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7年間子どもに本を贈った記録(息子編)

年末も押し迫ってきましたねえ…
もうすぐクリスマス。皆さんはお子さんに何を贈るか決められました?

我が家では、子どもが欲しいおもちゃは、サンタに頼む&おじいちゃん・おばあちゃんから。親からのクリスマスプレゼントは毎年「絵本」と決まっています。

それこそ当初は、サンタさん以外に特に親からプレゼントすることは考えていなかった。でも、息子が1歳の時の年末に、本屋で目にした絵本がすごく可愛くて。ふと「あ!親からは毎年絵本を贈るって素敵じゃない!?」と思いついたのがはじまり。

息子は現在7歳。今やすっかり絵本にハマってしまった私は、クリスマスだけでなく、誕生日にも、本人が欲しいプレゼントとは別に、絵本を添えています。

そして贈る絵本を選ぶときのルールはひとつ、

「私が読んであげたい本を選ぶこと」

この時だけは、子どものリクエストを聞くわけでなく、私が今の我が子にあげたい本を真剣に考えて選びます。その理由はまた後で書きますが、とりあえず、今までクリスマスと誕生日に贈った本を綴っていきたいと思います。誰に頼まれたわけでもありませんが(笑)、どなたかの参考になれば。


息子に贈った絵本の記録

<1歳クリスマス>

この絵本を見て「かわいい〜っ!!」ってときめいたのが、我が家の「絵本を贈る習慣」のはじまり。表紙の女の子・もみちゃんが動物たちと一緒にそり遊びをしたら、みんな転がって雪だるまになっちゃうお話。優しいことばのくり返し、リズム、滑る時や転がる時のオノマトペ(擬音語・擬態語)も可愛くて楽しい。短めの物語なので、2歳くらいからオススメ。


<2歳クリスマス>

当時はガチの子鉄だった息子。散歩といえば電車を見に行き、毎日トーマスの録画を観て、毎日プラレールで遊び、毎日電車の図鑑を読まされの日々。そんな息子に贈りたかった列車の絵本。連なる貨物の色や形をひとつひとつ説明して、列車が山や街を走り去っていくシンプルなお話。「くさいろのはこ」「うみのいろのやねのないくるま」など表現も素敵。何よりイラストがいい!鮮やかな色や煙の表現も、とても美しくて印象的。2歳頃の電車好きボーイズにはぴったりかと。


<3歳クリスマス>

4歳近くなってきて、読める本の幅も広がってきた頃。私が子どもの時大好きだった作品なので、適齢が来たら絶対買ってあげたかった。このお話や『おおきなかぶ』なんかは、園のお遊戯会でもよくテーマになりますよね。お話の面白さ、絵の美しさ、大人が何度読んでも飽きない。もちろん、うちの子どもたちも大好きです。最初に親しむ「昔話」としてもおすすめ。


<4歳誕生日>

この頃から誕生日にも絵本プレゼントがはじまる。入園したばかりの頃だったので、お友達テーマのお話がいいなーと思って選んだのが記憶にある。ぬいぐるみの「こん」と二人で新幹線に乗るという、ちょっとドキドキの冒険心。こんと助け合ってトラブルを乗り越える、思いやりや温かさ。そんなことが息子に伝わるといいなと思ってた。


<4歳クリスマス>

おばけとかちょっと怖いものへの興味が出てきた頃に贈った、泥棒三人組の名作。最初はおどろおどろしい雰囲気で始まるのに、なぜか最後三人は英雄となり良い話として終わる。このお話のコントラストの面白さ、テンポの良さ。何より絵にインパクトがありカッコ良い。物事の善悪とか色々思いを巡らせてくれたら良いなあと思って選んだ。


<5歳誕生日>

クマくん達がなんとなく植えた種から芽が出て、巨大なかぼちゃに。中身をくりぬいてお引越し。かぼちゃは船となり海へ出て、そして空へ…。心地よい空想の旅に連れて行ってくれる。想像力たくましくなってきた年中さんの頃。想像の翼を思いっきり広げてほしいという思いがあって選んだ本。ちょうどキャンプに行きたい!と、家族でトレーラーハウスに宿泊して誕生日会をした日だった。旅も絵本も良い思い出になった。息子もお気に入り。


<5歳クリスマス>

幼稚園で読んでもらったり、ちょうどEテレで「ブレーメンへいこう〜♫」という曲がかかってて気に入っていたのでセレクト。このハンス・フィッシャーの絵の華やかさがクリスマスプレゼントとしても素敵だなあと。あと、やっぱりこれも私が子どもの頃好きで、幼心にすごくワクワクしたのを覚えてる。子どもたちも、同じようなワクワクを味わってくれただろうか。


<6歳誕生日>

かなり長いお話も聴けるようになってきた頃。一度借りてきて読んだら、息子が爆笑して大好きになった作品。お金持ちで力持ちでなんでも一人でできちゃう、そして遊び方も暮らし方もなんでも破天荒なピッピ!やや大人しめで優等生タイプの息子には、アニメのヒーローのごとくスカッとするお話なんじゃないかなあと。ピッピの遊びは時々真似したりしてました。


<6歳クリスマス>

5−6歳は昆虫に夢中になった時期。この はたこうしろうさんの「むしとり」シリーズは、虫取り名人のお兄ちゃんが色々な季節やシーンに合わせて生き物の見つけ方・捕り方を弟に教えてくれる。知識だけじゃなく、ストーリーの中で発見の喜びがあるのが良い。全部集めたい!と思ったので、冬の季節に合わせてこの本を選んだ。


<7歳誕生日>

ついに小学生! いつか息子が児童書が読めるようになったら、一緒にこれを読もうと決めていた。私自身は小学校に上がるとすっかり漫画っ子になってしまったので、児童書はあまりたくさん読んだ記憶がなくて。だからこそ、「名作を一緒に読む」ことを楽しみにしていたのです。プレゼントした時、まずパラパラ見て「絵が綺麗だから気に入った!」と言ってくれたのが嬉しかった。話も面白かったらしく、この後シリーズ2作を借りて一緒に読破。


絵本を贈り続けてみて

全部書き出してみると、意外と大変な量だった(汗)でもこうして振り返ってみると、もちろん名作ばかりというのもあるけど、どれも良い本だったなと思うし、楽しかった思い出がよみがえるものですね。

「子どもへのプレゼントで、親が好きなものを与えられるのは2歳まで」と、以前何かの記事で読んだことがあります。3歳以上になるとある程度「これが欲しい!」と自分で意思表示できるようになる。親としては子どもが喜ぶものを贈ってあげたいし、リクエストに応えてあげたい。

だからこそ。絵本を贈るときに「私が読んであげたい本を選ぶ」を大事しているのは、節目節目のプレゼントで、親自身の気持ちを込めるチャンスも欲しいからです。そして「本」という媒体だからこそ、様々な意味が込められるんだと思います。

我が子を大切に大切に思って選んだ一冊を贈る。

「今年はどんな本を贈ろう?」

やってみると、毎年その機会が楽しみになるのです。

ちなみに4歳以降からは、絵本の最後に、日付と両親からのメッセージを添えるようになりました。そうすると、記録になるし、後から子ども自身が振り返ることもできる。残念ながら、人間忘れる生き物なので、記録を残しておかないとなかなか覚えていられません。この7年間の記録も、過去のインスタの投稿と、自分が書いたメッセージが残っていたからやっと書き起こせたものです(苦笑)

それでも、おもちゃは遊ぶ時期が過ぎてしまうと大体不要になってしまうけど、絵本(+メッセージ)なら残しておきやすいのがメリットだなと思います。その時の子どもの興味も反映されやすいし、ちょっとしたアルバムみたいな感じ。

<7歳のクリスマス>はどんな本にしようかな…? きっと、これからも我が家の絵本プレゼントは続きます。そして、いつか絵本じゃなく「本」になるのでしょう。そして「一緒に読む」から「自分で読む」に変わる時が来る。その時も、息子は本や物語が好きでいてくれるかな?そうあることを願いつつ、今年のプレゼント選びも楽しみたいと思います。

※ いつか(娘編)も書きますね。

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