新藤洋介(@shindoy) #コミュニティデザイナー

コミュニティの育成・活性化を支援します

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最近の記事

【事業成長✕コミュニティ支援】始めました

2024年2月から、企業の事業成長を支えるコミュニティ育成・支援を行うビジネスを開始しました。今回は、この事業を始めた経緯や背景を綴ります。 事業を始めた経緯まず初めに、ユーザーコミュニティや社内コミュニティ等の育成・支援を開始するに至った経緯を日本におけるマクロ的な課題と実際に得られる効果として挙げていきます。 なぜ事業成長にコミュニティが必要なのか?【理由】日本企業を取り巻く競争環境の激化 人口減少・少子高齢化 企業は今まで以上に「差別化」が求められ、自社を長く愛し

    • 実例:Exitに貢献した「コミュニティ」〜トラクションを促す3要素〜

      はじめに2010年より、シリコンバレーや米国西海岸スタートアップ3社の日本市場開発を行いそれぞれをExitに導いてきました。その際に行ったユーザーコミュニティ(以降、単に「コミュニティ」)育成・活性化の過程で共通して意識した3つの要素をまとめました。 対象:スタートアップ創業者・開発者 段階:シード〜アーリーステージ 筆者:LinkedInプロフィール 結論多忙なスタートアップ経営者・開発者に向け、先に結論を記します。 「トラクションはコミュニティにより促進される」

      • 【5/7開催】コミュニティのKPIを語ろう

        この #note では、5/7(火)開催の「Community Manager Meetup #03 〜コミュニティのKPIを語ろう〜」を企画した背景を説明します。 イベント概要日時:2024年5月7日(火) 19:00〜(開場18:30予定) 場所:株式会社スペースマーケット 住所:東京都渋谷区神宮前6-25-14 神宮前メディアスクエアビル2F ゲスト: オシロ株式会社 コミュニティ熱量研究所 所長 プロダクトマネージャー 鈴木 駿介 氏 費用:有料 1,000円(事前

        • インドアお花見 〜新年度にCSで集まろう!〜 参加レポート

          2024年4月6日(土)インドアお花見 〜新年度にCSで集まろう!〜【主催:CS KOMMONS(株式会社KOMMONS)・協賛:MagicSuccess(株式会社UPDATA)】の参加レポートです。 開場11:45の開場に合わせて、続々と参加者が集まってきました。今回の会場は2023年9月にオープンした「chill inn 新大久保【新大久保駅5分】」。新しい会場はとても明るく気持ちも高まりました。やはり場所選びは重要ですね。入室した瞬間「…」になる雰囲気だとそれだけで帰

        【事業成長✕コミュニティ支援】始めました

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        • コミュニティのノウハウ
          30本
        • #トキ体験 を創る
          31本

        記事

          「出来上がってる感」のバリア

          「出来上がってる感」があって、一歩を踏み出せない ある人から実際に聞いた言葉です。会話のコンテキスト(文脈)を補足すると、以下になります。あるコミュニティイベントに参加したいとは考えているが、 「主催者・運営者・登壇者陣が強すぎる」 「自分なんて入り込めないのではないか」 「初心者がマウントを取られそうで怖い」 などの理由で参加を躊躇してしまうということです。以前、コミュニティ参加者の多様性をアウトプットした際に多くの共感の声が寄せられました。 実は、参加者のなかには

          コミュニティの社会貢献

          「コミュニティは儲かるのか?」 この言葉を聞くたび自分の至らなさに失望し、同時に「だからこれをやるんだ」と奮い立たされます。以下は、過去の実際のメール文章です。 その会社にとってのコンペリングイベント(差し迫った深刻な課題)をよく理解しないまま「力技」で営業してしまったのです。社長決裁で50万円✕6ヶ月間の予算を取ったと聞き安心していたら最終的には「株主」からの理解が得られなかった、とのこと。社長の「先」の存在(株主)を予想できていなかったこと、社長のコミュニティへの理解

          実例:コミュニティで「人が傷つく」とき

          以前のアウトプット「コミュニティで『人が動く』とき」について、SNS上や直接の会話を通じて反響がありました。 このアウトプットでは、自身がコミュニティ運営を手掛けた際に受けた「批判」や「好ましく思われなかった行動」の例をもとに、誰かに何かをお願いする際の気構えについて「主催(宰)者の立場」で考えました。今回は、自身がコミュニティに参加した際に傷ついた例をもとに「参加者の立場」に立って主催(宰)者が留意すべきことを考えてみます。 コミュニティイベント編1. 懇親会で塩対応(

          実例:コミュニティで「人が傷つく」とき

          ニッチなテーマの仮説検証を行う方法

          先日、コミュニティイベント不参加の人に焦点を当てた考察:「行けなかった人」の理由をアウトプットしたところ、お悩みが寄せられました。 この「お悩み」を自分なりに解釈すると、 イベントを「話題のテーマ」にすることで参加者の「行きたい」欲をかきたて集客に寄与、ひいては自社のビジネスに活かしたい。しかし、大人数は集まらないと予想されながらも、「ニーズは把握しているがニッチだと認識しているテーマ」のイベントも行いたい。しかし、コミュマネとして「数値指標」の結果を出すために板挟みにな

          ニッチなテーマの仮説検証を行う方法

          考察:「行けなかった人」の理由

          あなたは(そのイベントに) 「行けなかった」のではなく 「行かなかった」のです イベント主催者として、過去にそう思っていた時期がありました。そして公言もしていました。今から思えばとても偏った考え方をしていたなと振り返っています。発起する人間の性質として「ワンマン」であるがゆえの、物事を強力に進める情熱とパワー。その表裏一体となるのが自己中心的な考え方です。そんな思考性から離れて、「行けなかった人」の本当の理由を自身が実際に聞いた例も交え考察してみます。なお、この考察では「登

          考察:「行けなかった人」の理由

          「コミュニティ」の認知度

          「コミュニティ」? 初めて聞きました。 コミュニティイベントで日本全国を巡っているなか、参加者の方から実際に聞いた言葉です。また、コミュニティやカスタマーサクセスを生業としているIT業界の身近な知人たちも口を揃えてこう言います。 「コミュニティ」の認知度が低い 「カスタマーサクセス」の認知度が低い 認知と理解がないので、相手(多くはプロダクト・サービスの利用顧客)の積極的な行動を起こすことが難しいと。そこで、この「課題」について以下の2つの側面で考察してみることにしまし

          実例:社内コミュニティ 2つの視点✕5W1H

          コミュニティの育成・活性化を支援している立場から、改めて過去の経験・知見を整理して今後に活かしたいと考えました。コミュニティのご相談を受ける際に、議論の「土台」になれば幸いです。 今回はコミュニティの「社内コミュニティ」において立場の違いから生じる「2つの視点」で5W1Hに分解して考えてみます。社内コミュニティの立ち上げを予定している方や実際に運営する立場の方などの助けになれば幸いです。 「コミュニティ」の定義 今回の考察では「コミュニティ」を以下のように定義します。

          実例:社内コミュニティ 2つの視点✕5W1H

          実例:コミュニティの種類

          コミュニティの育成・活性化を支援している立場から、改めて過去の経験・知見を整理して今後に活かしたいと考えました。コミュニティのご相談を受ける際に、議論の「土台」になれば幸いです。 今回はコミュニティの「種類」について考えてみます。コミュニティの立ち上げを予定している方や実際に運営する立場の方の助けになれば幸いです。 コミュニティの定義 今回の考察では「コミュニティ」を以下のように定義します。 「特定の製品やサービスについて共通の興味・関心があり、相互に知識や知見を共有

          実例:「招かれざる客」の回避法

          コミュニティの育成・活性化を支援している立場から、改めて過去の経験・知見を整理して今後に活かしたいと考えました。コミュニティのご相談を受ける際に、議論の「土台」になれば幸いです。 今回はコミュニティイベントにおける「招かれざる客」を事前にどうやって回避するか考えてみます。イベントを運営・主宰する立場の方の助けになれば幸いです。 「コミュニティイベント」の前提条件まず最初に、文中で扱う「コミュニティイベント」を最初に定義しておきます。 【コミュニティ運営の勉強会】 主催:

          実例:「招かれざる客」の回避法

          マクドナルドとコミュニティ

          「〇〇とコミュニティ」というタイトルで、既存の概念や存在をコミュニティと紐づけて考察しています。今回は、通称「マック」又は「マクド」と呼ばれ親しまれている「マクドナルド」がコミュニティであると感じたことからの考察です。 システム障害の発生 2024年3月15日の夕方、多くのメディアや個人のSNSなどでシステム障害の発生について報じられ(共有され)ました。 「頑張れ」の投稿 このニュースに対し、X上でどのような投稿がなされているかを調べてみました。すると、端的に事実を告

          実例:コミュニティの定量化

          コミュニティの育成・活性化を支援している立場から、改めて過去の経験・知見を整理して今後に活かしたいと考えました。コミュニティのご相談を受ける際に、議論の「土台」になれば幸いです。 今回はコミュニティ活動の「定量化」を考えてみます。コミュニティが「盛り上がっている」という表現はよく耳にしますがどうしても個人の主観によるハイコンテクストな表現になりがちです。ともすれば「課外活動」「趣味の世界」「(コミュニティーマネージャーは)飲み会をしているだけ」などと捉えどころがないものとし

          「さわやか」とコミュニティ

          「〇〇とコミュニティ」というタイトルで、既存の概念や存在をコミュニティと紐づけて考察しています。今回は、通称「さわやか」と呼ばれ親しまれている「炭焼きレストランさわやか」がコミュニティであると感じた実体験からの考察です(以下「さわやか」と呼称します)。なお、最後の訪問は2023年4月末のため記載内容は現在と異なる場合がありますことを予めご了承ください。 創業者の訃報 2024年3月12日午前0時、さわやかの公式Xで創業者の訃報が投稿されました。 同日正午現在、返信962