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初心者が投資すべき高配当株は?個別銘柄、ETF?

30数年ぶりの高値更新に東京株式市場は盛り上がっている。直近は若干の調整が入っているが、上向きトレンドは継続か。さて、バフェット効果もあり高配当株が人気である。読者の中には、初心者もいるだろう。初心者投資家向きの高配当株投資について考えてみる。

当ブログでは、筆者の30年以上の兼業株式投資の経験をお伝えし、サラリーマンの資産形成に役立ってもらいたいと考えている。思い起こせばこの30年波乱の連続であり、現在の東京株式市場の高騰ぶりは感無量である。NYが下げつづけても東証は上昇継続、ほとんど見たことない光景だ。

株価はコンセンサスを突き抜ける習性があると思っている。まだまだ人智の及ばざる世界であることを肝に銘じている。したがっていわゆる株の専門家のいうことを鵜のみにしてはならない。ちまたあふれる株の専門家、プロ、証券会社のカタカナの人たちは競馬の予想屋と同じと思っておいたほうが良い。これは筆者の30年の経験であり真実であると確信している。

さて、これから高配当株に投資する初心者はなにを買うべきか。筆者は予想屋ではないので、個別株についてこれを買えば儲かるとか推奨はしない。ブログでは実績のみを開示したい。そうはいってもこれからとなると、投資に出せる資金、期間はそれぞれかと思う。筆者としては、少額から開始して株価の動きについて慣れるのが良いと思っている。

この30年デフレであり、実は現金がキングポジションであったが、これからのインフレ傾向を考えるとやはり株式投資は必須であろう。

銘柄の検討をする時間のない兼業投資家もいるだろう。だから、インデックス投資でいいのでは、というのもあるが株の面白み、投資の果実を味わうにはいまひとつ。

それでは何に投資すればいいのか?商社、メガバンク、市況関連、高配当といってもいまや選び放題である。初心者には高配当株ETFが選択肢として良いと思っている。むろん、筆者も購入している。まずは日本株、野村の日経高配当50(1489)だ。高配当株を50銘柄分散投資している。個別銘柄は資金を多く必要としてリスクも高い。銘柄に自信がないと下げ相場で揺らいでしまう。東証改革もあり今後企業は配当重視により舵を切ってくると思っている。トレンドは見事な右肩あがり。利回りも5%近い。

1489 週足

配当株投資でやってはならないのが、目先の配当利回りにのみ着目することだ。本業での業績が毎年向上し、毎年増配を行う銘柄に投資すべきだ。1489は、見事な上昇トレンド、増配傾向である。新型NISA向きでもある。

続いて米国株、こちらは本家、VYMである。米国高配当ETFだ。月足を見てみよう。

VYM 月足

こちらも上昇トレンド、配当も毎年5%程度増配している。長期に投資するとその果実はさらに魅力的である。ただし米国株には注意が必要だ。この辺あまり知られていない。米国株の配当は、一度アメリカで10%税金がとられて、日本でさらに20%源泉徴収される。二重課税となっているので、確定申告で取り戻さなければならない。確定申告は、年金生活者にとってはやっかいだ。健康保険料に影響してしまう。

一方、NISAを使うと二重課税分のうち、日本の税金はとられないが、米国分10%は取り戻せない。すなわち、10%分の配当利益は消失してしまう。

VYMは少額から投資できて、円安ヘッジという位置づけが良いかもしれない。

まずは少額から高配当ETF投資を開始してみても良いかもしれない。



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