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施工事例|ギャッベのグラデーションが映える異素材の家

新保興業の施工事例。本日は、福井市Y様のお住まいをご紹介します。

お施主さまは、50~60代のご夫婦。築23年の木造2階建て住宅のリフォーム工事です。
ご主人の転勤で全国を転々とされていたY様。当時は兵庫県にお住まいでしたが、ご主人の定年退職と同時に福井へ戻られることになり、奥さまのご実家をリフォームして住むことに。

もともと奥様のお父様が建てられた家で、ご自身はほとんど住んでいなかったこともあり、それほど思い入れはないとのこと。
自分好みにガラッと間取りや内装を変えて、これからの暮らしを楽しみたいとのことでした。

玄関を入ると、目の前に広がる不思議な空間。
杉板の壁と障子に、石調タイルの床。テラコッタ風タイル床と鏡面塗装で仕上げたメタリックな収納扉。
異素材の組み合わせに、思わず目移りしてしまいます。

 老後の生活に備え、玄関の段差がまったくないフルフラットになっているのも特徴。その分、柄の違うタイルを張り分けることで空間にメリハリをつけています。

ちなみにY様は、玄関を入ってすぐのテラコッタ風タイルの部分を玄関土間、その横の石調タイル部分をインナーテラス的な土間空間として活用されているようです。 

こちらの写真は、そのインナーテラスから部屋の奥を眺めたところ。
もともとは二間続きの和室があった場所ですが、ほとんど使うことがないとのことで洋間に変更。奥の4畳分はラワンベニヤで間仕切ってランドリールームに。

間仕切りのこちら側は、サイザル麻のカーペットを敷き詰めた客間になっています。引き込みの建具を閉めれば、個室としても使用可能。

リフォーム前は薄暗いのが悩みだったという階段は、柱だけ残して壁を取り払い、スケルトンの階段に架け替えました。
勾配も少し緩やかになりましたよ。

そして、LDKがこちら。
白いクロスにタイル貼りの床、ラワンベニヤ、鏡面に仕上げたキッチン背面の腰壁、黒いペンダントライト。
こちらも異素材の組み合わせが光ります。

手前に敷かれているのが、奥様が新居のために購入したギャッベ。
設計した福井の清水隆之先生と一緒に、金沢のショップまで行って選んだものです。

黒っぽいタイルの床に、赤と黄色のグラデーションがよく映えますね。ホントに素敵です!
イスやテーブルも、奥様が県外の家具店で撮影した写真を清水先生に見せ、相談しながら選びました。

外観はまだ傷みも少ないので、基本的にはそのまま残す形に。玄関戸とまわりの外壁、新設の塀は杉板で仕上げました。

黄味が強くやや浮いた印象の杉板ですが、経年変化によってシルバーグレーに近付いていくことで、外観の雰囲気にしっくりと馴染んでいくことでしょう。それもまた、ひとつの楽しみです。

ちなみに、スロープは自転車を玄関に入れるために設けたもの。スロープの手すりをきれいなアールに仕上げるのが、なかなか難しかったようですよ。

普通の家とは一味も二味も違う、ユニークなY様のお住まい。
「せっかくリフォームするなら、今までとはまったく違った感じの家になってもいいかな」
と、清水先生の提案を素直に楽しんでいらっしゃいました。 
きれい好きでおしゃれな奥様。センスよく小物を飾って、今も好きなインテリアを存分に楽しんでいらっしゃるようです。

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