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ビジネス入門虎の巻№2-3~80%の買い物は●●●に買っている!?~

こんにちは!

今回は「80%の買い物は●●●に買っている」の最終回です!

前回のブログはこちらになりますので、まだご覧になっていない方は、是非ご覧ください!!

さて、前回の章では『感動』の起こし方についてまとめましたが、今回はこれをどのようにしてビジネスに活かしていくかについて記載します。

まず、ビジネス上での感動を与えるための領域は、

STARレンジ

です。

『STAR』というのは4つの文字の頭文字になります。ビジネスではこの4つに関する項目に沿った『感動』を生み出すことが大切になってきます。

では、その4つについてお伝えをします!


①Sense(『美』や『快感』など)

結論は、人間の『五感』を刺激することです。

なぜなら、人間は日常生活において何気なく「視覚」、「嗅覚」、「触覚」、「味覚」、「聴覚」から情報を入手しています。日常的に使っているがために、「非日常的」な感覚を得ることで、『GAP』を生むことができるのです。

だからこそ、意図的に『五感』に訴えることが大事なのです。

例えば、「視覚」の観点では、竹花貴騎さんも言っていますが、料理に視覚的なエンターテイメント性を持たせることで感動は生まれるはずです。

焼き肉店でステーキ肉を提供する際に、ただのお皿に出すのではなく、宝箱の中にステーキ肉を入れて、開けたら煙と共に現れてくる。

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これだけでも、非日常的な視覚的な体験により感動を生むことができます。


②Thinking(『理解』や『納得』、『発見』など)

結論は、『新しい学び』を与えることです。

なぜなら、人間は学び続けることで新たな発見や価値観、考え方を習得することができます。そして、その人自身の『成長』や『自己変革』に繋がります。

そうすることで、今とは異なる自分と出会うことに繋がります。「学ぶ前の自分」と「学んだあとの自分」でGAPが生まれ、感動も生まれます。

例えば、竹花貴騎さんであったり、キングコングの西野さん、オリラジのあっちゃんが運営しているオンラインに入会している方は当てはまると思います。

自分にはない知識や考え方を学ぶ機会を得られるからこそ、お金を払ってまで入学(入会)をしているはずです。

だからこそ、『新たな学び』の機会は感動を生むことに繋がるのです。


③Acting(『努力』や『達成』、『上達』など)

結論は、『ストーリー』があることです。

なぜなら、人間はただ「データ」や「情報」をただずらずら並べたとしても頭の中には入ってきません。ストーリーを持たせて具体的な事例を交えることで、「イメージが伝わり」、「共感度がアップ」、「記憶に残りやすい」のです。

例えば、竹花さんが設立したLimという会社では、Instagramを活用したマーケティングを主業にしています。始めた理由を伝えるときに、

『InstagramはLINEよりも利用人数が多いからInstagramを活用しています』

と、

『地元の老夫婦が営んでいるうどん屋さんが、物凄く美味しいんだけれども、お客さまが少ない状況でした。理由を聞いたら、大手のプラットフォームに乗せようとすると費用が膨大で、宣伝ができないようです。そこで、費用をかけずに始められて、おばあちゃんでも簡単に使えるものと考えた時に認知度の高いSNSであるInstagramの活用を考えました』

の2つであれば、後者の方が印象に残るのではないかと思います。

事実のみを伝えるのではなく、背景を含めたストーリー形式で活用することで、印象に残り、感動を与えることに繋がります。


④Relation(『親切』や『一体感』、『尊敬』など)

結論は、『人間的関係』があることです。

なぜなら、人間は「モノ」や「コト」に対するよりも「人」に対して、より強く心を動かされます。

例えば、ある実験で貧困地域を助けるための募金を募る動画が2つ作成されました。

1つ目は、エチオピアで貧困者が多いがために、国全体の亡くなっている方の実情や住居や生活環境が劣悪でる状況が放送されました。

2つ目は、ある国の少女の日々の生活の動画です。日常的な食事の様子などの、朝から晩までの様子の動画です。

結果は2つ目の動画を見た方による集まった募金額の方が、多い結果となりました。1つ目の方が、「国全体」というスケールが大きいにも関わらず、1人の少女を助けたいという思いの強さに、勝てなかったと考えています。

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ですので、人間は「人間的関係」の繋がりがあるものに対して、より強く心を動かされるのです。

以上の4点がビジネスにおいて感動を生む上で大切なポイントになります。


ただし、この点は意識しつつも注意しなければならない点があります。

それは、

人間は知りたがりであるが、知るのはめんどくさがり屋

であることです。

とにかく、すべてのサービスにおいて『シンプルな表現』を組み入れていくことが必要です。

例えば、携帯料金を安くするために格安SIMがCMなどでも宣伝をしていますが、普及率は非常に低くなっているのが、良い例だと思います。

日常的に使っている携帯料金を安くする方法を知りたいものの、具体的な方法を知るとなると、めんどくさくなって放棄している方が大半だと思います。

では、そうならないために、サービスをシンプルにする3つのポイントを記載します。


①シンプルなメッセージや機能改善を入れる

例えば、シンプルなメッセージではHPサイト表記や広告などをシンプルにすることが大切です。『Just do it』と言えば、スポーツブランドのNIKEが思い浮かぶと思います。

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また、機能の面ではAmazonでショッピングをする際に、商品を選んでから購入までのタップ数は3回となっており、短縮化されています。(一方で、楽天は6回となっています。)

②カクテル効果

カクテル効果とは、自分に関係があったり、興味があったりするキーワードを自然に聞き取ることができる効果です。

相手が共感ができるメッセージ性を持たせることが重要になってきます。それを上手く活用していたのが、「たまごっち」や「ペットロボ」です。

また、『ニッチなメッセージ』や『社会的な課題訴求』に関する表現も大切になります。

例えば、整体でも「日々の活動効率が20%アップする整体」よりも、「スマホにをよく利用する子ども向け整体」と限定をすることも大切です。


③ロジックよりも演技(表現)

論理的に伝えることも大切ですが、「演技」や「表現」によって論理的に伝えるよりも簡単に大きな効果を発揮します。

ある実験で、多くの人が並んでいるプリンター機で割り込みで利用しようとする際の、お願いの仕方による違いを調べました。

①ストレートに「先にいいですか?」と伝える。
②「教授に頼まれて先に使用しても良いですか?」と伝える。
③走ってきて疲れた演技をしながら「先にいいいですか?」と伝える。

結果は、①はほぼ0%、②は約46%、③は約42%、でした。②は理由を述べているにも関わらず、③と大きな差が生まれませんでした。

それであれば、時間をかけて論理的に伝えるのではなく、演技をして伝えることも効果的になります。演技をすることで、理由を伝えずに相手を無意識に誘導をすることが可能です。


以上の、3点を意識することでお客さまが途中で離脱をすることなく、シンプルにサービスを伝えることができます。それがある上で、「感動」をお届けできる土俵に立つことができるのです。

これらをビジネスに取り入れることで、無意識に多くの方の購買を獲得することが出来ますし、「無意識の購買」を「意識的」に操ることで楽しくなってくると思っています!


以上、3回に渡りお伝えをしましたが、少しでもお役に立てれば幸いです!!

最後まで、ご覧いただきありがとうございます!


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