組みをよく知らない。
・野球が上手くなりたかったら野球のこと詳しくなる。
・株で稼ぎたかったら株に詳しくなる。
これは当たり前にやるのに、
根本の、お給料についてはあまり詳しくないですよね。
今回はお給料、具体的に言うと

どうやって貰える金額が決まっているのか?

をお伝えいたします。

«お給料を決める2つの軸»

1つ目は「難易度」です。


これはわかりやすいですね。
言い換えると、

 誰にでもできるわけではない
  ⇒日本に数名しかできない仕事は超給料が高い

わかりやすいのが、
・医者
・弁護士
・スポーツ選手

ですかね。

2つ目は「やりたくない度」です。

コッチ。
これを知らない人が多い。
でも、言われてみれば当たり前でしょ?

コロナ病棟や隔離ホテルで勤務する方のお給料が高い。

こんなニュースは聞いたことがある方も多いと思いますし、
「そりゃそーだ」
という印象ですよね。

お給料の高い/低いを図にしてみる。

図にするとこんな感じ。
赤字がお給料の高さです。

«アルバイトの給料で考えてみる»

いくつかのアルバイトで例を出します。

①コンビニのアルバイト

難易度:低い
やりたくない度:低い

「コンビニのバイトが能力的にできない」
「バイト探しているけどコンビニは絶対やりたくない」

こういう人って少ないですよね。
だからお給料が安いんです。

②クマ退治のアルバイト

そんなバイトあるか??w
ってツッコミがありそうですが、、、

難易度:高い
やりたくない度:高い

「クマ退治をする能力がある」
「クマ退治のバイトしてもいい」

こんな人いるか??w
だから、給料が高いんです(👈想像ですが)

③ディズニーのアルバイト

難易度:低い
やりたくない度:低い

これは極端にやりたくない度が低い例です。
「やりたくない度が低い」⇒「やりたい人がたくさんいる」
ということです。
そうなると、コンビニバイトと同様にお給料は低いんですね。

«つまり、やりたい&やれる人が多いかで給料は決まる»

なぜコンビニバイトは安いのか?
アルバイトを雇いたい店長の気持ちで考えてください。

(わかりやすくするために最低賃金ムシします)
2~3人くらい採用したいなーと思い、
時給500円で求人を出しました。
1人も来ませんでした。

時給2,000円で求人を出しました。
1万人の応募があって、面接で仕事にならん。

時給1,000円で求人を出しました。
10人くらいの応募があったのでその中から2人を採用できました。

こういうことです。
こうやって、お給料は最適化されているんです。
「業務の大変さ(難易度)のイメージ」
 と
「提示されているお給料」
 がマッチしていると応募がくるわけです。

«職場のお給料にご不満なあなたへ»

お給料に不満があるから転職ってこともありますよね。
「なんで全然働かない上司が、俺よりも給料もらってんじゃボケー!!」
って思ったこと、絶対ありますよね?
それもこの“お給料の仕組み”で解説可能です。

上司のお給料が高い理由

上司の仕事に、
「部下がやりたくない仕事」
例)上司の上司との交渉/クレーム処理/何かあった場合に責任を取る
「部下にできない仕事」
例)部下が知らない業務/部下が知らない知識

こんな仕事があるのであれば、それがお給料が高い理由です。
逆に、責任をとらないとか、要望を上司の上司に通せないとか、部下の方が業務を知っている、なんて時には会社とグッバイすることも検討してOKです!!

最も稼いでいるのは社長

会社の中で、
最もやりたくない仕事をしていて、
誰にもできない仕事が回ってくる。

これが社長です。
そうあるべきです。
だから、社長が暇そうでもカンベンしてあげてください。
やりたくない仕事をしているし、
誰にもできない(超ピンチとか超チャンスとか)もやってます。

今日の記事はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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