コンカラーズブレード DI鯖の領土戦で見た人々の物の見方

承前


こんにちは、カクトひかりみずです。
先日、コンカラーズブレードのDI鯖の領土戦が面白いという記事を書かせていただきました。
改めて述べますが、このゲームの、領土戦というコンテンツの主体は運営ではなくプレイヤーです。
どういった戦線が誕生するか、どういった外交関係が生まれるかは、すべてプレイヤーたちで決まっています。
何もかも、プレイヤーという人間たちの思惑、意思が混在しています。

その思惑の絡み方が、非常に歴史的というか、小さな人間世界で面白みがあります。ゲームをやってない方々にもそのドラマティックな動きを少しでも感じてほしいと思いました。そのため、一部ではありますが出来事を、可能な限り共有させていただきます。


さて、みなさんは、二枚舌外交と聞いて何を想像しますか?
Wikipediaを見るとこう書いてありますね。

三枚舌やんけ…
はい、第一次大戦のイギリスのことですね。

こういったこと、実は当然ですがこのコンカラーズブレードの中にも往々として起こることです。

わたしのいるところの連盟長曰く「歴史上、二枚舌を繰り返した国家は、長く続かず、強い力を持った勢力に潰される」と。
イギリスの場合も、三枚舌外交が直接的な要因になってないにせよ、その後の大戦にてナチスドイツの攻撃を受け、本土がぼろぼろになります。
その後はご存知の通り、大国となったアメリカとソ連の冷戦。そして現代では中国の台頭。
イギリスは完全に、列強の地位から滑り落ちたと言えるでしょう。


今回のコンカラーズブレードにおける領土戦でも似たようなことが起きているようです。
ここからの話はあくまで、このカクトひかりみず目線の記述だとお考えください。ちなみに、ある程度盛っていたり、カクトひかりみずの誤認がある部分もあるのでその辺もご了承ください(あとで怒られるかもしれない)。


このコンカラーズブレードは、1〜2ヶ月ほどのシーズンの中で領土戦を行います。
そのため、前シーズン、今シーズン…といった単語が現れるのですが…
この話は、前シーズンの話に遡ります。

私が本格的にこのゲームを始めたのは2シーズン前の終わりです。
そのため本格的に領土戦を始めたのは、前シーズンでした。
前シーズンは酷かった。あまりにも強い勢力と勢力のぶつかり合い。
特に片方の勢力が、ゲームスキルや統率力などとは関係ない部分でも強さを発揮してきていたため、総合力では、私目線では負けていたのではないかと思います。
負けていたからこそ、かなり領土を押し込まれて、プレイヤー間で条約を締結して停戦という流れになった、と思います(その頃はまだよくわからなかったから間違っているかもしれないヨ)。

その前シーズンにおいて、私のいる勢力は、負けこんでいる片方の勢力(Aとでもしましょうか)、そのAに対して助力とも言えないけれど、でも結果的に加勢につながるようなことをしていたのです。いや、明確に味方行為といったほうが良いのかもしれない。

そうなると、A勢力も、たぶん私のいる勢力と外交を重ねていたんですよね。
どこまでの外交を重ねていたのか、私は詳しくはわからないんですけど。
でも、たぶんお互い戦闘をしないところまではいっていたのだと思います。いってたのか?


さて、そんな前シーズンの流れがあって、今シーズン。
今シーズンの流れは、その前シーズンで勝ちこんだ勢力(まあこれもややこしいのでBとしましょう)のプレイヤーたちが満足してしまったので、他サーバーへ移り行きます。
そうなると、A勢力が今シーズンにて挽回を狙っていくのですよね。
はてさて、私のいる勢力も、今後このA勢力とどう関わっていくか…という流れになるわけで…それを連盟長やそのほかの幹部も考えていくわけです。

ところが、とある事実が発覚してしまいます。
コンカラーズブレードにも各サーバーの横つながりのコミュニティがあるようで、そこでA勢力が「あいつらのせいで俺たちは負けた!」と言っているとのことでした。

実際のところ、自分たちはそんなことをした覚えもないわけですが、これはA勢力の作るストーリーであるように見えます。徳川史観という用語が歴史学の中にありますが、まさにその史観です。
その史観を周りに吹聴することで、自分たちの味方を作ろうというやり方です。
こう説明されると悪どいように感じますよね。
でも、それがこのゲームの面白いところなんですよね。
このゲームの領土戦の状況は人が作る、プレイヤーが作ると述べましたが、まさにその一例です。
これについて、悪どいとか許せないとかそういう思いはあります。そういう思いがあるからこそ、言われた私の勢力も頑張ってやるぜという思いが生まれます。
またその史観を振り回すA勢力もまた「やってやるぜ!聖戦だ!」と言わんばかりに頑張れるのです。大義名分を得ているわけですね。
もちろん、読者のみなさんはお察しの通り、A勢力としては私たちの勢力に優位に立たれると、今後A勢力が優位に立てない状況になるから、そういった話を広めたわけです。史観の、ストーリーを作る側というのは、そういう思惑があって行います。そう、思惑です。

とはいえその話を聞くほかのサーバー、他のクランの方々もこのゲームの、プレイヤーたちのそういう思惑をわかっています。
信じているクランもいる一方で、「あいつらがそれを言うってことは、そういうことだよね」と気づいている方々もいるわけです。また、信じているわけではないが、「A勢力に味方したほうが良いから、信じていることにしよう」とか、「(カクトひかりみず側の)あのクランには倒れてもらいたいから、この話を同じように吹聴していこう」という思惑のクランもいるわけです。
そういった動きが、見方が、思惑が混在するということも、またこのゲームの領土戦というコンテンツの面白いところだと感じられます。


ここで述べたのもこのコンカラーズブレード領土戦という中では一瞬の出来事です。数年間続いているこのゲームの中では、もっと様々な出来事が起こり続けており、またそういった積み重ねの遺恨や関係も、状況に影響してくるでしょう。
そういった、リアルな人間的な組織関係の戦いが大好きな、三国志や織田信長のようなお話が好きな人々にとっては、これほど魅力的な世界はないでしょう。
今後も、領土戦の中で何か面白い出来事があったら、共有できるといいなと思っています(今度は何か画像かなにかも一緒に提示していきたいな…)。





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